東京海洋大学の佐々木先生の生徒さんが、私の地元の生活や歴史について学びに実家にこられたことがある。実家にきたのは鈴ヶ神社と静御前について私から話を聞くためであった。佐々木先生は出身が岩手県宮古市なので、閉伊川界隈に詳しく、長年閉伊川を調査している方だ。元は夫と知り合いだったようだが、なぜか私にもご縁を戴き、先ごろメッセンジャーでやり取りしていた時の、先生からのコメントをお披露目したい。私の地元鈴久名界隈の自然についての見解である。
☆彡世界的な文化遺産です。マチュピチュに匹敵する文化が息づいております。 先日,岩手山,五葉山,早池峰山と登山したのですが,早池峰山は東北一円を見渡せる 位置にあります。日高見の中心でありシンボルです。閉伊川に限らず,北上川にも通じますね。 盛岡を始めとした流域の都市に多大なる恩恵をもたらしています。 岩手山も北上山地を一望できますが,海が見えません。五葉山も岩手山は見えますが,流域が短く恩恵が大船渡釜石中心です。 そのことを3万年前にアフリカから出発した人類は見逃すはずがありません。重要な拠点として 大事にしていたはずです。そこから,早池峰神楽,鹿踊り,伝統的な農林漁業,工芸,芸術が 発達したのだと思います。しかし,過疎高齢化の波によって今,その貴重な伝統が失われつつあります。 たいへん由々しきことだと思っております。御会の発展によって価値が再認識されることを願ってやみません。 長文で失礼しました。
貴重な自然の宝庫で私は生まれそだっていたのだと改めてしりました。ありがたいことですね。
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