茨城方面への遠征は、星見を始めてから初めて。この日も東京は３５℃を超える猛暑の中、エアコンも内張りもないダートラ仕様のミラージュの窓を全開にして、タオルとうちわを手に持ち４時に三鷹を出発。一路常磐道に向かった。
【↑三鷹からだと都心を挟んで向こう側なので、常磐道は滅多に通らない】
花立自然公園は、常陸大宮市の外れにあって、常磐道の那珂ICを６時に降りてから１時間ほどかかる。外はすっかり暗くなった７時頃に無事に公園の駐車場に到着。
既に同業の星屋さんらしき車が数台止まっていたので、端の方に止めると、先に来ていた人が声を掛けてきてくれた。なんとATSUJIRODESUさんだった。彼の車の隣は、ぴんたんさんだった。
【↑右端がATSUJIRODESUさん、一台挟んで左がぴんたんさん】
いや、晴れ間が少ないと、アクティブな星屋さんは集まってくるから、この二人は居ても当然って感じではあったが、、、、他には、以前、須走口五合目で一緒になり、40cmのドブを見せて頂いたフォーマルハウトさんもいらっしゃった。
既に外は暗くなっているが、まだ雲が多い状態。ただ、北極星方向は見えていたので、急いで機材を設置して、極軸を合わせた。
準備も整った所で、晴れるのを待つが、一向にすっきりと晴れてくれない。取り敢えず天頂方向は晴れたり曇ったりを繰り返しているので、ひとまず、はくちょう座方向に向けて撮り始めてみたが、かなり雲の影響を受けたカットが多くて、まともな写真に仕上げられるか微妙な写りだった。
【↑雲間に見え隠れするベガとこと座】
なかなか、まともに撮影が出来ないうちに時計の針は12時近くになった。ここ花立自然公園より、2～30km南の城里という所に遠征しているT-Fixさんから、ぴんたんさんに連絡があり、あちらはきれいに晴れてきたとの連絡。ぴんたんさんは機材を持ってそちらに移動したが、私とATUJIRODESUさんは、機材の撤収、再展開に時間が掛かるので諦めて、そこで更に晴れ間を待つ事に。
ちょうどぴんたんさんが出た直後に、こちらもきれいに晴れ間が広がった。
【↑夏の大三角と天の川。きれいな晴れ間が広がったと思ったが、、】
よし来た！と思って撮影を始めたが。またすぐに一面雲に覆われてしまい、暫くすると雨までパラ付く始末。
あわててビニールを機材にかぶせて、やり過ごした後、また少し晴れてきそうになった。
何とか撮影出来るかと合間を見ながら１～２枚撮影すると、再び一面の雲。更に少し大粒の雨まで降ってきた。
時計の針は１時を回っていた。さすがに、この後天気が回復しても薄明までに撮影時間もほとんどとれないだろうと判断して、機材を撤収。２時には、現地を離れた。
途中帰り道の車の窓からは、かなり晴れの比率の高い星空が見えている。今回の遠征地が大外れだったのだろうか、、、城里の方はあの後天気は持ったのだろうか、、、
せっかく片道170km・３時間を掛けて遠征したのにほとんど成果なしでちょっと落ち込む。まあ自然相手の趣味なので、こればかりはどうしようもないのだが、、、
来週はちゃんと晴れてくれるかな、、、
2013.8.31-9.1(9/2)
