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東京芸術座九条の会

憲法九条、戦争への関心を寄せて

映画会

2007-10-10 21:05:35 | Weblog
10月7日の映画会は無事終了しました。プロジェクターを使って、大きな画面で映し、劇団の稽古場がまるで映画館のようでした。
「独裁者」はずっと前に観たことがあったのですが、最後の演説シーンは涙がとまりませんでした。それにしても、まだヒットラーが生きているうちにあの映画を作ったなんて本当に驚きです。チャップリンはすばらしい!他の映画も結構観てますが、どれも面白いだけじゃなく、奥が深いですよね。
「ヴェロニカ・ゲリン」は、こんな実話があったなんて衝撃でした。マフィアに命を狙われながらも、真実を追究し取材することをやめず、最後には殺されてしまいます。真実に目をつぶり、取材することをやめてしまうのは簡単です。でも彼女はそうはしませんでした。ほんとはすごく怖くて、夫の前でだけ怯えた姿を見せますが、外ではいつも凛としています。弱みを見せることが出来、そんな彼女を理解し支えてくれる夫がいたからこそ、彼女は頑張れたのでしょう。その夫婦愛にもジンとしたのですが。私も、正しいと信じたことを、どんなことがあっても貫ける強さを持つことが出来るか考えさせられました。昔、「戦争反対」を貫いて殺された多くの人たちがいます。9条を守れと言うのに勇気がいる時代にならないことを祈りますが、もしそんな時代になっても、信じる道を貫きたいです。
浅利倫映

映画会のお知らせ

2007-09-22 21:18:11 | Weblog
東京芸術座九条の会で映画会をすることになりました。お昼ごはんが出ます。お気軽に参加してください。
 
 日時:10月7日11時半~ 「チャップリンの独裁者」
         14時半~ 「ヴェロニカ・ゲリン」
 場所:東京芸術座稽古場
 参加費:無料


世話人・小川拓郎の映画案内

「独裁者」
チャップリンの[独裁者]がアメリカで上映されたのは1940年。
この頃、世の中は第二次世界大戦の真っ最中。
ドイツがデンマーク、ノルウェーそしてフランスに侵攻した年だ。
そのドイツを指揮していたのが、言うまでもないあのアドルフ・ヒトラー。
そう、このチャップリンの[独裁者]は時の人、ナチス・ドイツのヒトラーを徹底的にからかったコメディなのだ!
皮肉にもチャップリンとヒトラーが生まれた年はおなじ1889年。
全く異なるやり方で世の中の注目を集めた2人、大げさではあるが現実と芸術の真っ向勝負のような気もする。
現にヒトラーはいち早くチャップリンの[独裁者]の存在を知り、「少なくとも三回は見た」との証言もある(これホント!)
後に赤狩りにあいアメリカから追放されたチャップリンだが、ただのコメディアンでは成し得る事の出来ない、この映画に込められたメッセージを是非見て下さい。

「ヴェロニカ・ゲリン」
皆様はヴェロニカ・ゲリンという人物を知っていますか?
この映画は巨大麻薬組織を相手に記事で戦いを挑み続けた1人の実在した女性ジャーナリストの話です。
時代は1996年、アイルランドのダブリン。 僅か10年程前にアイルランドの国で彼女のような女性がいた事を日本では、ほとんど知られていないのではないでしょうか。
アイルランドの人々にとって、今もなお「勇気の象徴」として記憶され続ける伝説のジャーナリスト、ヴェロニカ・ゲリンの壮絶な生き様と、その勇気が社会を目覚めさせた衝撃的実話をとくとご覧下さいませ!
主演は[エリザベス]でアカデミー賞候補になり、最近では[アビエイター]で伝説の女優キャサリン・ヘップバーンを演じ、助演女優賞に輝いたケイト・ブランシェット。
彼女の苦悩と葛藤を表現した演技にも大注目です

東京芸術座公演「母は枯葉剤を浴びた」

2007-08-27 21:01:24 | Weblog
8月24日でアトリエ公演「母は枯葉剤を浴びた」が終わりました。戦争の恐ろしさを再認識し、九条の大切さをあらためて実感した公演でもありました。19日にはなんとベトナムからドクちゃん夫妻が原作者の中村梧郎さんと一緒に公演を観に来てくれました。元気なドクちゃんの姿を見て感激で胸が一杯になりました。戦争は絶対にいけません。九条の改悪を許さず、世界に広げていかなければ・・・・。

ここで嬉しいお知らせです。この公演で主役の中村梧郎役を演じた小川拓郎君(劇団入団一年目!)が九条の会の世話人に加わってくれました。これからよろしくお願いします。
浅利 倫映

ねりま九条の会に行きました

2007-06-07 15:27:49 | Weblog
  昨日、ねりま九条の会の主催する集会に行きました。
 音楽きいて、それから、伊藤真さんという方の講演。
はきはきとわかりやすく話していて、私もあんな風に上手に話せるようになりたいものだと思いました。
  私は勉強不足なんですが、九条の会に興味を持ってから、ひとつ、大きく知ったことは、法律は国民を縛るもの、憲法は権力者を縛るもの、ということ。
 伊藤さんのお話では、さらに理解を一歩すすめ、権力者といっても、今の日本では多数派の国民が選んでいるわけです、そのつどの多数派が必ず正しい判断をするわけではない、
多数派強者に歯止めをかけ、少数派弱者を守るのが憲法ということでした。
  今の政府は、とすぐ文句言いたくなるけれど、私達国民の多数派が選んでいる、ということ、当たり前だけど、案外忘れがち。そりゃ、権力者はいろいろ工夫して、自分たちに都合のいいやり方にして、純粋に国民の多数派の意志が反映されているわけではなくても、日本は民主国家なんだという前提。
  憲法改悪惑星から派遣された人たちが、仕事しているわけではないということを忘れず、これからも九条を守ることを考えていきたいと思います。佐藤アズサ