雅クン（猫）と赤い首輪　（続き）

2015-05-04 | ペット

今さらですが、今日は　２月の記事の続きです。

昨夏の、レイちゃんの乳腺腫瘍の手術前夜。

実は　事件が　起こりました。

中学生・三女子が、雅クンの近くに　

うっかり、ハンガーを落としてしまったのです。

ビックリした雅くんは　ベランダに　逃げようとしましたが

残念ながら、窓は　閉まっており

遊んでると　勘違いした　レイちゃん（犬）に

いつものように　ひつこく　まとわり付かれて　困っていました。

ワタシは　それを

ゴロゴロ寝ながら、見ていました。

　　

突然、レイちゃんの　悲鳴が　聞こえました。

怒った雅クンに　ネコパンチでもされたかな？と、思いました。

レイちゃんは　いつも　とっても　大げさなのです。

「雅クン、今、噛まんかった？」

三女子が　青ざめて言いました。

恐るおそる　傷を覗くと

毛で　はっきりは　見えませんが、

　　　　　　　　なんだか、深そうです・・・・(゜Д゜;)

幸い、それ以上　血が出て来る様子はなかったので

明日、病院に　行った時、一緒に　見てもらう事にしました。

　三女子は　雅クンが　噛んだように見えた、と、言いましたが

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「　・・・・雅くんが　飛んだ時、

　　　　　　後ろ脚の　爪が当たったんじゃないの？」

　　　　　　　　　と、ワタシは　思いました。

　だって、今まで　軽く噛む事は　ありましたが

　血が出るほど　噛む事なんて　

　７年間、一度も　ありませんでしたから。　　

次の日、レイちゃんは　予定通り　１泊２日の手術に行きました。

迎えに行くと、

　　背中の傷は　思ったより　大きく　縫われていました。

ワタシの心の中に　不安が　押し寄せました。

もし、雅クンが　本気になれば、

レイちゃんに　もっと、大怪我させるのは　簡単な事です・・・。

もし、そんな事になったら、どうしよう？

　　　　　もう、一緒に暮らせないかもしれません。

ワタシは、

これは　きっと、逃げようとした雅クンの　後ろ足の爪が　

運が悪く　当たっただけなのだ。

　　　　　　と、思い込もうとしていました。

しかし、２回目の　事件は　起きました。

それはちょうど、２週間後、

レイちゃんが　エリカラを外した　夜の事でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　

「　た、助けて～！　雅く～ん！」

「　くそ～！　お前なんか、お前なんか～！」

　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　

「　わ～、やめて～、お母さ～ん！」

ワタシと　次女子が　こんな小芝居を　始めると

いつも　雅クンは　しっぽを　膨らませ　とても驚いた顔　なります。

その様子が　とっても　おかしくて　可愛くて

ワタシ達は　時々、雅クンをからかいます。

そして、その声に　レイちゃんが　反応して

部屋は　あっと、言う間に　大騒ぎになります。

「　うるさいな～。　
　　も～、また、雅クン、怒るで～！」

そして、その日は　確か、

長女子と　三女子に　止められたような　気がします。

ワタシと　次女子は　素直に　止めたはずでした。

コタツ机の下から　レイちゃんの悲鳴が　聞こえました。

三女子が　見ると、レイちゃんの背中に

穴が　一つ　開いていました。

なぜ・・・？　(＠_＠;)

今まで、７年間　こんな事は一度もなかったのに。

みんなが　レイちゃんばっかり　構ってたから・・？

　　　　　　　　　　　　　　　

でも、よく考えてみると

怪我は　２度とも　ワタシ達の目の前で起きました。

ワタシは　やっと　気付きました。

雅クンが　本当に　怒っているのは　レイちゃんではなく

いつも　それを笑って　みている　みんな。

雅クンが　本気で　ビックリしているのに

笑って　助けてくれない　みんな。

雅くんが　本当に　腹が立っていたのは

ワタシ達　人間に対して　だったのかもしれません。

ワタシ達は反省し、雅クンを　気遣うようになりました。

その後、雅クンが　レイちゃんを　傷つけた事は　まだ、ありません。

相変わらず、少し距離はありますが、

二匹は　今日も　静かに暮らしています。

　　　＜おしまい＞

人気ブログランキングへ　本日も　長い長いブログに　お付き合いありがとうございました。