米誌タイムは21日、毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表した。日本からは、福島第一原発事故による住民の窮状を動画投稿サイトで訴えた福島県南相馬市の桜井勝延市長(55)と、宮城県南三陸町の公立志津川病院で極限状況のなか、患者の避難、治療にあたった医師、菅野武さん(31)が選ばれた。
同誌は、政府と東京電力の対応を批判した桜井市長について「日本の権力層にかみついた」と評価、「彼の訴えは世界中で反響を呼び、効率性で知られる国がなぜ市民の失望を招いたのか、多くの人が疑問を抱くことになった」とした。
菅野さんに対しては「津波警報直後に患者を最上階に誘導し、以後2日間、最後の患者が避難するまで病院に残った」と称賛した。
インターネットニュースより抜粋