*午後5時のお茶会*

美しい聴衆の集まる時間

音と光と

2009-07-22 16:40:29 | 日記
朝の光が差し込みはじめた
聖堂の風景。刻々と表情が変わっていきます。

「グレゴリオの家」という近所のカトリック教会。
存在は以前から知っていましたが
私はキリスト教徒ではないため、なかなか中に入る
きっかけをえられませんでした。

このパイプオルガンのレッスンが受けられる…

4日間の講習会の募集には宗教の垣根はありませんでした。
ちょっと勇気が要りましたが、
日本各地から(関西、四国、九州、東北、あらゆる地域)
この講習会を目指して教徒の方々が集まる中、
グレゴリオ聖歌とパイプオルガンを習うことができました。

ここには宗教音楽研究所という学校も併設していて、
その受講希望の方も何人か参加されていました。
楽器や宗教が違っても同じ音楽観、世界観をもっている方と
熱く語りあう機会も得られて、あっという間の4日間でした。

また今日から私はピアノを弾こう。


2009-07-22 16:06:48 | 日記
教会の屋根のうえに大きな虹がみえました。
雨あがりの夕方。

その日はいちにちじゅう
教会でグレゴリオ聖歌を歌っていました。

ラテン語の祈りの言葉、そして楽譜に記された音符、
その言葉をどう歌うかを記した音符の上に書かれた
線や点をネウマ譜といいます。

これは日々の生活の中から生まれた
人々の願いやあこがれの言葉です。
修道士たちが口伝えで伝え続けてきた
グレゴリオ聖歌の生きた心。

人種を、宗教を、そして時を越えて
大きな世界と私が繋がったような気がしました。

この空の美しさが
これからもずっと存在し続けますように。