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風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「南極大陸を駆け抜けた雪上車=観測船『ふじ』の船内で余生を過ごす老雄」

2016-12-27 06:54:36 | アート・文化

      
     雪上車が展示されている名古屋港の南極観測船「ふじ」  
   

かつて南極大陸を駆けた雪上車です。名古屋港に博物館として係留されている南極観測船『ふじ』の船内に展示され、車体は南極観測の厳しさを物語っています。

「ふじ」(全長100㍍、全幅22㍍、排水量・基準5,250㌧、、満載9,120㌧、12,000馬力)は、「宗谷」に次ぐ2代目の観測船。1965年に進水、1984年に退役し、翌85年から名古屋港へ。船内は観測隊員や乗組員たちが生活し、観測を続けた部屋や操舵室などが往時のまま残され、観測に活躍したこの雪上車やヘリコプターなども搭載され
ています。

猛烈な吹雪と氷で覆われ、マイナス90度にもなる大陸を、隊員や物資を積んで走り続けた雪上車。車体は色褪せ、あちこちが傷つき、へこみ、南極での苦闘を物語っています。小松製作所が製作。正面のプレートには「KOMATSU」の文字が入っています。絵のサイズは10号です。