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風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽書き雑記「芳香を放つキンモクセイ」

2023-10-19 07:00:33 | 日記・エッセイ・コラム

秋の香りを広げる花木と言えば、やはりキンモクセイ(金木犀)でしょう。
ここは名古屋東部の天白区平針の住宅街にある細口池公園。バス停の近くから入ると、芳香を放つ満開のキンモクセイが迎えてくれました。

キンモクセイとしては大きめの5~6㍍はありそうな大木。黄金色の小さな花のかたまりをこんもりと纏い、傍らに並ぶ桜の木の葉も日に日に色づいています。

 

 


楽書き雑記「ハート形模様が入った種子」

2023-10-15 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

庭で茶色くなったフウセンカズラの実を見ていて、「フウセンカズラの種には、ハート形の模様がある」と聞いたことを思い出し、確かめてみました。これまで黄緑色の風船のように垂れる実を楽しんできましたが、実の中の種の形状には関心がありませんでした。

しわしわの袋を開くと、直径3~4㍉の黒い種が3個。どれも表面の3分の1ほどがベージュ色のハート形になっています。ネットを開くと、サルの顔のようだとの表現もあり頷けます。薄皮が剥がれたのではないかと爪を立ててみましたが、そうではなさそうです。

フウセンカズラは苗を買ってきて植えてあったのですが、せっかくなので今度は取り出した種から育ててやろうかな。。

 

 


楽書き雑記「鶴舞公園の木の実展」

2023-10-13 07:14:08 | 日記・エッセイ・コラム

木の実の季節。名古屋・鶴舞公園の緑化センターで「鶴舞公園の木の実展」を見てきました。樹木の多い公園で生る実の中から、約40品種が展示されており、14・15両日はドングリなどを使った工作の時間も予定しているそうです。

正門から連なるヒマラヤスギ(名前にスギの文字が入っていますが、マツ科で実もマツボックリです)や、音楽堂を囲むスズカケ、白い大きな花を咲かせるタイサンボク、珍しいソテツの実など。熱帯地方原産でモダマという房の長さが50~60㌢もありそうな世界一大きな豆の実や、園内に10種以上あるというドングリも並んでいます。

高知で下宿生活をしていた高校生時代、この季節になると夜店で紙袋に入った大型のシイの実を買ってきて、深夜放送を聞きながら口にしていたものでした。そのころは僕も歯が強かったのです。

 

 


楽書き雑記「農業センターの散策路で」

2023-10-09 07:05:15 | 日記・エッセイ・コラム

一部開園した名古屋市農業センターの散策路を歩くと、幾つかの秋の花が迎えてくれました。
入園口の1つでは、秋はやっぱりこの花、と思うコスモス。数千、数万本とされるコスモス畑もいいですが、ほんの数本でも立ち止まります。

宿根草園では草丈25㌢ほどで、白地に淡い紫の花
を咲かせるコルチカム(和名イヌサフラン)。何故かハッとさせられられる花だな、と思いつつネットを開くと「裸の貴婦人」とも呼ばれるとか。花言葉も「私の最良の日々は過ぎ去った」「危険な美しさ」。毒性もあります。

ヒガンバナ。赤色はほぼ開花期が終わり、黄色と白が有終の美を見せています。こちらも毒性があります。

 

 

 

 


楽書き雑記「名古屋市農業センターが一部開園」

2023-10-07 06:49:22 | 日記・エッセイ・コラム

全面的に休園してリニューアル工事が進められている名古屋市農業センター(天白区)の一部開園が、6日から始まりました。ここは散歩コースのひとつ。早速立ち寄ってきました。

一部開園したのは花木園や野菜畑をはじめ、新しく造られたBBQ広場やウッドテラス、それに産直市場。
BBQ
広場は芝生広場に設けられ、2人から10人ほどの家族やグループでバーベキューを楽しめるテント張りのブースが並んでいます。
利用申し込みや機材、食材の予約、問い合わせなどは、BBQ広場を運営するBBQCANVASヒラバリ」(ホームページ参照)で受け付けているそうです。

