盲目的競馬観

サラブレッドクラブで出資した馬とか競馬のお話

サンデーサイレンス亡き後

2005-05-25 14:29:38 | 競馬
今週はダービーウィークですね。ディープインパクトの2冠の可能性はかなり高そうです。これだけの馬、怪我する事無く、せめて4歳末くらいまでは現役を続けて欲しいものです。

さて、ダービーが終わると、サンデーサイレンスのラストクロップの世代がデビューします。あまりに偉大な種牡馬で、国内の血統を一変させたサンデーサイレンス。その仔達も確実に走る能力を遺伝するようです。サンデーサイレンス亡き後、気になるのが後継種牡馬争い。正直、種馬も繁殖もサンデーの仔が増えすぎたため血統が偏りすぎな気がしますが、それでもしばらくはサンデー直仔は人気になるでしょう。

サンデー系種牡馬で現在1番手とされているのはダンスインザダークですね。しかし、ダンスインザダーク、血統は良いのですが、ご存知のように勝ち上がり率は良くありません。牝馬なんて酷いものです。クラブ出資となるとフジキセキの方が遥かに優秀な種牡馬と言えます。それでもダンスインザダークが1番手でありえるのは、やはり血統的にクラシックディスタンスを狙えるからでしょう。勝ち上がり率が高いサクラバクシンオーの種付け料がそれほど上がらないのも、距離が持たない、つまりダービーが狙えないからではないでしょうか。逆に言えば、距離が持ちそうな種牡馬が、後継の1番手になりえるという事になります。

というわけで、個人的にはスペシャルウィーク、マンハッタンカフェ、ディープインパクトの3頭が後継種牡馬としてトップに立つ可能性が高いと見ています。スペシャルウィークはシーザリオのおかげで人気が出るでしょう。しかし、今のところは勝ち上がり率は良くないので、ここでどれだけ結果を出せるか。マンハッタンカフェはまだ全然わかりません。ディープインパクトも血統的に距離は持ちそうです。瞬発力も秀逸ですし、無事種牡馬になれれば筆頭はこの馬な気がします。

その他ではステイゴールドがいます。ステイもディクタスの血が入っているので距離は持つと思いますが、ぶっちゃけ、社台SSじゃない時点で繁殖牝馬の質に差が出てしまい、上記2頭に比べると成績は落ちると思います。あと、気になるのがアグネスタキオン。全兄アグネスフライトがダービーを勝ち、血統的にも距離は持ちそうです。ノーザンダンサー系、ミスプロ系の血が入っていないのも相手に恵まれそうです。が、今年2歳の産駒を見ると、いかにもパワー型な体系の仔が多かったです。見た目からするとマイルから2000がベストっぽく感じました。そう考えるとスペシャルウィーク、マンハッタンカフェの方が可能性があるように思えます。

サンデー系以外では、やはりフレンチデピュティが筆頭でしょう。実績もあり、サンデー系牝馬に付けられる強みがあります。恐らく3,4年後はまずこの馬がリーディングに立つのではないでしょうか。サンデー系に付けられる、という意味では、クロフネやジャングルポケットもいます。特に現役時代好きだったジャングルポケットには頑張って欲しいのですが、如何せんトニービンの仔はなかなか結果が出ていませんし、さらにジャンポケ自身は背ったるでした。微妙ですね。あとは小柄な栗毛牝馬しか興味を示さなかったウォーエンブレムがいますが、この馬、徐々に種付けできるようになってきているようです。結果が出るといいですね。

などと考えながら、今年の出資馬を検討中です。ええ、なんの根拠も無い上に、募集されていない種牡馬は全く眼中にありません:p