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【鎌倉殿の13人】㊳

2022-10-09 07:30:00 | 小栗旬
第38回【時を継ぐ者】

伊豆へ流罪となった父への告知に、父の元にやって来た義時
りくも共にと聞き「りくさえいればなにもいらない」と言う父
斬首と思っていた時政は「よお~骨を折ってくれたなぁ~」と義時に言う
しかし「私は首をはねられてもやむなしと思っておりました、感謝するなら
鎌倉殿や文官の方々に」と目を合わせないまま抑揚のない声で告げる
文官たちが父の処遇に喧喧囂囂意見を出し合っている間も、義時は口を
挟むことなく静かにその時を待つ
おそらく心の中ではどんなに怯え、懇願し、この状況を招いた父を
呪ったことだろう
伊豆へ流罪と決まり「いかがかな?」と大江から言われた時
「息子として礼を申し上げる」と頭を下げた
どんなにほっとしたことだろうか、義時の気持ちを思うと胸が詰まる
又今まで淡々と意見を言って来た大江広元の言い方が、私的に優しく聞こえた
これも義時への信頼にほかならないと思った

とうとう父を謀反の罪で断罪することに・・・
これまでも幾度となく父に忠告をしてきた義時だが、義母を愛する余り
突き進んでしまった父
息子の冷たい言葉に表情を硬くし目を伏せる父に、初めて義時は
睨むような鋭い目線で父を見る、怒っている
そして静かに口を開いた
「父上、小四郎は無念でございます」
「父上にはこの先もずっと側にいて欲しかった」
「頼朝様がお造りになった鎌倉を父上と共に守って行きたかった」
「父上の背中を見てここまでやって参りました!」義時のほほを涙が
幾筋も流れる「私は父上を・・・私は・・」言葉を詰まらせる
なんとか気持ちを切り替え上げた義時の顔は涙にぐしょ濡れている
「今生の別れにございます」と言い放つ
「父が世を去る時、私は側にいられません」
「父の手を握ってやることが出来ません」号泣しながら義時の思いが
あふれ出し止まらない
「あなたがその機会を奪った・・・お恨み申し上げます」
今まで常に【公】の立場で考えを言って来た義時、それを自分にも課してきた
今の義時は昔の【小四郎】に戻っていた
この一週間この場面を何度見たことか・・・
そしてその度、号泣したことか、1週間経つけど、まだ泣けるなぁ~(T_T)
兎に角、何かと義時は頑張っている
なのに、なんて鈍感の極みの息子【泰時】
【名宰相】だか【御成敗式目】だか知らないが、ず~と父の側で
父を見て来たはずなのに、全然察することも理解することもできない泰時に
呆れてしまう
こんなんでよく【名宰相】になれたものだと不思議でしかない
義時の非情な采配があったればこそ、その後の北条130年の礎が出来たと
私は思う
62才の若さで急死しなければならなかったのが切ないなぁ~
頼朝が亡くなった時に鎌倉から去ろうとした義時、昔は明るくて、穏やかで、
気遣いの人で優しかった小四郎をこんなにしたのは頼朝との人生なのだ
息子に後を任せて、江間に帰って米の勘定をしながらゆっくりと余生を
送ってほしかったなぁ~ほんまに(*_*)
まぁ~まだ後10話あるからちょっと早いけど・・・
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