ウッドテラスは、園内中央の取り壊された温室とハス池の跡地に造られました。ゆったり感があり、木製であることのやさしさを感じます。
産直市場は売店を改装して設けられ、「なご八市場」の愛称で名古屋コーチンの加工品や季節の野菜が並び、おにまんじゅうの店もありました。

カフェや室内木育遊び場、ミルク工房、畜産エリアなどの工事は来春3月まで進められ、全面オープンの予定です。

【BBQ広場】

【ウッドテラス】

【産直市場】

 

 


楽書き雑記「日陰に映えるシロハギ」

2023-10-05 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

庭のハギ2品種のうち、先に咲いた江戸絞りが花期を終えたのを追うように、シロハギが花数を増しています。江戸絞りもいいですが、半日陰の庭にはシロハギの清楚な美しさが似合います。

どちらも背丈が2㍍以上にもなるので、今春は伸びてきた枝を強めに切り落とした結果、江戸絞りは良かったのですが、シロハギは背丈が少し低くなったものの倒伏した枝が何本も見られます。
切るのが早かったのか、枝が混みすぎなのか、風の通り道になっているからなのか、江戸絞り以上に日当たりが少ないからなのか。今度は枝を減らすか、枝切り時期をずらすかなどしてみようかな、と思案しています。

 

 


楽書き雑記「晩秋まで咲き続けるマルバルコウ」

2023-10-03 06:57:02 | 日記・エッセイ・コラム

サツマイモに似た葉の中から飛び出す、漏斗状で直径2㌢足らずのオレンジ色の花「マルバルコウ」。道端の低木や草を包み込むように絡んだり、造成地ののり面を覆うなどして3~4m先まで広がっています。

北米から鑑賞用に渡来。花期は夏から晩秋まで息長く、「常に愛らしい」の花言葉通り楽しませてくれます。

 

 


楽書き雑記「ツバキ、シモクレン、センダンの実」

2023-10-01 06:47:06 | 日記・エッセイ・コラム

公園を歩くと、次々に秋の実りを目にします。名古屋・庄内緑地公園でカメラに収めたツバキ、シモクレン、センダンの実です。

ツバキ園に枝もたわわに実る丸くて赤い実。ピンポン玉より一回り大きく直径5センチほど。秋が深まればはじけ、ラッキョ形の種が5~6個飛び出します。

この形はなんだ? 凸凹に膨らんだシモクレンの実。多くは鳥に食べられるなどで消え、秋になっても残っているのは少ないそうです。

春に淡い紫色の小花で包まれていた枝いっぱいに、オリーブのような黄緑色の実がびっしり生っています。秋が深まるにつれて葉は枯れ落ち、黄土色になった鈴なりの実がこれまた風景をつくります。

【ツバキ】

【シモクレン】

【センダン】

 

 


楽書き雑記「10月6日から一部開園=名古屋市農業センター」

2023-09-27 06:57:31 | 日記・エッセイ・コラム

今春から全面的に休園してリニューアル工事が進む名古屋市農業センター(天白区)の一部開園が、10月6日(金)から始まります。

ホームページなどによると、リニューアル工事では畜産舎や売店などの増改築、広場の模様替えが来年3月までの予定で行われており、一部開園されるのは整備されたBBQ広場やウッドテラスのある広場、産直市場のエリアなど。畜産エリアでは引き続き工事を進めます。

 

 


楽書き雑記「秋の日差しを浴びるサルビアレウカンサ」

2023-09-25 06:48:01 | 日記・エッセイ・コラム

サルビアレウカンサ(別名アメジストセージ)が、名古屋の庄内緑地公園の広場で、やっと秋を感じるようになった日差しを浴びています。

中央アメリカ原産。1.5㍍ほどの草丈の先に咲く紫と白のビロードで紡いだような花穂。自宅の庭に植えてあるのは、半日陰や他の草花との陣取り合戦のせいかいま一つですが、ここのサルビアレウカンサは伸び伸びと全体が膨らむように咲いています。

