月明かりの下の独り言

こちらに舞い戻って参りました。
こちらで、ちょっくら暑苦しく真面目な話題に、取り組んでいきたいと思います。

必要なのは、きめの細かさ

2008-04-23 | つぶやく
ではないかなぁ、と考える。

例えば、後期高齢者保険制度。医療費削減のザックリとした数値目標のために、これまたザックリと「こうすればムダがなくなるだろう」という全国一律的な方法の押し付け。

例えば、公共サービスの民間企業の入札を通じた委託による経費削減。それによって、過酷な労働条件を押し付けられる現場の労働者たち。

例えば、大規模化さえ進めれば、アメリカやオーストラリア、ブラジルといった農業大国に対抗できると信じる政府やマスメディア。こんなにも、気候や地形、嗜好が多種多様で、いろんな意味で繊細かつ豊かな日本で、大規模化画一化することが持つリスクや限界を本当に想定できているんだろうか。

こういった、いろんなケースが想定されるような分野のルール作りを、国家レベルでザックリやってしまうことって…どうなんだろ。


地方自治体に任せられない、なんて言ってないで、まじめに地方自治、地方分権化を考えたほうが、いろんな意味で生産的だと思うんだけどな。

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