『ああ、これはブレーキが減ってシムか何かがディスクに当たる音だな』と思ったので、そろそろ交換時期かと思って、トヨタの部品共販で純正互換のブレーキを1台分買ってきた。
↑トヨタ部品長野共販で買ってきたリビルト品ブレーキ
ちなみに、フロント7600円、リア3360円(税別)だった。純正互換のリビルと品なのにフロントは結構するんだな。(後で知ったが、NETでは純正互換の社外品が4000円ぐらいで売られていた)
ブレーキについては、以前に富士山五合目からふもとまで降りてきたら、もの凄い臭いだったので、耐フェード性重視方向のスポーツ系ブレーキにしようかとも思ったが、モータースポーツをやらない今、あまり車にお金をかけるのもと思って、純正互換にした。
と言う事で、ジャッキアップして、まずは余りやった事のないリアドラムブレーキからばらしてみた。
ドラムブレーキは、会社入社当時に乗っていたKP61スターレット以来で、それ以降リアもディスクの車にしか乗った事がなかったので、ドラムブレーキのシューを交換するのは初めて。
以前、KP61のLSD脱着でリアドラムとドライブシャフトを外した事が何度か有るが、ドラム外しのサービスホール(ねじ穴)もなく、ドライブシャフトとドラムが錆びて固着していて外すのに一苦労した記憶が有ったので、心配していたが、ラウムはドラムにM8のサービスホールも付いていたし、それ以前に、タイヤを外すと既にドラムはフリー状態で、簡単に外れて、拍子抜けだった。
この車、車検毎にまじめにドラムをあけてブレーキシューの厚みを測定していた記録が残っているので、そのせいで簡単に外れたのだろう。
↑取り敢えずブレーキシューの一番薄い所で厚みを測ると2.2~2.3mm位。
はて?これはどれ位減ってるの?
↑と言う事で新品を計ってみると約4mm程の厚みがある。
う~ん、4mmで2mm?使用限界は何mm??
と思って、事前にディーラーのサービスでコピーさせて貰った修理書を見ると、新品4mm、使用限界1mmって成っている。元々厚みが余り無い事もあるが、あんまり減らないんだな、、、
まあ、これだともう少し先で交換しても問題なさそうだな。
と言う事で、リアブレーキは、左右とも薄い所で厚みが2.2~2.5mm有るのを確認して、交換は次回に先送りする事にした。
↑ドラムをかぶせてリアはおしまい。ハブボルトの少し内側にM8のサービスホールが付いているのが判る。
ちょっと不安だったリアブレーキ交換が無くなったので、後は慣れたフロントブレーキパットの交換のみで有る。
と言う事で、次はフロントをジャッキアップして見ると、いやな物が目に付いた!
ご覧になって判るだろうか?フロントショックの上部の筒が、湿った様に黒くなっている!そう、フロントショックのオイル漏れだ!
う~ん、まあ走行距離8万Km越えの車だし、普通の人は、ショック交換なんてしないから、8万km無交換だとしょうがないか、、、、
この車を買ってから、高速道路で100km/h越えでのレーンチェンジに、どうもフワフワしてやだな!まあ、ノーマル車ってこんな物かと思っていたが、ノーマル以下の性能だった様だ。
ダートラをやってる時は、タイヤ交換時にこれを見つけると、泣く泣くショック交換していた物だが(最盛期は、毎年シーズン初めにショック交換していたので、シーズン途中でこれを見つけると更に厳しかった、、、)、取り敢えず、走れなくなる物でも無いので、しばらくこのままになりそうだ。
ただ、購入当初から、高速の坂道でのパワー不足と、レーンチェンジ時の不安定な挙動は気になっていたので、そのうち気が向いたら交換するかも、、、、カヤバの一番安いスポーツショックにはラウムのラインナップも有る様だし、、、でも乗り心地が悪くなるからどうしようかな、、、
↑さて、気を取り直してフロントのブレーキパッドの厚みチェック。
でもキャリパーの穴からじゃ良く判らない。どうせ交換だろうから、先ずは外すか。
↑キャリパーは2本のねじで止まっているので、内側のナットをスパナで抑えて
↑2本とも緩めて、一本だけ外して、持ち上げる。
↑ブレーキパッドの厚みを測ってみると1.1mm位だろうか。
修理書で使用限界を確認すると、これも1mmになっている。まあ、これは完全に交換時期だ。
↑内側のパッドをよく見ると端っこに金具が付いている。
修理書を見ると『ハードウエアセンサー』成る名前が付いている。これがブレーキが減った時にディスクに当たって、『キィ~』って音を出す仕組みの様だ。昔はこんなの付いてなくて、パッド裏のシムの爪が少し長くて、パッドが減るとこれがディスクに当たって音を出していた気がするが、今は、完全に別機構で、その機能を持たせたんだな。
↑ちなみに新品の方にも付いている。
新品パッドは中央に溝が切ってあって、今までは、それが使用限界みたいに思っていたが、溝は残り2mmぐらいの所までしかないから、無くなってきた目安程度なんだな。
新品のパッドにシムをつけて、ブレーキにセットした所で、はたと思い出した。パッドを交換したら、キャリパーのピストンを引っ込めないと入らないのだが、これが結構引っ込まなくて、以前はウオーターポンププライヤーを使ったり、堅い時は、万力に挟んだりしていた。
が、工具箱の中を見るとウオーターポンププライヤーが無い!万力もまだ三鷹に置いたままだ。と言う事で、あわてて近くのホームセンターに買いに出かけた。
↑結局、シャコ万を買ってきて、これでピストンを縮めた。
と言う事で、無事にキャリパーを取り付けて、タイヤを付けて、右側終了。左フロントも同様に交換する。
これで無事終了だなと思いながら、左側のパッドを取り付けていたのだが、よく見ると新品と外したパッドでハードウエアセンサの位置が違う事に気が付いた!
あれ、取付位置の指定があるの?
慌てて、修理書を良く読むとハードウエアセンサーの有るパッドを内側に付けるとしかかれていない。右のパッドはちゃんと内側に付けた。
でもこのまま取り付けると、オリジナルは内側の上側にセンサーが来ているのに、内側の下側にセンサーが来てしまう。
外したパッドをよく見ると確かにセンサーが付いている方が、パッドが減って薄くなっている。修理書では、上下の指定は無いけど実際には多少減り方の差があるので、良く減る上側にセンサーを持って来ている様だ。
↑と言う事で、せっかく組み上げた右も、もう一度ばらして、内側のパッドを入れ替えて、右も左も、内側の上側にセンサーが来る様に組み直した。
これでタイヤを付けて終了と思ったが、まだ終わらない!
↑車検の時にブレーキが減った状態で、ブレーキオイルを足した様で、ピストンを引っ込めた事により、ブレーキオイルがタンク内に戻って、MAXラインを超えて目いっぱいの状態!
↑と言う事で車内に有った、まどマギのティッシュでオイルを吸い取って、適量にして何とか無事終了。
これで、安心してハードブレーキが踏めるぞ!(嘘)
しかし、たかがブレーキ交換で、ずいぶん手間取ってしまった。久しぶりにやると手際が悪くていけない!
2014.8.30(9/9)
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