崇高な桜の木が、とある龍神の住まうところの、すぐそばの、とあるお家の傍から、天に帰ろうとしています
崇高な桜の木が、とある龍神の住まうところの、すぐそばの、とあるお家の傍から、天に帰ろうとしています
桜はいいます
感慨深い我が人生に悔いなし
地上から去る我なれど、天から見守り常に、私が愛してやまない家族と共にいよう
桜の伐採作業が終わりに近づく頃、落とした木の枝を、細かく切っていた最中、どこからか、それ、が、現れて、川の方に、ぴょんぴょんと、跳ねて進んで草むらへと消えていった、それ、を、私が目撃した
私がみた、、それ、は、
初めて見る、それ、だったから、咄嗟の固有名詞が出せなくて、頭が混乱しているなか、とうとう草むらへと、それ、は、消えてしまったのだ
ハツカネズミの、頭がないのが、ぴょんぴょん跳ねながら、細い後ろ足だけですすんでいた
精霊なのか妖怪なのか、今まで
桜の木に宿っていたらしく
それが、今回伐採されたので、居場所がなくなり、走り出して見えなくなった
と、いま、冷静に結論づけて書いているが、
初めて目にして、理論的に説明できない、それ、が、いったいなんなのか??
パニックでありましたが
夫が、精霊または、妖怪、人により言い方はちがうが、桜の木に宿っていたものだと、教えてくれたから、
きっとそうなのだろう
ねずみ色の、小さな顔なし君
また良い住処をみつけてね😀
川原が、枝を一つ落とすたび、こっちも、切って切ってと、せかしてきた桜に、せかせか働かされた川原だったが、作業はみるみる進み、私の体もみるみる軽くなっていく
切られる前は、なんだか、感無量で、なけてきたけれど、あれやあれやと言うまに、気分も体も軽くなっていった
全ての伐採作業がおわると、その場の空気がかわっていた
施主さんも、スッキリしたー
かるくなったー
と、喜んでくれている
名も無き🌸
記憶に留まる🌸
これを聞きたかったんだよね
有難う
そして、この世の卒業おめでとうございます㊗️