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東京芸術座九条の会

憲法九条、戦争への関心を寄せて

憲法記念日に腰痛になった

2007-05-04 00:12:00 | Weblog
 ひさびさに書きます。佐藤アズサです。

   本日五月三日、とてもよい天気でしたね。
  私は昨日から腰の調子が悪く、朝起きると、びりびりっとしました。
  ちなみに普段の私は、めちゃめちゃ健康です。健康すぎて調子に乗るので、たまに痛い目に会います。
  今日は、なるだけ、腰に響くことは避け、例えば笑うとかなり痛いので、笑わぬよう気を付け、でかける予定もキャンセルし、静かに過ごすことにしました。
静かにでも、やれることっていっぱいあるんだなあ。
   おやつの時間に、紅茶をいれ、スコーンを食べながら、
 なんとなく腰によさそうだと思い、モーツアルトをかけました。

 モーツアルトを聴いていたら、あ、そうだ、今日は憲法記念日だし、
 モーツアルトをバックに憲法を朗読してみようと思いたちました。

   こんなこと、健康な日には思いつきません、きっと。
 そうして、憲法の前文を読みました。
 私、前文って名文だと思うんですよねえ。泣けてきました。
 九条の、国際平和を誠実に希求し、というところでも泣けました。

 憲法を変えようとしている政府の人たちがもしも、本当に誠実に
 国際平和を希求し、その上で、憲法を変えようと思っているのだとしたら、
 どんなにいいだろう。
 でも今の政府の人たちはそうではないなあ。

 もしも、本当に素直に第一項の言っていることを実現しようとみんなが思えたら
第二項がどうのとか解釈がどうのとか、言う必要はないと思う。

  ところで、正直なことを申し上げれば、前文と九条以外、あまり読んだ事がなかったのです。
 他の項目もちゃんと読んでみると、案外面白いし、えーそうなの、と驚くことも。 
     例えば38条。
    強制、拷問、若しくは脅迫による自白または不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない

  とか、当たり前と言えば当たり前かもしれないけれど、憲法にちゃんと書いて
くれているんだなあとか、しかし、守られているのかなあとか思いながら読みました。

  まだ全部読んではいません。
 この連休中に、憲法をしっかり読もうと思います。

   憲法記念日に腰痛になったのは、憲法の神様の思し召しだったのかもしれませんね。今度から、腰痛のたびに憲法を読むことにします。

   みなさんはどんな憲法記念日をすごされましたか?

改憲手続き法案

2007-04-12 21:29:52 | Weblog
九条の改悪につながる「改憲手続き法案」が可決されてしまいました。充分な論議も尽くさず、数の力で強行してしまうのは本当に頭にきます。九条を守るためにこれからが正念場でしょう。絶対にあきらめることなく、国民投票が行われても、憲法を改悪されないだけの世論を盛り上げていきましょう。これだけ九条の会が拡がってきているのにマスコミで全く取り上げられないのは、ものすごく頭にきますが…
ところで、嬉しい報告があります。榎本邦尚君が東京芸術座九条の会の世話人に加わってくれました。これからどのような活動を展開していくか、若い彼のアイデアを楽しみにしています。       浅利倫映

外部出演

2007-01-22 23:14:04 | Weblog
1月12日~16日まで、きなせ企画公演「とりあえずの死」に出演しました。中国残留婦人の物語で、中国にある外国人向けの養老院で暮らす女性たちの実話をもとにした話です。日本の為と満州に渡り、敗戦で日本に見捨てられ、そのまま日本に帰ることができずに中国で暮らし続けた女性たちです。私が演じたのは、結婚してすぐ満州に渡り、夫が徴兵されたあと終戦になり、同じ開拓団の人たちと逃げる途中でひとりもとの開拓村に戻り夫の帰りを待っていたが、中国人に捕まり競売にかけられて中国人の嫁として売られてしまった女性の分身(心の中のもう一人の自分)の役です。夫は敗戦後開拓村には戻らずに日本に帰ってしまっていて、日本で再婚し子どももできていました。一時帰国で夫に会いに行きますが、会うことができずにまた中国に戻ってしまったのです。
戦争では、日本でも外国でもたくさんの悲劇がありました。そんな悲劇がもう起こらないために、九条を守り、九条の精神を世界に広げていくことが大切だと改めて痛感しました。
今回この公演のロビーに「九条の会」のコーナーを作らせてもらい、今まで出したニュースや九条関連の出版物を展示しました。少しでも宣伝をできる場所があれば宣伝して、この芝居の主人公たちのような戦争犠牲者が二度と作られない世の中になるようにがんばりたいと思います。   浅利倫映

