星空撮影を始めて、最初の冬になりました。夏前あたりがスタートだったので、夜になって星空を撮影しようと屋外へ出ると、「夜食が来たぞー、あつまれー」とどこからともなく蚊が集まってきて身体のあちらこちらで食事が始まります。血液を吸い取るだけなら、わずかなものなので無料サービスするのですが、余計なものを身体の中に残していくので、もう後がかゆくて大変です(^-^;)。「夜空の撮影って大変だなあ」と思ったものですが、季節が冬になるともう蚊にかまれることもなくなりました。
その点、
冬の夜空は雲がないときには、空気そのものの透明度が高く、星空観察、撮影には具合がいいわけですねえ、実感できました。と、同時に冬の夜中の寒さは、身体にも機材にも厳しいものがありますね。
そんな中、今夜の夜空はどうかな?とたびたび外に出るのですが、よほど天候が悪化していない限りほとんど夜になれば星空が見えています。(本当に春夏の夜空とは違いますねー)
・・・で、まず最初に北極星、、、それからカシオペア座や北斗七星、反対側を向いてオリオン座を見つけて、そこから・・・いまだまだほとんどの星々の知識がなく、よくわかっていません。
それでも、オリオン座を指標に、その右下に極めて明るい星がいつも見えています。その星が僕の中で認識できる以前から、その存在だけは極めつけの別格の星でした。
*** おおいぬ座 の シリウス ***
Contax Planar 50mm -CY/EF adaputer EOS40D ISO 1600 f2.0 6Seconds
今夜は、そのシリウスをファインダーのど真ん中に置いて撮影してみました。また目視では見えないその明るい一等星のまわりにどれほどの星々があるのか、それもレンズ越しにカメラで撮影してみようという思いもありました。
真夜中の時間帯だと、秋ごろと違って、東から南をへて、とちらかというと西に近い南西方向に位置していました。(夏前から、ことあるごとに外に出て星空を見上げているものですから、同じ時間帯の夜空が少しずつズレていくのが良くわかるようになりました。)
EOS40Dに50mmレンズ(換算約80mmほどの中望遠)でシリウスを真ん中に入れると・・・今まで見ていたよりも低い高度になっていて、近所の屋根の上のアンテナがフレーム内には入ります。これはこれで「低い高度の時のシリウス撮影」とよくわかるので、そのままテレビアンテナと一緒に撮影しておきました。
〇画像処理 加算平均法
今まではカメラで撮影して、その画像をそのままアップしていました。ノートリミングの時もあれば、切り取った場合もあります。画像処理で明るさを変えたり、コントラストを変化させたりしたものもあります。
しかしながら、すべて撮影した画像一枚だけ!!でした。
それに対して今回は、シリウスを撮影した8枚の写真を重ね合わせて処理する方法の一つ、加算平均という方法で一枚の写真に「作り上げた画像」になっています。
上のシリウスの写真は、その加算平均法で画像処理したものなのですが・・・残念ながら、普通に一枚撮っただけのものとそれほど大した変化は見られないものとなりました。それでも、初めて、加算平均処理した画像ということで、ちょっとここにメモしておきます。
星空は最近のデジタルカメラで写真撮影すると「目視でき以上の星々を写す」ことが出来るのを知りましたが、さらにそのデジタル画像を様々に処理すると「見えているものはより美しく、見えていないものもより美しく見える」・・・そんな写真になるようです。
今夜はその一枚目ですが、今後もことあるごとに試してみたいと思っています。
(画像処理がうまく行けば、その結果は文字通り一目瞭然!の結果になるみたいです。)
加算平均の画商処理はどうやら奥深いようなので、さらなる知識、経験値が加わっていくと、
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