くっしーの徒然日記

ラウム NCZ25 ブレーキ交換

1月に中古で買った今のラウムであるが、購入時にブレーキ減ってるけど交換しますか?って言われて、無くなったら自分で交換しますって事にしてあった。そんな訳で、近々ブレーキ交換が必要だろうなと思っていたが、最近駐車場の出入りのゆっくりした動きの時にブレーキを踏むと『キィ~』って感じの小さな音がし出した。

『ああ、これはブレーキが減ってシムか何かがディスクに当たる音だな』と思ったので、そろそろ交換時期かと思って、トヨタの部品共販で純正互換のブレーキを1台分買ってきた。


↑トヨタ部品長野共販で買ってきたリビルト品ブレーキ 
ちなみに、フロント7600円、リア3360円(税別)だった。純正互換のリビルと品なのにフロントは結構するんだな。(後で知ったが、NETでは純正互換の社外品が4000円ぐらいで売られていた)

ブレーキについては、以前に富士山五合目からふもとまで降りてきたら、もの凄い臭いだったので、耐フェード性重視方向のスポーツ系ブレーキにしようかとも思ったが、モータースポーツをやらない今、あまり車にお金をかけるのもと思って、純正互換にした。



と言う事で、ジャッキアップして、まずは余りやった事のないリアドラムブレーキからばらしてみた。

ドラムブレーキは、会社入社当時に乗っていたKP61スターレット以来で、それ以降リアもディスクの車にしか乗った事がなかったので、ドラムブレーキのシューを交換するのは初めて。

以前、KP61のLSD脱着でリアドラムとドライブシャフトを外した事が何度か有るが、ドラム外しのサービスホール(ねじ穴)もなく、ドライブシャフトとドラムが錆びて固着していて外すのに一苦労した記憶が有ったので、心配していたが、ラウムはドラムにM8のサービスホールも付いていたし、それ以前に、タイヤを外すと既にドラムはフリー状態で、簡単に外れて、拍子抜けだった。

この車、車検毎にまじめにドラムをあけてブレーキシューの厚みを測定していた記録が残っているので、そのせいで簡単に外れたのだろう。


↑取り敢えずブレーキシューの一番薄い所で厚みを測ると2.2~2.3mm位。

はて?これはどれ位減ってるの?


↑と言う事で新品を計ってみると約4mm程の厚みがある。

う~ん、4mmで2mm?使用限界は何mm??

と思って、事前にディーラーのサービスでコピーさせて貰った修理書を見ると、新品4mm、使用限界1mmって成っている。元々厚みが余り無い事もあるが、あんまり減らないんだな、、、
まあ、これだともう少し先で交換しても問題なさそうだな。

と言う事で、リアブレーキは、左右とも薄い所で厚みが2.2~2.5mm有るのを確認して、交換は次回に先送りする事にした。


↑ドラムをかぶせてリアはおしまい。ハブボルトの少し内側にM8のサービスホールが付いているのが判る。

ちょっと不安だったリアブレーキ交換が無くなったので、後は慣れたフロントブレーキパットの交換のみで有る。

と言う事で、次はフロントをジャッキアップして見ると、いやな物が目に付いた!



ご覧になって判るだろうか?フロントショックの上部の筒が、湿った様に黒くなっている!そう、フロントショックのオイル漏れだ!

う~ん、まあ走行距離8万Km越えの車だし、普通の人は、ショック交換なんてしないから、8万km無交換だとしょうがないか、、、、

この車を買ってから、高速道路で100km/h越えでのレーンチェンジに、どうもフワフワしてやだな!まあ、ノーマル車ってこんな物かと思っていたが、ノーマル以下の性能だった様だ。

ダートラをやってる時は、タイヤ交換時にこれを見つけると、泣く泣くショック交換していた物だが(最盛期は、毎年シーズン初めにショック交換していたので、シーズン途中でこれを見つけると更に厳しかった、、、)、取り敢えず、走れなくなる物でも無いので、しばらくこのままになりそうだ。

ただ、購入当初から、高速の坂道でのパワー不足と、レーンチェンジ時の不安定な挙動は気になっていたので、そのうち気が向いたら交換するかも、、、、カヤバの一番安いスポーツショックにはラウムのラインナップも有る様だし、、、でも乗り心地が悪くなるからどうしようかな、、、


