アジアゾウのさくらちゃん母子もリラックスした様子でした
シャバーニも余裕の表情
鶏の王様、ハクトウワシも一安心です
高病原性鳥インフルエンザ感染のため先月11日から休園していた名古屋・東山動植物園の動物園エリアが13日、約1カ月ぶりに再開しました。
再開初日。訪ねてみると、感染の発端となったコクチョウのいた胡蝶池の水は抜かれ、フラミンゴの姿はなく、ペンギン舎は防鳥ネットが張られたまま。しかし、顔を見せてくれた動物たちの動きは良く、待ちかねていた大勢の動物園ファンやアマチュアカメラマンをほっとさせてくれました。
この春には4歳になるアジアゾウのさくらちゃん。ママのアヌラと草を食べたり、砂浴びをしたり、まだママのお乳が恋しいのか鼻を伸ばしてみたり、時にはママから離れて水の中を歩いたり、と柵を囲んだ客たちに対してサービス満点。今年開園80周年を迎える東山動植物園と同い年で、年に何度もやってくるという男性は「心配していたけど、休園前よりも動きがいいので安心しました」。
人気者のニシローランドゴリラのシャバーニ。園庭を歩いたり、出入り口に座って、カメラの放列にポーズをとったり。2頭の子どもたちも元気いっぱいに戯れていました。
防鳥ネットで覆われたペンギン舎の住人たちも、本格的な寒波到来を楽しむように池に飛び込んでスイスイ。
「休養になったのか、みんな元気ですよ。それにしても、こんなに長かった休園は戦後初めて。動物園の職員は休園中も防疫措置だけでなく、飼育や飼料の調達も含めて何かと大変だったそうです」とボランティアのガイドさん。そうでしょうね。生き物を扱う動物園の舞台裏の厳しさに思いをはせる機会にもなりました。
東山動植物園では再開初日から15日までの3日間の入園料を無料にしたり、先着1000人に動物のポストカードを配布するなどのイベントを企画しています。天気予報の「雪だるまマーク」が気になりますが。
防鳥ネットはありますが、ペンギンたちは寒さを満喫しています
フラミンゴの姿はなく池の水もありません
砂遊びをするさくらちゃん
僕も先着1000人で貰ったシャバーニのポストカード