本を読みました

2006-11-10 21:59:39 | Weblog
「憲法九条を世界遺産に」という本を読みました。
お笑い芸人の大田光と大学教授で作家の中沢新一の対談本です。
「大田光の私が総理大臣になったら…秘書田中」という番組で、九条の日という祝日を作ろうというテーマで、九条についてかなり突っ込んだ話し合いをしていたというので(見逃してしまいましたが)読んでみました。
書いていることすべてに賛成という訳ではありませんでしたが、とても興味深い内容でした。
夏に東京芸術座で上演しましたが、「宮沢賢治」がなぜ「田中智学」の思想に惹かれたのか、ということについても語り合っています。
九条は奇蹟の合作で、この奇蹟をそう簡単に手放してはいけないという話はよかったです。
よかったら読んでみませんか?
                              浅利 倫映

催し物のお知らせ

2006-10-10 22:05:31 | Weblog
先日行われました世話人会で決定したことをご案内します。

その1 ジャンユンカーマン監督「映画 日本国憲法」上映
7月にも上映しましたが、残念ながら参加者が少なかったので再上映します。是非ご参加下さい。
日時:11月27日(月)18時~
場所:東京芸術座稽古場

その2 バスツアー
バスをレンタルして出かけます。バスの中での交流、意見交換なんかもやりたいと思います。帰りにはのんびりと温泉に寄りましょう…
日時:12月9日(土)9時劇団集合(西武池袋線「練馬高野台」駅に寄ります)
行き先:埼玉県平和資料館・原爆の図丸木美術館
費用:2,500円(交通費・入館料・温泉入浴料込み)
   昼食代は別です。飲み物・おつまみの車内販売をします。

映画は当日ご自由においで下さい。
バスツアーに参加ご希望の方は11月20日までに、氏名・連絡先を記入の上「東京芸術座九条の会」あてにFAXして下さい。(03-3904-0151)

久々に書きます。

2006-09-18 01:43:52 | Weblog
東京公演『よだかの星 わが子よ賢治』が終わって、二週間がたちました。
へえ、二週間たったんだ、と今思いながら書いています。
  私は、この公演班についていて、まったく自分のことで余裕がなくなり、
九条の会のことは他の人にまかせっきりでした。公演が終わると、今度は
『チャレンジド 遠い水の記憶』という旅公演の稽古が始まりました。
口では、またすぐ旅だあ、なんて文句言っていたけれど心の中では
なんてありがたいことではないか!と思っています。
   さて、旅公演もスタートし、今日は休みなので、少し心に余裕が
戻った私は九条の会ブログに何か書こうと思いたちました。
   宮澤賢治の芝居をやっていて思ったこと。人は求め続けなければいけないの
かなということ。なにか一つの正しいものがぼんとあり、それさえやっていれば安
心というものはこの世界にはないのではないか。昨日までこの方法でやっていれば良かったが、
今日にはそのやり方はもう正しくなくて、また考えなおさなければいけない、とい
うこともあるかもって。逆に、今、正しくなくなったからと言って過去の分まで一緒くたにして批判してはいけないのではないかということ。

