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浅見光彦シリーズ~33

2014-03-09 07:30:00 | 中村俊介

『後鳥羽伝説殺人事件』

この作品は<浅見光彦誕生の記念すべき第一作目>なんですね

原作も、色んな理由で、好きな作品だったから、かなり期待していた

またまた、期待しすぎるとよくないので、自制しつつ・・・

でも、自制など必要なかった、最高 最高だった

原作とはあちらこちら違っていたが、これはこれで、とても面白く出来ていると

大満足だった

反対に原作よりこちらの展開の方が、私としては好きである

前作に続いて、また広島県が舞台、ロケ現場も知っているところが

色々出る度に思った、その場に是非遭遇したかったなぁ~

ファンの人は知ってると思うが、光彦には「祐子」という妹がおりました

ただ12年前に既に他界している

それは「承久の乱」を起こし破れた「後鳥羽上皇」の隠岐島へ流刑の

行程が、実は違うルートだったのではという「後鳥羽伝説」をたどる旅に

友人と二人で出かけた【国営備北丘陵(コスモス)でロケ】が、

台風に遭遇し、たまたま泊まった宿が土砂崩れに、あい、友人は助かったが、

妹は助からなかったという、辛い過去があった

又、たまたま助け出された友人も、その時の記憶がなく苦しんでいたが

12年ぶりに、過去に向き合うため、その時のルートをたどる旅に出かけ

何者かに、広島県三次駅で殺されてしまった

そこで兄である光彦は、妹の親友だった彼女の訃報を聞き、ソアラを駆って

広島県三次へかけつけるのである

『特に好きだったシーン』

12年前、変わり果てた妹祐子にすがりつき、泣き崩れる母雪江と

そっと母に手を添える兄陽一郎、一歩離れた所で立ちすくみ涙を

流す光彦、もちろん私も号泣

足取りを求めて、妹の親友が泊まったホテルの一室で、妹祐子との記憶を

思い出しながら、窓から眼下の湖を見つめる 【錦彩館でロケ】

悲しい横顔が  【同上】美しい

最後は、私も何度か訪れた【庄原市東城町の帝釈峡

『雄橋=おんばし』】で犯人を追い詰めた時の光彦はMAXで怒っていた

犯人はエリート警察官だったが、追い詰められて、拳銃で自殺しようとした時

体を張って飛びつき拳銃を奪って言う「あなたは、死なせない

あなたのような男を簡単に、死なせたら、祐子が、美也子さんがうかばれない

あなたは一生、生きて罪を償っていくんです

警察官でない者だと、普通殺されたら、殺したいと思うと思うけど、

さすが光彦、かっこよくて、男らしい【雄橋の上から】

川の中で泣き崩れる犯人、それを見つめる光彦と野上警部

美形は怒っても、ふくれても、泣いても、たそがれても美しいものなんですねぇ~

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