反省

 

今日は、だいぶ前、忍びの国を　観に行った時の　話です。


その日、ワタシは　一人で、朝一番の　映画を観に行きました。


映画館に着くと、人が　たくさんいて　ビックリしました。




いつもは　朝は　人が少ないので、変だな？

と、思いましたら、その日は　なんと、休日でした。





結構、ギリギリに着いた　ワタシは、急いで　チケット売り場に　向かいました。



チケットは 自分で、タッチパネルで　買うものでした。



どんくさいワタシですが、大丈夫。

以前に買った事が　あります。



落ち着いて、ちゃんと、機械の言う通りに　操作すれば、いいのです。





座席番号をタッチし、「次に」みたいな　表示を触りましたが、

画面が　進みません。


何度か、チャレンジしましたが、進まないので、

違う　座席番号を押してみましたが、

画面は　一向に進みません。


 

朝いちで　上映時間ギリギリなので、

後ろに　人がたくさん並んでいる訳では　ありませんが、


ワタシは　焦りながら、また、違う座席で　試しました。





何が　間違っていたのかは　さっぱり、判りませんでしたが

何度目かに　無事に　チケットが　買えました。


ワタシは　そのチケットを握りしめ、トイレに　向かいました。


映画の前には　ちゃんと、トイレを済ませて置かなければ　落ち着きませんから。


トイレにも、並ぶ程では　ありませんが　たくさんの人がいました。




やはり、平日の朝とは　比べものになりません。


今日は　休日の朝なのです。






楽しそうな親子連れや、お洒落したお姉さん、

ワタシと、同年代と思えるおばさんも、

みんな、綺麗に装って映画を観に来ていました。




トイレを済ませ、手を洗ったワタシは　鏡を見て　ビックリしました。

 

 

そこには　見るも無残な　貧乏臭い、汚いおばさんが　映っていました。


普段から、身なりに気を使わないワタシは

朝イチだから、人も少ないし、

映画だけ観たら、すぐ、帰るから・・・


と、普段着に　化粧もＢＢ クリームに口紅だけ、と、いう

手抜きで来たのです。


そして、それも　汗で、すっかり、流れてる・・・。







ワタシは　自分の格好悪さに　絶望的に惨めな気分になりました。




今日が、休日だと、言う事を　忘れていた自分に　心底、腹が立ちました。






ワタシは、とにかく、

映画を観たら、すぐ、帰るから、と、自分を励まし、

足早に　映画館に向かいました。



ワタシは　なるべく人と視線を合わせないようにしながら

スクリーンへ　急ぎました。





劇場には　想像以上に　たくさんの人が座っていました。


公開からだいぶ経っているのに、

おーちゃんて、やっぱ、人気あるねんな。と、思いながら

ワタシは　自分の座席を探しました。







端席を　選んだつもりでしたが、席は　真ん中へんでした。

何度も、押し直したので、失敗したのかもしれません。






ワタシは　チケットを確認しながら、席へ向かいました。


しかし、そこには、小学生ぐらいの子供が座っていました。






どうやら、間違えてしまったようです。

もう一度、端まで　戻って　ワタシは　チケットを再度、確認しました。





でも、やっぱり、そこは　ワタシの席なのです。


しばらく　悩んだ後、ワタシは　思い切って、声を掛けました。

「あの～・・・」

若いお母さんは、驚いて

自分のチケットを　確認してくれました。











なんと、両方のチケットは

日にちも　時間も　座席番号も　まったく、同じ物でした。




　


ワタシは　動揺しました。


若いお母さんも　驚きながらも、一生懸命、考えてくれていました。






「　あ～、そういう事、あるある！　たまに、あるねん。」


上の方から、そんな、カップルの声が、聞こえて来ました。


ワタシの事でしょうか？　(；ﾟДﾟ)

それとも、違う話でしょうか？　（;´д｀）


「え？　これって、どうしたらいいの？」と、思ったその時でした。





若いお母さんが、言いました。




「ここ、『忍びの国』じゃ、ないです。」



(；ﾟДﾟ)　なんと、ワタシは　

スクリーンを　間違えて、違う映画の劇場に　入っていたのです。












ワタシは　恥ずかしさのあまり、消えてなくなりたくなりました。






　　　　　　　　　　　　　　

　　　本当に本当に本当に本当に恥ずかしかったです。(T_T)
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この夏、レイちゃんは　扇風機に当たる事を　覚えた。