★★★★
監督:ティム・バートン
主演:バレット・オリバー、シェリー・ディバル、ダニエル・スターン
1984年 アメリカ
ヴィクター・フランケンシュタインの愛犬スパーキーは、彼の目の前で車に轢かれて死んでしまった。悲しみにうちひしがれていたヴィクターだが、ある日学校の理科の授業で、死んだ蛙に電流を流す実験を見てひらめいた。電気でスパーキーを蘇生させようと墓地から死体を掘り起こし継ぎ合わせ、嵐の夜、落雷のエネルギーを浴びさせる。そしてみごとにスパーキーは生き返った。
ヴィクターは内緒でスパーキーを飼い始めたが、その存在は近所の住人の知るところとなり、苦情によって両親もスパーキーの存在を知ることになった。両親はスパーキーを受け入れたが、そのグロテスクな容姿で近所からは怪物扱いされ、追われることになった。今は閉鎖されたミニゴルフ場の風車小屋に逃げ込んだスパーキーと追ってきたヴィクター。しかしうっかり大人が小屋に日をつけてしまい小屋は燃え尽き、ヴィクターを助けたスパーキーは死んでしまう。
近所の人たちはその姿に心打たれ、再びスパーキーを蘇生させようとみんなで車のバッテリーを繋ぎ、三度スパーキーは生き返った。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
バートンがディズニーで撮った実写映画第2作目。60分ほどの短編で長い間幻の作品であったという。資金的には結構なお金があったようで、主演俳優陣も個性的ではあるが知った顔が多い。ノンクレジットながら、ソフィア・コッポラも登場している。(隣の女の子?)
スパーキーには一時一世を風靡したプルテリア犬。こんなところにもバートンのセンスの良さを感じる。モノクロの映像は昔の怪奇映画やヒッチコック映画を髣髴させ、「ヴァン・ヘルシング」での記憶も新しい最後の風車小屋のシーンは、その後作られたバートン映画(例えば「スリーピー・ホロウ」などの)原点として見ることができる。(見れば誰でも あ~なるほど と思うでしょう)
自身になんの落ち度もないのにその姿形から迫害を受けてしまう、(後の「シザーハンズ」に通じるテーマ)の代表であるフランケンシュタイン物語。それを犬にしたところが、(しかもプルテリア)とぼけたばかばかしさとユーモアで、ラストのお気楽なハッピーエンドもさわやかなほど馬鹿馬鹿しく、う~んやっぱり好きだな、こういうの。
特に墓石の猫や犬のレリーフに、とてつもなく愛着を持ってしまう。マニア心をくすぐられる!
監督:ティム・バートン
主演:バレット・オリバー、シェリー・ディバル、ダニエル・スターン
1984年 アメリカ
ヴィクター・フランケンシュタインの愛犬スパーキーは、彼の目の前で車に轢かれて死んでしまった。悲しみにうちひしがれていたヴィクターだが、ある日学校の理科の授業で、死んだ蛙に電流を流す実験を見てひらめいた。電気でスパーキーを蘇生させようと墓地から死体を掘り起こし継ぎ合わせ、嵐の夜、落雷のエネルギーを浴びさせる。そしてみごとにスパーキーは生き返った。
ヴィクターは内緒でスパーキーを飼い始めたが、その存在は近所の住人の知るところとなり、苦情によって両親もスパーキーの存在を知ることになった。両親はスパーキーを受け入れたが、そのグロテスクな容姿で近所からは怪物扱いされ、追われることになった。今は閉鎖されたミニゴルフ場の風車小屋に逃げ込んだスパーキーと追ってきたヴィクター。しかしうっかり大人が小屋に日をつけてしまい小屋は燃え尽き、ヴィクターを助けたスパーキーは死んでしまう。
近所の人たちはその姿に心打たれ、再びスパーキーを蘇生させようとみんなで車のバッテリーを繋ぎ、三度スパーキーは生き返った。
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バートンがディズニーで撮った実写映画第2作目。60分ほどの短編で長い間幻の作品であったという。資金的には結構なお金があったようで、主演俳優陣も個性的ではあるが知った顔が多い。ノンクレジットながら、ソフィア・コッポラも登場している。(隣の女の子?)
スパーキーには一時一世を風靡したプルテリア犬。こんなところにもバートンのセンスの良さを感じる。モノクロの映像は昔の怪奇映画やヒッチコック映画を髣髴させ、「ヴァン・ヘルシング」での記憶も新しい最後の風車小屋のシーンは、その後作られたバートン映画(例えば「スリーピー・ホロウ」などの)原点として見ることができる。(見れば誰でも あ~なるほど と思うでしょう)
自身になんの落ち度もないのにその姿形から迫害を受けてしまう、(後の「シザーハンズ」に通じるテーマ)の代表であるフランケンシュタイン物語。それを犬にしたところが、(しかもプルテリア)とぼけたばかばかしさとユーモアで、ラストのお気楽なハッピーエンドもさわやかなほど馬鹿馬鹿しく、う~んやっぱり好きだな、こういうの。
特に墓石の猫や犬のレリーフに、とてつもなく愛着を持ってしまう。マニア心をくすぐられる!