この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

松田國英元調教師のパドック解説

2023-12-06 13:51:00 | たかが競馬、されど競馬
チャレンジカップ(GⅠ)中京競馬場1800mダートでの松田國英元調教師のパドック解説である。
「」は松田氏のコメント。わたしの責任で意訳している。()は松田元調教師のコメントをわたしの解釈で各馬の評価をつけたもの。さらにレース着順をつけ加えた。

① メイクアリープ 「順調に調整されている。パドックで違和感はない」(△ 7着)
② メイショウハリオ 「トウケイ(?)の動きも、踏み込みの深さも良いく調整もうまく行っている」(トウケイは頭頸か? 〇 5着)
③ ジオグリフ 「成績が最近悪い。2週前からブリンカーを装着しているのがポイント。気負い過ぎて気合が入り過ぎている。この辺の取捨がどうか?」(× 15着)
④ テーオーケインズ 「踏み込みが浅いのが気になります。いつものことなのかが課題かな?追い切りとかはなされている」(× 4着)
⑤ ドゥラエレーデ 「細目感はなくゆったりと歩いている。芝で活躍した馬がGⅠで勝つということもある」(〇 3着)
⑥ グロリアムンディ 「馬体の感じも良く、ゆったりとゆっくりいい感じで歩いている。好印象を受ける」(〇 13着)<ルメールに忖度したか?>
⑦ ウィルソンテソーロ 「ちょうど良く仕上がっている。自信を持ってゆったり歩いて、歩幅も大きい」(〇 2着)
⑧ アテルアストレア 「踏み込みも深いし、順調に調整されている」(△ 9着)
⑨ クラウンブライド 「大型馬ですけど仕上がっている感じがします。背中の筋肉が落ちている感じが-15kgと嚙み合っていない気がする」(× 11着)
⑩ ノットルノ 「順調に調整できている」(△ 8着)
⑪ ハギノアレグリアス 「一週前に強い追い切りをかけ、当日はサッとやる。調整の仕方もあっていて、ウマの状態もすこぶるいい」(〇 6着)
⑫ セラフィックコール 「-8kgというのとゲートが心配。小足を踏んだり落ち着いたりを繰り返し、感情の上下がありますので、返し馬で落ち着かせてゲートに臨んで欲しい」(× 10着)
⑬ ケイアイシェルビー 「踏み込みも深いしゆったりと歩いているので、調整はうまく行っている」(△ 12着)
⑭ アイコンテーラー 「パドックで見る限り太いなぁと感じる。ダートの場合は筋肉のボリュームと走る結果が一致することがある。太めを良いと見るか悪いと見るか、評価が分かれるところ」(× 14着)
⑮ レモンポップ きっちり仕上がっている。踏み込みは深いし、二人引きで落ち着かせるように歩いているし、これぐらいの落ち着いた状態でパドックを回っている。いいものを見させてもらった。前の捌きが狭いので距離は持つと思う。広いと距離が短いほうが良く、狭くなるにつれ長距離向きになる」(◎ 1着)

その後返し馬などで、セラフィックコールを他馬と離れたところでデムーロが落ち着かせようとしている場面で厳しい評価をしていた。
そしてスタート前にはモレイラ(アイコンテーラー)の動向がポイントと話しており、ハナを取ろうとしたら無理せずにその直後につけるといいと話していた。
レース後、スタートの時アイコンテーラーがゲート内で立ち上がってしまったので、坂井君はそこで行こうと思ったでしょうと解説していた。
なるほどである。

昔、同じ社宅にN島さんという競馬ファンがいた。彼は返し馬を見たら百発百中を豪語していた。残念ながら一緒に競馬場に行ったことはなかったので、その真偽のほどはわからないが、それもひとつの戦法だと思う。しかし、競馬場に行かない限り返し馬まで見られない。
やはりパドックまでに判断をつけるしかないだろう。
そのためにも今回のように元調教師といえども専門家が教えてくれるのはありがたい。
「小足を踏む」とか「前捌きの狭い馬は距離が持つ」というのは宝の言葉だ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【第24回 チャンピオンズカ... | トップ | 子だくさんに大学無償化? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

たかが競馬、されど競馬」カテゴリの最新記事