麻生自民党新総裁の外交は？

総裁選直後の記者会見。しゃべってたねぇ。太郎君。
でね、なんで誰も外交について質問しなかったの？

って、あれだけべらべら手際悪くしゃべられたら、質問の数も少なくならざるを得ないってことかしら。
恐るべし、質問封じ、やるわね、太郎君。

多分ね、内政に関しては麻生さんの言ってることは、方法は違えど、おおまかな方向性としては他候補のみならず、民主党とあんまり変わらないんじゃないかと思うのよね。
景気は後退気味だし。
何を一番優先するのかってことで、今は景気対策を何とかしないとね。

中福祉中負担、で、少子高齢化社会の福祉にあてる財源を消費税ってところは何となく狐につままれたような気もしないではないんだけど、高齢者や低所得者層にも降りかかって来ちゃう間接税負担を、食料品にはゼロにする、なんてところで回避する道も示してくれたのは、少し期待できるかもしれない。

でね、外交ですよ、外交。
民主党との差別化を図るってことで答えた中に、多少外交に関連することはしゃべってたね。

国連重視って言ってる民主党との差別化を図りたいんだけど、あの答え方じゃ、あまりにも国連ってか、国際協調を無視することもあり得るって意味にも捉えられかねないよね。

確かに、日本は国連の下部機関ではなく、構成する国家の一つでしかないから、国連の方針と日本の方針が食い違うって自体もあり得るかもしれない。
だけどね、国連って枠組みを尊重しないと。あくまでもね。
戦前に、日本の国益に反するって国際連盟から脱退したことを思い起こしちゃうのは、発想の飛躍でしょうか？

国連ってのは、もちろん一つの機関として、それ自体の思惑があって動くものなのかもしれないけれど、常任理事国の思惑で動かされてしまうのかもしれないけど。理想論かもしれないけど、そんな窮屈な構造であっても、日本も国連を構成するメンバーであるんだから、その枠組みの中で、枠組み全体をどう動かしていくかってことを、理想論かもしれないけれど、目指していくっていう姿勢は、それが例え建前でしかなくても、示すべきだと、私は思うのよね。

そこから外れては、絶対にいけないと思うわけですよ、ねぇ。
そのつもりはなくって発言した内容なのかもしれないけど、あの言い方じゃ、国連の枠組みから外れることもあり得るって「曲解」されても、仕方ないんじゃないかしら？

どっちにしても、この人のことあんまり信頼できないから、注意してみて行かなくちゃね。

「明るい、朗らかな」太郎君、にだまされないように。
明るければ、何言っても大丈夫ってことはないのよ？
そのしゃべりすぎるお口に、気をつけてね、太郎君。