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星空インターバル撮影 on Pentax K-30 標準装備

2020年01月04日 | カメラ・ビデオ関連
最近使うようになったペンタックスのデジタル一眼レフカメラ K-30は、カメラ本体の機能の中に「 インターバル撮影 」があります。

  
カメラ背面の右下 MENUボタンを押すといろいろメニューが出てきますが、その中に上の写真のように「インターバル撮影」というのがあり、その一枚の画面で設定が可能になっています。
a ・・・・撮影間隔  写真を一枚撮影したら次の撮影までの間の時間をセット
b ・・・・撮影枚数  全部で何枚の写真撮影をするかをセット
c ・・・・開始トリガー ここで撮影開始を「あらかじめ決めた時間になったら撮影開始する」という選択肢と、即時・シャッターボタンを押してインターバル撮影を始めるという選択肢の、二つの選択肢から選ぶことが出来るようになっています。
d ・・・・開始トリガーを、撮影者が希望する撮影開始時間をここにセットしておくと、その時刻になったタイミングで、上記セットした枚数だけ撮影をカメラが行ってくれます。
そして・・・・最後に、画面一番上の「撮影開始」にカーソルを持って行って「OK」ボタンを押すと、Pentax K-30はインターバル撮影をしてくれます。

ちなみに即時の場合は、「撮影開始」「OK」と押して通常の背面画面に戻りますので、その状態で普通に撮影する時のシャッターボタンを押すと・・・・、 そのあとは上記設定どおりの撮影(インターバル撮影)が開始されます。

ちなみに、今現在、先ほど中庭に三脚を立ててPentaxK-30に、50mm単焦点レンズを取り付けてインターバル撮影を行っています。
(シャッターボタンを押した後、ぬくぬくとした部屋に逃げ込んでこれをメモしているところです(^-^;))
今夜は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Pentax-M 50mm  絞り開放f1.7  シャッター速度3秒  ISO1600
( 上記インターバル撮影の前に「 星空にピント合わせ 」、 「 撮影設定セット 」を行って、数枚試験撮影を行って、星空が撮影できるセットアップを済ませておきます )

・・・・でも、この正月明け夜中の最低気温が0度近くになってきていますので、長い間カメラを夜空のもとにさらしたままにしておくと、夜露が下りてもしかしたらカメラのレンズが曇ってしまう可能性が大きいです。

その対策として、モバイルバッテリーUSB接続のヒーターバンドをレンズに巻き付けるとか、一般に100円ショップで入手可能な使い捨てカイロを柔らかい布でレンズに巻き付けておくなど、それぞれ何らかの工夫で対応することが出来るかもしれません。

強風の吹いている状況では、「撮影が終わったかなー」とカメラのところへ行ってみると、三脚ごと転倒してレンズやカメラを壊してしまうかもしれませんね。

いろいろ気を付けないといけないこともありますが、とりあえずPentaxK-30は、カメラ本体にインターバル撮影、もしくは「 タイムラプス撮影 」という表現でも一般化している、ある意味特殊は撮影も<<基本機能として標準装備>>されているカメラです。
さすが以前には PENTAX というブランド名の刻印された天体望遠鏡を提供していたメーカーですね!!(^-^)

・・・・では、撮影が終わっているはずなので、ちょっと中庭にいってカメラを回収してきます。

 (上記画像をクリックで拡大写真へジャンプ)

撮影データを回収してきました。ほんの数分のインターバル撮影ですが、現在の気温0.5度の中、車の屋根やフロントガラスには霜が降りている夜(夜明け前)です。
カメラ本体もレンズの先端も、数分で軽く夜露をかぶりかけていました。

さらに30分、1時間と長時間のインターバル撮影を行うと、ほぼ間違いなくカメラボディはびしょびしょになり、レンズ先端のプロテクトフィルター表面は曇ってしまうでしょうね。

また、家の中にとりんだカメラ本体は玄関でSDカードを抜き取って、比較的ひんやりしたところへ置いたままにしてあります。 理由は、冷え切ったところからぬくぬく暖かい部屋に、一気に移動させると・・・その温度差でカメラ本体、カメラ内部、レンズ内部に「 結露 」が発生して、極端に言えばカメラを水没させたような状態になるのを避けるためです。

