そうそう！ついに飛んだ！

忘れてましたが
先週の２２日にとうとう初飛行成功したそうです。
国産ステルス実証機X-2 通称「心神」



名古屋空港から岐阜の空自　各務原基地までですが。

現在のF-2戦闘機の
（上はF-5　下がF-2）



次期主力機に決定したF-35ですが、その裏で国産戦闘機の開発も行われていたのです。
当然、このF-35に決まる選考の時も重要視されたのが
ステルス。

いわゆるレーダーに映らないといわれる戦闘機でした。
同じセレクションの舞台に立ったのが
アメリカのF-18とユーロファイター。





しかし、この２機種に関してはステルス性能はありません。
大陸のとんでもない防衛費をつぎ込んで
見た目もかっこわるい空母を作った国が
ステルス機の導入を検討していると言う現状を考えれば
当然でしょうね。
そして、なんといっても
現在ステルス最強と言えばこのF-22！



こいつの推力変更機構の可変ノズルというものが
とんでもない機動性を発揮するのですが
あまりにも高額すぎて
米軍でさえ配備に批判的な声もあるくらいですもんね。
そんなもんが自衛隊に配備されるわけも無く・・・
ある所で聞いた話ですが
自衛隊のF-15と米軍のF-22が模擬戦をやったらしいんですが
ものの数分でF-15が後を取られたらしいです。
航空機のドッグファイトで後を取られるというのは
致命傷ですからね。

ステルスと言えば独特の形状のF－117が有名でしたが
ユーゴ紛争の時に対空機銃で落とされたとの未確認のニュースも流れて
アメリカは否定してましたが・・・
レーダーに映らなくても目視されちゃったらね
っていうかその対空機銃打ってた兵士の腕が凄かったんじゃねえかと思いますけど。





そしてこのF-22に変わってロッキード社が作ったのが
F－35なんすよね。



ただ、こいつもかなりのくせ者でして
まだ米軍でも実戦配備されていないのに
自衛隊の次期主力機という
な～んか裏で政治のきな臭い感じがしてならないのですが。
なんでもAタイプからCタイプまであって
Aタイプは通常型、BタイプはSTOVLという短距離離陸、垂直着陸型
そしてCタイプは空母の艦載機を想定して揚力増加、安定性向上のため
主翼、尾翼面積が大きくなった型らしい。
ふ～ん　なるほどね。

ここで登場したのがこのX-2　心神
機体は三菱重工業、エンジンはIHIという
日本の技術満載の実証機らしいんです。
このX-2　心神もこのF-22同様の推力変更機構の可変ノズルを搭載しているらしい。

戦後、国産ジェット戦闘機というと２代目ブルーインパルスだった
T-2高等練習機の基になった三菱重工業製F-1戦闘機





いやぁ～この主翼の小ささ！この安定悪い状態であのアクロバットやってたとはホント脱帽物です。
ただ、音はこいつが歴代ブルーの中では個人的に大好きでしたけどね。

現在、国産ジェットは３代目となる現行ブルーインパルスの使用する
川崎製T-4練習機





元々、日本のレーダー技術は世界トップクラスですからね。
F-2にしたって元々はアメリカのF-16がベースですが

こちらがF-16


こちらがF-2



それを元に主翼面積を増やし高性能レーダーを備えたF-2は
F-16のそれとは比較にならない高性能。
震災の時に津波でやられていたF-2は悲しかったですが・・

このX-2が実用機として完成してロールアウトした日には
恐らく世界最強でしょうね。
価格面、性能すべてにおいて！
核装備なんか無くても日本の技術だけでも
かなりの抑止力。
やはり　ものづくりニッポンですな～