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マイノリティー・リポート

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「センセイの鞄」

2008-10-22 16:50:25 | 

『新日曜名作座』で西田さんと竹下さん二人によって、毎週日曜22:15~22:45に放送されている最新の作品です

最初の放送を聞いて、思わず笑ってしまったりで、とても興味を持ったので、本を購入

「289頁」の読みやすい量である

以前コメントしたように、この本はベストセラーになったが、ベストセラーになった理由
として、この本の解説には『センセイの鞄』は多くの中高年男性を「舞い上がらせた」

らしい

なぜなら70歳を過ぎている男性が、30歳以上も年下の女性と恋に落ちる。

さらに、その恋は男性から仕掛けたのではなく、女性からのアプローチによるもであ

り、若者達の性急さではなく、スローペースで進行し、若い恋敵にも勝利するというも

のなのだ

恋愛物が苦手な私が、全くイライラせずに読み終えたことでも、この作品が普通の

恋・愛物でないといえると思う

主人公の「大町月子」=「ツキコさん」彼女が偶然行きつけの飲み屋で再開した、高

校の国語の教師「センセイ」

「センセイ」と何度か飲み屋で酒を酌み交わしているうちに、自分でも気づかぬうち

に、恋をしていく心の動き、変化、葛藤がスローモーションのように描写されている

自分だったら違った反応をすると思ったとしても、彼女の心の動きがあまりにはっき

りと見え、気がつくと彼女の心の動きに反っている自分がいる

最期には、先生も彼女の気持ちを素直に受け止め、まさしく「時のながれに身をまか

せ」お互い素直な心で恋人同士として付き合いはじめる

それから、約3年の思い出を彼女の心に残し、あの世へ旅立ったのだ。

恋愛が成立するかどうかは別として、心が求めているものが相手にあれば、

心と心のふれあいなんて、年ではないと私は思っている

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