   これは今回の芝居のテーマというわけではなく、ふと私が思ったことを九条
の会に結びつけて書こうとしているということをご了承ください。

   例えば賢治は、冷害に苦しむ農民を救いたくて、肥料のことを考える。肥料をよくしよう、
という研究をずっと続けて今に至ったとする。今は農業は発展し、肥料や農薬、機
械のおかげで食べるものがたくさんとれるようになった。なのにみんなが幸せにな
ったかというと色々な問題も生じ、例えば農薬の害で幸せでない事態が起きてきたりする。
それでまた有機農法なんて言葉も出てきたけれど、だからと言って純粋に有機農法
だった時代、つまり冷害におびえていた時代に戻りたいわけではない。
   
   
 九条の会は
 これさえやっていれば安心というものはない、という考えに基づいてつくられた
のではないかしら。九条の会は一つの手段だから。
 それなのに私は、大げさに言えば、ですが、東京芸術座九条の会というものが存在する限り
、すくなくとも日本は、今現在レベルの平和は保たれるような勘違いをしていた気がします。

   でも。昨日と今日は違うし、今日とあしたも違うのですよね。
   
                              佐藤アズサ  





追伸

2006-09-03 22:22:02 | Weblog
せっかくですので、盛岡弁の九条を載せたいと思います。特に東北出身の方に好評でした。

あのなっす 日本の国民のひとりとすて
おどさんもおがさんもえなさんも
あねさんもわらしえども
考えてみやんすべなっす
日本はあの戦争がら思い直すてなっす
こんたに立派な取り決めごとすたのす
日本のおらだずは正義と段取りコつげで
国と国のあらそいごとねぐすため
たたかいと武力でおどがすたり
やませだりすてはわがなんす
せづはいづまでも放棄しやんす
前項の目的ばやり遂げるためにはなっす
陸・海・空の兵隊っこなどはもづろん
せづらの類はぜってがもだながんすし
国どすての戦いのモメごとはみとめながんす
  
 おどさんー父親・戸主 おがさんー母親 えなさんー長男
 あねさんー娘・嫁 わらしえどー子どもたち
 やませだりー相手を痛めつけ破壊すること、殺すことの意も含む
 せづ、せづらーそれ、それらの意 ぜってがー絶対に

「よだかの星」公演ロビーにて

2006-09-03 22:04:43 | Weblog
本日で、東京芸術座公演「よだかの星ーわが子よ、賢治ー」が終わりました。
東京芸術座九条の会では、ロビーで展示や販売を行いました。
今回の公演にちなんで、盛岡出身の鈴木健一朗(宮沢賢治役)のお父様に、九条を盛岡弁に直してもらい、それを、今回の芝居の美術担当の幡野寛制作のパネルに貼り出しました。
コーヒー以外はあまり売れませんでしたが、東京芸術座九条の会に賛同する署名をしてくださる方や、今までに出したニュースを持って帰って下さる方がいて、ロビーでの展示・販売をしたかいがありました。協力してくださった皆さんありがとうございました。    浅利倫映

お知らせ

2006-08-12 19:32:09 | Weblog
 お知らせその一 8月30日から、紀伊國屋サザンシアターにて、東京芸術座公演「よだかの星 わが子よ賢治」を上演致します。そのときにロビーにて、九条の会の展示、販売などを行う予定です。是非お越しください。お芝居の詳細については、東京芸術座ホームページをご覧下さい。

 お知らせその二 世話人の吉田誠司くんが都合により、世話人をやめることになりました。 
世話人からは抜けますが、これからも一会員として、九条の会を支えていきたいとのことです。                     佐藤アズサ

追伸

2006-07-18 01:46:55 | Weblog
いま東京芸術座9条の会例会(あえて使ってみました)では
かならず(といっていいのかな)“お国言葉で憲法を”ということで
“出身土地言葉で9条を読む”を取り入れています。
今回は 吉田誠司さんでした。
筑豊地方ということで「福岡というと博多弁の~たいとイメージされますが 
筑豊は北九州に近いです。だから言葉も違います」という前置きのなか語られました。
やっぱり土地言葉があるというのは うらやましいかぎりです。
身近な言葉で語るからこその実感 大切にしたいです。

次の土地言葉を楽しみにしています。

                            たかのきよこ