温度差のあるところでカメラを移動させる場合のくふうもいろいろあるみたいですね。極寒の屋外での長時間撮影ののち、カメラ機材を温かいテントの中に持ち込むとか、山小屋や車の中に持ち込むという場合には、カメラ機材を大きなビニール袋やごみ袋に空気と一緒に密閉して、その「カメラ入り風船」を温かいところへ移動させると、ゆっくり温度が変化していくので、急激な変化による大量の結露をさけることができるようですね。

結露でカメラ内部の回路が水滴でショートした状態のまま、通電させたりすると、一瞬でカメラを故障させてしまうかもしれません。面倒でも、何らかの工夫をするのが得策でしょうね。

・・・・というわけで、 「しぶんぎ座流星群」の時期というので、ほんの数分ほどですが、インターバル撮影をして見ました。

たくさん流星が降ってくるのであれば、 カメラで連続撮影しておけば、下手な鉄砲も数打てば当たる・・・かなと・・・。

結果は50枚の中に一枚も流星は撮影できていませんでした。(^-^;)

本当はもっと広角レンズで夜空全体を画角にとらえて撮影したらいいと思います。上のようにPentaxK-30はAPS-Cサイズセンサーのカメラなので、 50mmレンズを取り付けると換算約80mmほどの「中望遠レンズ」となってしまいます。 見上げる夜空のほんのごく一部だけに目を凝らしてみているような状態です。

でも、思ったのです・・・・「たくさん流星が降ってくるのなら、少しでも明るいレンズで、夜空のごく一部だけしか撮影できなくても、その範囲に流星がやってくるかもしれない! その時には大口径の明るいレンズでとらえたら、より一層流星を美しく撮影できるかもしれない!よしやってみよー。」・・・と。(^-^;)

第二回目インターバル撮影、次は 少し広角レンズを取り付けることにします。Pentax-M28mmf3.5 ・・・f1.7から思うとぐっと暗いレンズになりますが、でも撮影範囲はぐぐっと広くなります。

一枚6秒 として 60秒で10枚撮影、 10分で100枚撮影・・・・ 途中から夜露をかぶってしまうかもしれませんが、今度は撮影枚数の設定を50枚から増やして、200枚くらい連続撮影してみようかと思います。

・・・・どうだ、これなら今度は 20分後には 「流星の写真をゲット!」 できているのではないでしょうか(^-^;)・・・・とらぬたぬきの何とか・・・・。

よし、やってみよー。 

  
  (画像をクリックで拡大写真へ)

インターバル、200枚設定で撮影をスタートさせましたが、100枚あたりで東から夜空が次第に消えてしまいました。(^-^;)

先ほどの50mmレンズの時と同様、今回の28mmレンズも、北東の空に向けてありました。もっと真上でも良かったのかもしれませんが・・・・、PentaxK-30は背面液晶が固定されたカメラなので、真上にレンズを向けてのピント合わせはちょっと大変段です(^-^;)・・・・、それだけでなく、レンズを真上に向けるとやはりレンズ表面にどんどん霜が降りてきてしまうので、ちょっとでも角度をつけて低めにレンズを向けた方が夜露対策になるかと・・・・・。( じゃあレンズヒーター持っているんだから巻いたらいいのに!! )

・・・ともあれ、28mm広角レンズで100枚ほど撮影したのですが、今回のインターバル撮影でも流星は画面の中には見当たりませんでした。

撮影中、屋外は寒ーいのでカメラに撮影を任せて部屋の中に逃げ込んでいたため、夜空全体でどのくらい流星を見ることが出来たのか(まったく流星は出現しなかったのか)・・・
「自分では星空をちっとも眺めて楽しもうとしない、カメラ100%依存の撮影」・・・だったものですから、 そこのところは・・・不明です。
(だって外は寒いから・・・まだ言ってる(--;))

そんなこんなで、PentaxK-30のインターバル撮影の「実験撮影」(?!)は、夜明けとなって夜空が消えてしまったので、終了となりました。(^-^;)

