*午後5時のお茶会*

美しい聴衆の集まる時間

薔薇

2009-05-25 11:57:59 | 日記
去年の秋にきた薔薇が
冬の間に力を蓄えて枝をのばし
また花をつけました。

朝方のひんやりした空気に
凛と切りとられた薔薇の姿。


ショパン

2009-05-19 23:11:06 | 日記
ヤノシュ・オレイニチャク氏のピアノを聴いてきました。
映画「戦場のピアニスト」の演奏シーンを
オレイニチャク氏が担当し有名になっていますが、
ポーランドの素晴しい芸術家です。

以前ご縁があって日本ツアーの時に間近で演奏とお話を
きく機会があり、その芸術的な言動に時にはとまどい、
時には演奏への真摯な姿に感動しました。

演奏する日の気分によってプログラムを変え
「今この瞬間」に生み出される音楽は
ホールで聴いているはずなのに
私の内側から湧き出るように聞こえてくるような・・
もう二度ともどってこない瞬間の音楽が
私の中に感覚としてしっかりと残りました。

来年のリサイタルにショパンを弾きます。
帰って楽譜をひろげたら
いつもと同じはずの音符がまるで違う風にみえました。

明日から音にしてみよう。

七里ヶ浜の1日

2009-05-17 23:44:12 | 日記
海辺のチャペルで親友が結婚式をあげました。

子どもの時とても仲良しで、
彼女といるとなぜかいつもの景色が特別に
楽しくなってしまうのです。
川辺の探検や屋根裏で秘密ごっこ・・
なんて素敵な思い出*

ところが小学校を卒業して彼女とは
約20年近く、まったく会わなくなっていました。

ある日私が
緑深いお庭のきれいなホテルのラウンジで
ピアノを弾いていたとき、声をかけてくれた方がいて
なんとそれがすっかり大人になって
綺麗になった彼女でした。

お互いに子どもの時の姿しか思い出せないはずなのに
私も彼女もあの頃の
時間を忘れて遊んでいた頃の感じと全く同じように
会話ができるのです。

不思議な縁。
ピアノがつなげてくれました。






視線

2009-05-07 19:22:19 | 日記
ふと後ろをみると猫がいました。
かなり前から私を見ていたようです。

近所の空き地に最近家が建つ事になり、
住宅用に敷地が整えられています。
去年ここは草がたくさん生えていて
ミントなどのハーブも群生していました。

そこにカモの夫婦が住んでいて、
買い物帰りによく二羽で向かい合って座っているのが
見えました。
しばらく姿が見えなくなって、どうしたのかなと思っていたら
なんと今日、すっかり整地されてむき出しの土の上に
その二羽が戻ってきていたのです。

もうすぐここには家が建ちます。
でももしかしたら、
完成した家のお庭にまたこのカモたちが来て
仲良く向かい合って座るかもしれない・・
その家に住んだ人は楽しいだろうな♪

雨のなか、カモたちは静かに座っていました。


5月

2009-05-05 21:07:55 | 日記
朝に弾く曲がバッハのフランス組曲からトッカータになり、
それを弾く約1時間の時の流れがずいぶん変わってきました。

前奏とフーガ・・1曲のなかでどんどん深淵へと引き込まれ
逃れ難い大きな流れにのみ込まれるような感覚。
ここは小さなピアノの部屋ですが、大きなパイプオルガンを
目の前にしたような壮大な音楽の存在を感じます。

どこか散らかっていた身体の細胞がきちんと
整っていくような気がします。
きっと今必要な曲なのでしょう。

新作

2009-05-02 17:03:45 | 日記
ゼリーよりも硬くてガムよりはやわらかいです。
ころりと可愛い形に仕上りました。

グミというお菓子ですが、
お砂糖の分量をまちがえると、ウイロウになってしまいます(笑)

緑の季節

2009-05-02 16:49:06 | 日記
成田山におまいりにいき、緑の木々のなかを歩きました。
こもれびのなかに時おり冷たい風が通りすぎます。
夏のように暑い1日でしたが、空気も澄んでいて
護摩焚きの読経と太鼓の音が遠くから響き
異界の入り口にいるような雰囲気になりました。