↑さて、気を取り直してフロントのブレーキパッドの厚みチェック。

でもキャリパーの穴からじゃ良く判らない。どうせ交換だろうから、先ずは外すか。


↑キャリパーは2本のねじで止まっているので、内側のナットをスパナで抑えて


↑2本とも緩めて、一本だけ外して、持ち上げる。


↑ブレーキパッドの厚みを測ってみると1.1mm位だろうか。

修理書で使用限界を確認すると、これも1mmになっている。まあ、これは完全に交換時期だ。


↑内側のパッドをよく見ると端っこに金具が付いている。

修理書を見ると『ハードウエアセンサー』成る名前が付いている。これがブレーキが減った時にディスクに当たって、『キィ~』って音を出す仕組みの様だ。昔はこんなの付いてなくて、パッド裏のシムの爪が少し長くて、パッドが減るとこれがディスクに当たって音を出していた気がするが、今は、完全に別機構で、その機能を持たせたんだな。


↑ちなみに新品の方にも付いている。

新品パッドは中央に溝が切ってあって、今までは、それが使用限界みたいに思っていたが、溝は残り2mmぐらいの所までしかないから、無くなってきた目安程度なんだな。

新品のパッドにシムをつけて、ブレーキにセットした所で、はたと思い出した。パッドを交換したら、キャリパーのピストンを引っ込めないと入らないのだが、これが結構引っ込まなくて、以前はウオーターポンププライヤーを使ったり、堅い時は、万力に挟んだりしていた。

が、工具箱の中を見るとウオーターポンププライヤーが無い!万力もまだ三鷹に置いたままだ。と言う事で、あわてて近くのホームセンターに買いに出かけた。


↑結局、シャコ万を買ってきて、これでピストンを縮めた。



と言う事で、無事にキャリパーを取り付けて、タイヤを付けて、右側終了。左フロントも同様に交換する。

これで無事終了だなと思いながら、左側のパッドを取り付けていたのだが、よく見ると新品と外したパッドでハードウエアセンサの位置が違う事に気が付いた!


あれ、取付位置の指定があるの?

慌てて、修理書を良く読むとハードウエアセンサーの有るパッドを内側に付けるとしかかれていない。右のパッドはちゃんと内側に付けた。

でもこのまま取り付けると、オリジナルは内側の上側にセンサーが来ているのに、内側の下側にセンサーが来てしまう。

外したパッドをよく見ると確かにセンサーが付いている方が、パッドが減って薄くなっている。修理書では、上下の指定は無いけど実際には多少減り方の差があるので、良く減る上側にセンサーを持って来ている様だ。


↑と言う事で、せっかく組み上げた右も、もう一度ばらして、内側のパッドを入れ替えて、右も左も、内側の上側にセンサーが来る様に組み直した。

これでタイヤを付けて終了と思ったが、まだ終わらない!


↑車検の時にブレーキが減った状態で、ブレーキオイルを足した様で、ピストンを引っ込めた事により、ブレーキオイルがタンク内に戻って、MAXラインを超えて目いっぱいの状態!


↑と言う事で車内に有った、まどマギのティッシュでオイルを吸い取って、適量にして何とか無事終了。

これで、安心してハードブレーキが踏めるぞ!(嘘)

しかし、たかがブレーキ交換で、ずいぶん手間取ってしまった。久しぶりにやると手際が悪くていけない!

2014.8.30(9/9)

コメント一覧

くっしー
たいさん、こんばんわ。

感電には十分気をつけて頑張って修理してみて下さい。
上手く治ると良いですね。
たい
くっし様
お返事ありがとうございました。デジカメ修理は、怖いですね。何度か感電も経験しました。こんどは、抵抗入りでやってみます。アドバイスありがとうございました。
くっしー
たいさん、こんばんわ。