150枚も撮影して、一枚も流星をとらえることは出来ませんでしたが、ペンタックスカメラ標準装備の「インターバル撮影機能」を実際に、意図通りに設定し、意図通りに撮影する、という実験はうまくいきました。
( 設定途中でのインターバル撮影「中止」の方法も分りました! )

手もとのEOS40Dは、もともとカメラ本体にインターバル撮影(タイムラプス撮影)機能を標準装備されていません。でも、外付けのリモートシャッターを接続することでペンタックスと同様にインターバル撮影は可能です。 EOS40Dでの撮影実験は、以前に実際に行っているので、確認の必要はないのですが、Pentaxの方は以前にちょっとだけ動作確認をした程度だったので、 とりあえず今回の実験撮影でいろいろ確認できたので、今夜は(今朝は)これで良し!と思っています(^-^;)。

  
 (Pentax-M 28mm f3.5 と Pentax K-30)



追記 流星撮影・・・あらため、夜明けのタイムラプス動画!


次第に星が消えて夜が明ける様子の、16秒ほどの動画にしてみました!
( うーん、意味がない (--;)
 でも、気温0度で夜空に向けたレンズ表面に、霜、氷が付いていく様子が
 タイムラプス動画で確認できます!! ・・・ だからどーした (--;) )



追記 Sony NEX-5Rのインターバル撮影・タイムラプス撮影アプリ

  
先にSony ミラーレスカメラ NEX-5Rでのタイムラプス撮影についてメモしてあったもの、リンクを下に張り付けておきます。

Sony NEX-5Rではカメラ本体にインターバル撮影機能は標準装備されていないカメラでした。しかしながら、SonyではカメラがWifiでネット接続する機能が標準装備されていて、カメラの背面液晶でセットアップをすると家庭内無線LANに接続することが可能になります。

そのネットに接続された状態でファームウエアのアップデートも出来ますし、カメラの中に無料、有料それぞれ専用アプリをカメラが直接ダウンロードし、インストールすることが実現されています。

そのオプション・アプリの中に「タイムラプス」というアプリがあり、インストール後は「カメラ本体内部にインターバル撮影・タイムラプス撮影機能を標準装備させる」ことが可能となります。 結果、Sony NEX-5Rでの星空撮影では、外付けのシャッター・リモートコントローラーを使用することなく、カメラの背面液晶で各種設定を行うだけで、インターバル撮影・タイムラプス撮影をすることが可能となりました。




追記 Canon EOS40Dでのインターバル撮影・タイムラプス撮影

EOS40Dカメラには、本体内部に上記撮影機能は標準装備されていません。またSony製品のように後からアプリをインストールする、というようなことも想定されていません。
そのため、EOS40Dカメラを使ってインターバル撮影・タイムラプス撮影を行おうとする場合は、カメラ本体にケーブルを差し込んで、シャッター動作をコントロールするリモートコントローラー(別売)を購入することとなります。

  

星空撮影の時に、カメラ一台だけを持ち出して撮影開始!とならないのはたしかに面倒ですが、上のシャッターリモコンは思いのほかそれほど荷物になる、という感じはありませんでした。
例えば星空めざしてカメラレンズを上空に向けて三脚にセットした後、カメラそのものに触ることがない、というのは大きなメリットかもしれません。 三脚横に椅子を置いてゆったり腰かけた状態で、リモコ片手に液晶画面でシャッター速度や、次の撮影までの間の時間設定などなど、のんびり考え考えしながら設定を進めていくことが出来ます。リモコンの液晶は照明付きなので真っ暗の中でも設定を進めるのに不都合は全くありません。

それぞれのメーカー、それぞれのカメラ機種によって、それぞれ標準装備されていたり、オプション装備だったりするようですが、ともあれ最終的には「自分のカメラでインターバル撮影・タイムラプス撮影は実現可能」ではないでしょうか。

(このような場面で、天体望遠鏡ブランドだったPentaxというメーカーのカメラは、基本的に星空撮影を「前提」にカメラそのもののを設計しているように感じます)













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