きゅうちゃん出たとこブログ

行きあたりばったりの人生、そして愉快な仲間達との日々をちらほらと・・・

秋といえば。

2017-09-13 14:09:48 | 旨いもん

「政次が死ねばあれは死んでしまうからなぁ。
           翼がひとつでは鳥は飛べぬ。 
                  ふたりして落ち延びそこで再起を計ればよい。」


と 南渓和尚が言った白居易の超有名な「長恨歌」の一節、祝辞などでよく使われるので聞き覚えのある方もおられるでしょう。

“天にあっては比翼の鳥となり、地にあっては連理の枝とならん” を思わせるこのセリフに胸がいっぱいになり

そして、避けては通れぬ政次 いや高橋一生の壮絶な最期にダム決壊級の涙が流れ落ち、

とどめは辞世の句で 


「白黒をつけむと君をひとり待つ 
            天つたふ日ぞ
                  楽しからずや」 に、


って、あーた! よく見りゃ “白楽天(=白居易)” って書いてあるじゃぁあーりませんか! 

南渓和尚、あれは前振りだったのですねっ!

つか、たった 五・七・五・七・七ん中にどんだけ想いつまってんだよ、

Twitterの140文字が少ないなんて甘ったれんじゃねぇぞ現代人、政次に謝れ!土下座して謝れ!

と、クッション抱きかかえて 「まーーーさーーーつーーーぐぅーーーー!」 とやりどころのない絶望感にもだえ悲しむアタシ。

ええ、随分と遅ればせながらやっと見届けました 嫌われ政次の一生を。

きゅうです、ども。








さて、朝夕はことのほか秋の空気が漂う今日この頃。

スーパーでは美味しそうな無花果やぶどう、栗にお芋類などと品揃えががらりと変わり

献立を考えるのもややフレッシュな気持ちで臨めるのではないでしょうか。

そして秋の風物詩といえばこれ、『ひやおろし』。

簡単に説明すると、冬に搾った新酒を一度だけ加熱殺菌し、秋になるまで蔵で寝かせてから出荷したお酒の事をいいます。

きゅう旦那くんは「在庫一掃セール酒」と失礼な呼び方をします。

先週、たまたま通りかかった酒屋さんで酒販店の方が 「一日フライングなんだけどね。」 と言いながら並べていらしたのを

これはラッキー♪とばかりに一本購入して参りました。

酒販店の方曰く、富山でひやおろしが認知され出したのはここ最近だそうで、まだまだ購入される方は多くないとのこと。

とても意外だったけど、そうであれば程よく熟成された日本酒の変化をもっと愉しむべき富山県民よ、と思うのであった。

今回購入したのは 石川県能登のお酒 宗玄酒造さんの純米ひやおろし。お米は広島県の八反錦。

口の中に広がるいい塩梅の酸味とあまーい米の旨みが喉をつたっていくうちに辛みへと変化する。

一度に二度おいしいお酒である。


ボジョレーもいいけどひやおろしも ね。








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