う~ん、私もフラッシュ部分の壊れたのを治したことが無いのでなんとも言えませんが、あまりコンデンサをショートしてコンデンサ自体が壊れたのを私は見た事が無いので(たまたま私の経験が無いだけかもしれませんが)基板側にダメージを受けた可能性が高いんじゃないでしょうか?ちなみに私は、おっきな抵抗を介して放電していましたが。それとフレキ切れの件了解です。富士のは結構フレキを目いっぱいで畳んであるものが多いですね。以前にF16を治した時も180度に折りたたまれていた所でした。
たい
くっしー様
以前、9月10日のf800のコンデジ修理でコメント頂いた”たい”です。ご無沙汰しております。昨日、修理した結果、レンズ制御エラーがでなくなりましたのでご報告致します。内部を分解しレンズユニットと基板をつないでいるフレキ(3系統有り)の内、ロック機構のない差込コネクタの一本に断線がありまました。基板とレンズユニットは、距離がすごく近くフレキが180度折れ曲がっている部分の断線で2本クラックにより断線していました。フレキをコネクタへ差し込み時も治具がないと持つところもないので差込にくい箇所でした。ピンセットでもフレキが滑りやすく大変な部位です。どうも差込時と180度折れ曲がりのストレス、そして前所有者が何度か落下させたことによりレンズユニットの衝撃にフレキが引っ張られ断線のように推測されます。ここを銅線のより線を解き、一本だけ顕微鏡で半田付けしました。この状態で今のところエラーはでなくなりました。ただ、分解時フラッシュ用の大容量コンデンサが怖かったのでショートさせたのがいけなかったのかフラッシュがひからなくなってしまいました。ショート時は、火花と音がすごかったです。抵抗を介しての方がよかったでしょうか。再度教えて下さい。この場合、フラッシュ系のどこがおかしいと推定されますでしょうか。コンデンサがパンクしたのでしょうか。それとも基板側回路でしょうか。ご教示頂けると幸いです。
くっしー
たいさん、おはようございます。

あんまり役に立つ情報じゃなくて申し訳ないです。
頑張って、修理してみて下さい。
くっしー
まーちのひとさん、了解です。

確かに、自分の車一台しか持ってないアマチュア整備士には、使う頻度が一度っきりって感じになりますよね。
どうしようかな、、、、、
まーちのひと
こんばんは。
ドラムブレーキのSSTの件、自分はまったくコツがつかめずに、アストロプロダクツ製?格安SSTの世話になりました。
コツさえつかめば汎用工具で出来るのかもしれませんが、不器用な私には無理でしたf^^;
しかし、SSTを買ったところで使うのは一度きりになるでしょうから、その辺は慎重にです。
たい
くっしー様
詳しいご説明ありがとうございました。内部のガイドピンあたりが怪しそうでね。今後、色々やってみて何か進展ありましたら、ご報告致します。また、遊びに来させてください。ありがとうございました。
くっしー
kameさん、こんばんわ。

これで、上り下りのワインディングでも安心してブレーキが踏めます。
といっても、今の車になって、前のミラージュに比べてハイブリットって訳じゃないけどはるかに燃費が良いので、ついついエコランに専念していますのでハードブレーキは踏む事無いんですが、、、、
くっしー
たいさん、こんばんわ。

Powershotの例ですが、こんな感じでセンサーがレンズユニットに使われています。

http://air.ap.teacup.com/kussy/186.html
だいたいがエンコーダが付いていて、モータがどれぐらい回ったかとか、ピント合わせのモータがどの位置にあるだとかを関知しているようですね。
レンズユニットの鏡筒を均等にするとしばらく上手く行くとの事で、中のガイドピンが押し込まれて短くなったりしている可能性もありますかね?
kame
お疲れ様でした。

これで遠征も安心ですね。(^^
たい
くっしー様
ご返事ありがとうございます。エラーが一時的に出なくなるには、電源offでレンズが縮んだ状態で綿棒で強めに左下方向へ寄せます。レンズカバーと書きましたが、よく考えると間違えでした、すみません。レンズユニットと言いますか、レンズが伸びると3段の筒が伸びますが、その一番外側の筒とレンズリングの狭い隙間のことです。この隙間が、円周上均等の隙間ではなく、右上側に寄っていてすごく狭くなっています。逆に左下側が隙間が開いています。レンズの上側のあたりに傷があり。このあたりをぶつけた痕があります。そのせいか、左下側の隙間がすごく広めになっています。なので、この隙間を狭くなるようにレンズ外側の筒も寄せて隙間が均等になるようにしました。この方法で暫くは正常になりますが、いつの間にか又、再発します。取説にも電源オンした時にレンズに触るとレンズ制御エラーがでると記載ありますが、レンズ周りにどんなセンサーがありますでしょうか。なにを感知してエラーがでておりますでしょうか。ご教示いただけると幸いです。よろしくお願い致します。
くっしー
え~、当たっているかどうかは判りませんが、下の情報だと、トラブッてる箇所はレンズユニット内部だと予想されます。落とした後もある事や、位置関係でうまくいったり行かなかったりする事から、ユニット内の鏡筒に切られている複雑な溝というか筒をガイドする溝に落とした時の外部応力で、引っかかりというか正規ルート以外に突っかかる所が出来ていたりするのかもしれません。その場合に調整で直るかと言うと、かなり疑問ですが、、、、
後は、レンズユニット内で調整と名の付く物を想像すると、確か背面レンズのAFモータのエンコーダ部分なんかは、初期位置がずれていると上手く動かない物も有った様な気がします。初期位置を直すとそれはうまくいきましたが、今回と関係するかというと、結構微妙かも。それ以外に私が見た調整機構は、前玉を回転して、位置を多少前後しピント位置を調整する機構位しか見た事がありません。これもあまり関係なさそうな気もしますが、、、、
くっしー
http://air.ap.teacup.com/kussy/
たいさん、はじめまして。

