*午後5時のお茶会*

美しい聴衆の集まる時間

水音

2009-09-29 23:15:32 | 日記
ぽとん。
時々丸いどんぐりの落ちる音がして
浮くのかな?と思ったら
よく見ると水底にたくさん実が落ちています。

ここにくればいつもある風景
でも見ようとしなければ遠い場所。


秋のコンサート

2009-09-27 19:17:13 | 日記
何かに向かって懸命に集中するという行動が
いつのまにか先に進む大きな力に変わっていて
自分でも驚くことがあります。
私にとっては楽器を演奏することがいちばん身近ですが
それが絵を描くことであったりスポーツであったり
人によってさまざまなのでしょう。

誰もが問題点をかかえて生きていて
なかなか直らないから問題点なのでしょうけど・・
悪いところばかり意識しすぎると
やっぱり問題点は問題点のままなような気がします。

それに自分自身のことや身近な人の問題点に気づいて
すぐに指摘してもなにも効果はありません。

「さて、どうしようか・・?」

ひとりで考えるより、誰かと一緒に考えたほうが知恵も2倍です。
解決に向かうそのプロセスやかかった時間が今は貴重に思えます。

演奏が私にとっては大きな世界と繋がる手段でもあり
楽しみでもあり、日常です。










時間

2009-09-15 23:32:14 | 日記
曲を弾いているとその曲の要求するものが
だんだん大きくなっていき
今の自分ではとても弾ききれないような世界が
一瞬、見えたりします。

きたきた!
・・・だんぜん焦り始めます。

このときにその世界の幻に惑わされて
一気に曲をイメージだけ仕上げてしまうと
たいてい失敗します。
自分ではイメージ通りにできている、
と錯覚しているだけです。

その突然現れた世界には
楽をしてはたどりつけないのはわかっているのに
何度も同じ失敗を繰り返してきました。

こんどこそたどりつきたい。
夢中になっている間は一日があっという間
にすぎるような

でも意外と長かったような・・
時間はふしぎです。


手紙

2009-09-10 14:35:26 | 日記
海を越えて届いた手紙。フィリピンからです。

大切に着ていて捨てられなかった服や、ぬいぐるみ、
そのほか色々な品をダンボールに詰め
確かまだ春になる前に、二箱送りました。

最短でも船便で二ヶ月以上はかかります。
途中で荷物が無くなることもあります。
と、郵便局に持っていったときに言われました。

送ってしまったら荷物のことは
全く忘れていたところに
「大変うれしいです」という内容の
英語の手紙が届きました。
便箋の表は、牛とお花の版画になっていて
色鉛筆で丁寧に色が塗ってあります。

遠くにいった大切な物たちが
やっぱり大切にされていて嬉しいです。







9月

2009-09-05 19:03:31 | 日記
画家の名前のついた色があります。
今日読んでいるのは「フランスの伝統色」という本。
色の名前とその由来だけで、まるで物語です。

今年気になっているのはブルー。
ブルーだけでも、

ブルー・モネ
ブルー・ドゥ・ピカソ
ブルー・ドゥ・マティス
ブルー・マジョレル
ヴァトー

有名なアーティストたちの名前のついた色たちと
それを大切にその物語とともに
受け継がれているフランスの心。

印刷の楽譜には色はついていないけれど
音にしてみると
やはり作曲家の色があります。

受け継がれていくものとそれに共鳴する心。

9月になりました。