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東京芸術座九条の会

憲法九条、戦争への関心を寄せて

茨木のりこさんのこと

2006-03-03 08:10:57 | Weblog
先月の半ばすぎでしたか、詩人の茨木のりこさんが亡くなったというニュースをききました。
 茨木のりこさんの詩とかかいているものが好きなので、ショックです。
 たしか詩人九条の会の呼びかけ人もやっていらしたとかききました。
 
 彼女の詩で、「わたしが一番きれいだったとき」というのがあります。 
 わたしが一番きれいだったとき、わたしの国は戦争に負けた、という詩です。
 別に、すごい悲惨とか、戦争はんたーいとか、書いていません。
 
 私は子どもの頃、色々戦争のアニメとかみて、あー、戦争って可哀想なもの、
と思っていました。
 でも劇団に入ってから、少し考えが変わりました。戦争って悔しいものって思う
ようになったのです。
 戦争で傷ついたこどもの写真をみると、悔しくてたまらない。
 誰にこの子を傷つける権利があるんだろうって。ましてもし、自分のことや
自分の身近な人のことだったら、悔しくて気が狂いそうです。
 
 わたしが一番きれいだったとき、という詩、ご存知ない方は読んでみてください。
 
それで、つまり、みんな悔しい思いしたから、憲法九条がうまれたと思うのです。
だから私のような戦争を知らない世代は、日本国憲法がうまれた時期のみんなの悔しさに
ついて考えていなくてはいけないと思うのです。
                      佐藤アズサ。

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