名古屋・新栄にあるヤマザキ マザック美術館で開かれている「森のDNA~芸術は森からはじまる~」と題する展覧会に出かけてきました。
愛知県立芸術大学の創立50周年記念事業のひとつ。同芸大を卒業、精力的に創作活動をしている若手の現代美術作家たちの作品と、同美術館が所蔵するアールヌーボーの家具や調度品が見事に調和しています。展覧会は新年の2月26日まで。
同芸大関係の出展者は、デザイン専攻・今尾泰三准教授のほか、デザインや彫刻で活躍する若手作家の鈴木春香、河合真維、森下友奈、吉田達彦ら4人のみなさん。それぞれ森をテーマに、その自然や動物、空気、神秘を絵画や造形、映像、陶、アニメーションなどで表現した作品を、各自数点~10数点ずつ展示しています。
これらの作品の展示コーナーには、同美術館が所蔵する森にちなんだ絵画も。それに、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで花開いたアール・ヌーヴォーを代表する作家で、工房の扉には「我が根源は森の奥にあり」という言葉が刻まれていたというエミール・ガレのガラス作品などが並んでいます。
※写真はいずれも「森のDNA」展のパンフレットから