WORKS LIFE

KZWORKS わーくす主の日常を徒然なるままに・・・
マグロ、GT、ヒラマサを獲る為に特化したハンドメイドルアー日記

プラグ用シングルフックの考察 その④

2023年12月07日 | KZ WORKSルアー 適合フック

プラグ用シングルフックの考察 その③からの続きです。

 

その③を見たい方はこちらから

 

シングルフックを装着した時のデメリットとして挙げられるのが

 

「フッキングの悪さの問題」があると思います。

 

私自身もシングルをプラグに使い始めてから

 

極端に悪いフッキング率に翻弄され

 

釣果が悪くなりました。

 

魚が出るけど乗らないという場面が多くなり

 

かなりストレスの溜まる釣行が続きました。

 

自分なりの見解を挙げると・・・

 

プラグの泳ぎ姿勢における針先の位置が

 

フッキングに大きく影響してると思われます。

 

ここでの話はルアーのベリー部分のフック、

 

すなわちフロント側のフックで尚且つ

 

スイベルでフリーに動く仕様のものに

 

限定して述べますのでご承知おきください。

 

シングルフックは重心の影響で

 

ルアーがスイム中はシャンク(軸)を下にして

 

針先を水面方向に向けた状態か、

 

場合によっては

 

針先がボディに沿うようにもしくは

 

水流によってルアーに重なるようにして

 

針先がルアーのボディに隠れる感じで

 

泳いでいると思われます。

こんな状態で泳いでる・・・?

 

ですので魚がバイトした瞬間に

 

針先がどの位置にあるかでフッキングするかしないかが

 

大きく左右すると思われます。

 

これがフッキング率に大きく影響が出る原因と考えます。

 

トレブルの場合、

 

針先は3つあり、常にボディとは反対側を向いてる針先がある為、

 

フッキング率はシングルに比べると高いのではないでしょうか・・・?

 

ではシングルフックという一つしかない針先を常にボディとは反対側(海底側)に向けとくには

 

どうしたらいいか・・・?

 

それは強制的にフックの向きを固定するしかないという結論に至りました。

 

そこで考えたのがコレ

ベリーのスイベルの後ろにヒートンを打ち、

 

ラインで固定することによって針の姿勢を制御してしまおうと考えました。

 

これなら針先がボディに隠れてしまうことも減り

 

針先が魚の口に入る確率も上がるのではという目論見です。

 

魚が出てフッキングした場合、ラインが切れてフリーになるようにします。

 

その為、結ぶラインは5号くらいがいいと思います。

 

それ以上だと魚のサイズによっては掛った際に切れないかもしれないので・・・。

 

切れてくれないと打ったヒートンに不具合が起きるかもです。

 

3号以下だとキャストの衝撃で切れることが多いです。

 

今のところ5号なら切れることはなかったです。

 

結び方は固定できればなんでも構いませんが

 

5号のラインを20cmくらいにカットして

 

まずヒートン側に固結び2回でラインを結びます。

 

次にフックのアイにまた固結びで

 

3~4回結んで余ったラインはカットしてOKです。

 

魚がかかった時に切れることを前提にしてるので

 

がっちり結ぶ必要はありません。

 

魚が掛って切れたらまた結びなおす手間はありますが

 

フッキングせずにストレスが溜まるのと

 

結びの手間のストレスを比べたら

 

結ぶほうが精神的にいいです(笑)。

 

その③の記事で

 

ウッドプラグ限定の話と書いたのは

 

このヒートンを打つためです。

 

プラスティックのプラグに穴をあけると浸水の可能性がある事や

 

重心移動システムが採用されてるものでは

 

下手にヒートンを打つことが出来ません。

 

また他社様のウッド性ルアーの構造は私には

 

分からない部分もあるので

 

自己責任でお願いしますね。

 

打ち込むヒートンは

 

ルアーメイキング用の短いので構いません。

 

10mmもねじ込めば十分だと思います。

 

打ち込む位置は

 

そのプラグに使うスプリットリングを

 

スイベルにつけてフックをリア側に張った状態で

 

ラインで固定した時に

 

フックがあまり自由に動かなくなる位置が理想です。

 

結んだ状態でフックが自由に動くと固定してる意味がなくなってしまいます。

 

がっちり動かなくなる必要はありません。

 

あくまで固定は針の向きを制御する目的なので・・・

このような位置に打っていただければ、多少の誤差は大丈夫だと思います。

 

ヒートンは瞬間接着剤を塗って目止めしてください。

 

KZバランサーシングルのシステムはこのヒートンを打って

 

針の向きを制御することを前提にしたシステムということを

 

ご理解いただき、試していただければと思います。

 

その⑤に続く・・・