先週もヒラメ狙いで海に浮かんでましたが、
キロサイズを三匹とマトウいっぴでたいした釣果も上げられず・・・。
アタリは結構あるのですが、針掛かりしない・・・(たぶんソゲ)。
なんの面白みもないので日記にもせず・・・。
なんだか最近、毎回のようにオモリを根掛かりでロストするので、
また、複製するための石膏モールドを作っています。
最近、オモリも高価になってるので、毎回3個、4個となくすとバカになりまへん・・・。
せっせと複製っす。
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型取りのためブロックで、モールドの型を
作ります。
そこに粘土を敷き詰めて、型取りする元となる
オモリを半分埋め込みます。
底はプラ板なので蓋をしておきます。
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その型に石膏を流し込む。
中の気泡をなるべくとります。
石膏を緩めに作るのがキモですが、
水が多めなので乾燥をしっかりしないと、
あとで大変なことになります。
鉛を流し込んだ時にモールドの乾燥が不十分だと「水蒸気爆発」を起こします。
これは非常に危険っす。
自分も飛び散った鉛で火傷したこともあります。
自然乾燥で2~3週間は必要かな?
自分は急いでいる時は電子レンジで「チン」しちゃいますけど・・・。
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片側の型ができた状態。
パーティングラインを整える。
カッターで石膏の面を削って整えます。
アンダーカットが出来ないようにしっかり
半分の所で分割できるようにします。
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最初に使ったブロックの型をまた組んで、こいつをはめ込みます。
そして、そのうえにまた石膏を流し込みます。
30分くらいである程度固まるので、
またブロックを取り除きます。
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石膏の合わせ目のところから分割します。
この作業は流し込んでから30分くらいを目安に行います。
これ以上放置すると上下の型が固着して分割
出来なくなります。
合わせ目にマイナスドライバーを突っ込んで、
ハンマーで少しずつ叩いてはがします。
このとき3~4回叩いてはがれなかったら、
別の面に移動して同じ要領で少しずつドライバーを打ち込みます。
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はがれました。
この後は、湯口(鉛を流し込む穴)を開けます。
元のオモリの湯口の位置参考に。
湯口はある程度大きく開けます。
小さいと鉛を流し込む時に入り口ですぐ固まってしまいます。
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本当の金型では空気の逃げる穴(穴と言うよりも隙間のようなもの)があるのですが、
余計な穴を開けるとそこから鉛が溢れだすので、
鉛を流し込む穴から空気がある程度逃げるように大きく開けます。
石膏のモールドは壊れやすいので、50個100個と複製することは無理です。
あくまで少量の複製をすることを前提にしています。
複製するモデルの形状によっては空気が上手く逃げないので
形がイビツになってしまうこともあります。
「自分で使うもんだし、形状なんかどうでもいい」という感じのものなので、
完成クオリティーにこだわる方にはお勧めできませ~ん。
あっ、あと液状化し、気化した鉛は非常に有害です(鉛中毒になります)。
だから大量複製はお勧めしません。
意外とリスクがあります・・・複製って・・・・・・。