東京芸術座九条の会

憲法九条、戦争への関心を寄せて

映画会のお知らせ

2007-09-22 21:18:11 | Weblog
東京芸術座九条の会で映画会をすることになりました。お昼ごはんが出ます。お気軽に参加してください。
 
 日時:10月7日11時半~ 「チャップリンの独裁者」
         14時半~ 「ヴェロニカ・ゲリン」
 場所:東京芸術座稽古場
 参加費:無料


世話人・小川拓郎の映画案内

「独裁者」
チャップリンの[独裁者]がアメリカで上映されたのは1940年。
この頃、世の中は第二次世界大戦の真っ最中。
ドイツがデンマーク、ノルウェーそしてフランスに侵攻した年だ。
そのドイツを指揮していたのが、言うまでもないあのアドルフ・ヒトラー。
そう、このチャップリンの[独裁者]は時の人、ナチス・ドイツのヒトラーを徹底的にからかったコメディなのだ!
皮肉にもチャップリンとヒトラーが生まれた年はおなじ1889年。
全く異なるやり方で世の中の注目を集めた2人、大げさではあるが現実と芸術の真っ向勝負のような気もする。
現にヒトラーはいち早くチャップリンの[独裁者]の存在を知り、「少なくとも三回は見た」との証言もある(これホント!)
後に赤狩りにあいアメリカから追放されたチャップリンだが、ただのコメディアンでは成し得る事の出来ない、この映画に込められたメッセージを是非見て下さい。

「ヴェロニカ・ゲリン」
皆様はヴェロニカ・ゲリンという人物を知っていますか?
この映画は巨大麻薬組織を相手に記事で戦いを挑み続けた1人の実在した女性ジャーナリストの話です。
時代は1996年、アイルランドのダブリン。 僅か10年程前にアイルランドの国で彼女のような女性がいた事を日本では、ほとんど知られていないのではないでしょうか。
アイルランドの人々にとって、今もなお「勇気の象徴」として記憶され続ける伝説のジャーナリスト、ヴェロニカ・ゲリンの壮絶な生き様と、その勇気が社会を目覚めさせた衝撃的実話をとくとご覧下さいませ!
主演は[エリザベス]でアカデミー賞候補になり、最近では[アビエイター]で伝説の女優キャサリン・ヘップバーンを演じ、助演女優賞に輝いたケイト・ブランシェット。
彼女の苦悩と葛藤を表現した演技にも大注目です