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往復約250Kmのドライブ【化石~カブトガニ】編

2020-09-24 10:14:17 | ドライブ

岡山県 笠岡市 神島と西大島の間の海域

国指定 天然記念物(S46年6月16日指定)

それは【カブトガニ】なんです

国内の生息分布は、過去は瀬戸内海と九州北部の沿岸部に広く生息したが、

現在では生息地の環境破壊が進み、生息数・生息地域ともに激減

その数少ない生息地の一つが笠岡市の神島水道とのこと・・・で

笠岡市立カブトガニ博物館にお邪魔しました

カブトガニは産卵を砂浜でして、赤ちゃんは干潟に移動して成長していく

その砂浜と干潟が、護岸などで分断されたりしてしまうと生きていけない

干潟の埋め立てが進んでいるので、幼生も行きていけないという状況

【カブトガニ】って言っても、カニではなく、分類はトンボやセミなどと同じ

節足動物に分類され、クモの仲間に最も近いらしい

クモと言えば、陸上の動物で、クモとは、形も住む場所も全く違うのに、

どうして仲間なのか? 19世紀の中ごろから、多くの学者たちが論争してきたが、

現在では進化の過程や発生段階、血清学的な比較によって、カブトガニがクモの仲間で

あることは疑いのない事実となったらしい

人類の誕生よりもずーと昔で、地球上に繁栄した恐竜の時代よりもはるか昔、

2億年前から、何とか地球の片隅で細々と生きてきた生物がこの瀬戸内海にいます

恐竜たちは約6500年前に絶滅してしまいましたが、その強い生命力で昔の形のまま

生きている化石、それがカブトガニなんですねぇ~ 

なんでも、オス16回、メス17回、生まれてから脱皮をするそうです

そして、博物館を訪れて数日後、テレビで、広島の江田島湾にもカブトガニが

生息しているということを知りましたぁ~

生息調査をしている【せとうみ科学館】が干潟で今年は73匹のカブトガニを

見つけたそうです

ことし干潟で見つかっているのは、生まれてから7年ほどの若い個体がほとんど

江田島湾は、今でも若い世代のカブトガニを見ることができる貴重な場所なんですねぇ~

それにしても、2億年も形を変えないと言うのもすごいけど、今見ると私にはかなり

未来形のようにも見えるんですけどね

あんたはすごい

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