 

 


楽書き雑記「名古屋郊外の案山子(かかし)が立つ風景」

2023-09-21 06:55:13 | 日記・エッセイ・コラム

♪山田の中の 一本足の案山子(かかし)
天氣のよいのに 蓑笠(みのかさ)着けて
朝から晩まで ただ立ちどほし
歩けないのか 山田の案山子

散歩コースで、しばらく立ち止まり、童謡を口ずさみたくなる風景です。

ここは名古屋市東部の「荒池緑地」の一角。市が市民グループなどの協力を得て里山の育成や管理にあたっています。
案山子のある水田もそのひとつ。新しい案山子も加わり、色づきを増す稲穂に7~8本。傑作にほおが緩みます。

 

 


楽書き雑記「庭のハギ=新枝の切り落としが成功」

2023-09-19 06:56:03 | 日記・エッセイ・コラム

自宅庭のハギ2品種のうち、赤と白が入り混じった花弁の「江戸絞り」が花数を増やしています。

植えてから6年目。狭い庭なので枝が伸びすぎないように、春に新しい枝が40㌢ほどになったところで上部を切り落としてきたのですが、「花芽まで切らないように」と躊躇するせいか、いつも多くの枝が2㍍以上に伸び、地面に横たわったり絡み合うなど見苦しい状態でした。

そこで今春は思いきって、切るのを50㌢ぐらいになるまで待ったからでしょうか。長い枝でも150㌢ほどで、混みあった様子もありません。咲き具合もよく、このあと咲き始める白萩も期待できそうです。

 

 


楽書き雑記「薄暗い林の小路で出会ったミズヒキとヤブラン」

2023-09-18 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

ミズヒキとヤブラン。「ここには花なんか咲いていないだろう」と思いつつ、散歩コースにあるやや薄暗い林の中の小路に入って出会いました。
細長い花茎に紅白の小さな花が並ぶインド原産のミズヒキ。誰もが納得する名前で、花言葉も「慶事」「感謝の気持ち」とか。

ミズヒキの近くで、ひっそりとたたずむように咲いていたのがヤブラン。日本や中国原産の常緑多年草。耐寒性や耐暑性があり日陰にも強く、花言葉も「忍耐」「隠されたこころ」だそうです。

 

 


楽書き雑記「アレチヌスビトハギ」

2023-09-16 07:00:00 | 日記・エッセイ・コラム

 

植物には、先に掲載したヘクソカズラのように可哀想な名前が付いたのがありますが、この「アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)」には「その通りだ」と思いたくなります。

北米原産の帰化植物。ハギの中でもひと足早く咲いて秋の訪れを告げてくれます。
とにかく精力旺盛。散歩道の道端や雑草も生えないような荒れ地にも、我が物顔で侵出。それに、花後にできる種が入った莢が、衣服にくっ付き、大変な思いをさせられます。今回も注意して写真を撮っていましたが、気づくとズボンに何個も付いていました。

実は我が家の庭も一時期、アレチヌスビトハギが幅を利かせていました。花は結構可愛いいので開花を心待ちしていましたが、「くっ付き虫」が我慢できず、とうとう数年前に根っこごと取り除いたものです。

代わりに植えた2種類のハギも、少しずつ開花を始めています。

 

 


楽書き雑記「この残暑もラブラブラブ」

2023-09-12 06:18:41 | 日記・エッセイ・コラム

厳しい残暑に花壇の草花もげんなりする中で、鮮やかなピンクの花を休みなく咲かせる「ゴンフレナ ラブラブラブ」。名城公園の花壇も、晩秋まで彩ります。

ゴンフレナ(千日紅)の新しい品種。草丈50~70㌢。高温、多湿、乾燥、強い光線にも強く、連続開花性や根元からたくさんの茎が伸びる分岐性にも優れているという、まさにこの季節の申し子のような花。花言葉も「不死」「永遠の恋」「色あせぬ愛」「不滅の愛」などです。