いや~下の質問ですと、『f800』ってどこのどんな奴?って感じですが、、、一応検索すると富士のコンデジの様ですが。いくつか下のキーワードで検索して何となく調整のみの記事ってこれかな?って所も見つけましたが、それ以上の情報は私も見つけられずです。
ご期待に添えず申し訳ありませんが、私のところでは、残念ながら、富士のF800はさわった事も見た事も無いので、ちょっとどこを調整するのか情報を持ち合わせていません。たいさんが色々試されて、この時にエラーがでなくなる状況と言うのも、言葉だけでは、イメージがわかず良く判りません。綿棒で寄せるのは、レンズカバーでしょうか?レンズが閉じてる時に寄せるのでしょうか?レンズが伸びてる時に寄せるのでしょうか?ちょっとこれだけの情報では、問題点を想像する所からかなり難しいです。
たい
はじめまして。ジャンクデジカメ修理で検索してて到着しました。すごく技術的なブログですね。すごいです。実は、ヤフオクで購入したf800が”レンズ制御エラー”で出たりでなかったりします。落としたりしたこともあるようです。出なくなるには、綿棒でレンズとレンズカバーの隙間が大きい方向に寄せる感じで何度かやると出なくなりますが、またしばらくすると再発します。見た感じレンズカバーとレンズの隙間が均等ではなく、右上側に寄っています。他の人のブログでメーカー修理の際、伝票に調整のみで直りましたとありました。どこを調整するのか、ご存知ないでしょうか。ケース外し、内部基板とレンズユニット見て見ました。レンズユニットが、基板にねじで止まっています。特に異常は、なさそうなのです。コメントいただけると幸いです。
くっしー
http://air.ap.teacup.com/kussy/
まーちのひとさん、こんばんわ。

ウケて頂けた様で何よりです(笑)
修理書を見ていて、リアはSSTが2つ位書かれていたのでどうかなと思っていたんですが、Youtubeの5分でシュー交換の動画を見てたら普通にラジペン?でやってる様にも見えたので、引っ張る工具を用意しませんでしたが、やっぱり必要ですかね?
軽く調べると、ENDLESS、Dixcel、Wed?辺りでフロントは見かけましたがリアはまだ見つけていません。フロントは、NETだと\7k~10kとノーマルとたいして変わりませんね。説明を見ると初期制動と対フェードリカバリ性が上がる様ですが、価格が変わらないので犠牲になってるのは、耐摩耗性でしょうね。そういやダートラ時代、ブレーキは2~3年の寿命だったな。当時は疑問にも思わなかったけど、短命だったのね。もっとも競技だからハードブレーキ、バシバシだったけど。
まーちのひと
こんばんは。
この手の車に乗り換えると整備は自分でやらなくなる人が多いと思いますが、さすがくっしーさんですね^^/
ドラムブレーキの交換はマーチで経験ありますが、スプリングを引っ掛けて引っ張る工具?が無いと詰むのでご用心。
とはいえ、ドラムなんかそうそう減りませんがf^^;
もし、プロμなどでスポーツシューの設定があれば交換してみるのも手かと思います。
前後のブレーキバランスが良くなりますよ。それほど、純正のドラムブレーキは仕事してないってコトで。

とりあえず、まどマギのティッシュが一番ウケましたww
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