2009年11月30日 第12節 A・マドリー 4-0 エスパニョル
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/spain/text/200911300003-spnavi.html
エスパニョルは29日、前節まで18位と降格圏内に低迷するアトレティコ・マドリーと対戦。中村俊輔は右サイドMFとしてリーグ戦では第8節のセビージャ戦以来の先発となった。
アトレティコのホーム、ビセンテ・カルデロンでは過去10戦で4勝4分け2敗と勝ち越しているエスパニョルだが、今節は終始アトレティコに押し込まれ、防戦一方の展開を強いられた。27分には、レジェスとのワンツーで右サイドを突破したアグエロのクロスにフォルランが合わせてゴールし、アトレティコに先制を許す。
エスパニョルのポチェッティーノ監督は中盤でボールをつなげない状況を打開するために、中盤右サイドで積極的なプレーを見せていた中村を35分過ぎから3ボランチの一角に据える。この策が功を奏し、ベルドゥと中村の連係でボールをキープできるようになったものの、決定機を作れないまま前半を終えた。
後半もアトレティコのペースで試合が進み、エスパニョルは攻め手を見いだせない。そして迎えた62分、中村の反則で与えたFKをアグエロが直接決めて、アトレティコが2点をリード。こうなるとアトレティコが誇る欧州屈指の攻撃陣の勢いは止まらず、同時にエスパニョルの集中力も切れ、85分と89分にも追加点を許してしまった。結局、エスパニョルは0-4で大敗し、リーグ戦3連敗、5試合連続勝ち星なしとなった。
自身が望んだ中盤のポジションに入った中村は積極的にボールに絡んだが、ゴール前で得たFKを大きくふかすなど好機を生かせずに試合終了を迎えた。
以下は、試合後の中村のコメント。
■チームの一部として機能するようにプレーするしかない
――今日は第5節シェレス戦以来のスタメンフル出場になったが感想は?
結果は残念ですけど、今日は結構、中のポジション(3ボランチの右)でいつもよりボールを触れたので、個人的にはいろいろ感じられたからよかったです。でも、0-4というのはやっぱり残念です。
――ボールに触ってリズムを作ろうとしていた?
中に入ったら中に入ったで、やっぱりそれは難しいからね。リズムを作ろうとしてサイドチェンジをしてもそこでプツンと切れてしまったりとか。そこで2回、3回、近い、近い、遠いっていうパス交換が続けばいいんですけど、なかなか。でも、やっぱり外で待っているよりは、中(のポジション)でいっぱいボールに触った方がいいかなっていうのはもちろんあります。今までで一番いろんなことが感じられたからよかったです」
――3ボランチの一角に入ってプレーしやすそうに見えたが?
あんまりやったことがないポジションだから、やっぱり空いているところ、空いているところにパスを出すだけで、(チーム全体を通した)意図があるっていう感じではないよね。だから、(マークが)空いたからってパスを出しても、その次の人が詰まって(ボールを)下げたりとか、そこらへんはまだ連動していないから、もしこの先、そういうところで使ってもらえるのであれば、パイプをどんどん作っていきたい。例えば、見ていない振りをしてコロミナスにサイドチェンジをするとか、あとは縦パスが出しづらいから、そこでもうちょっとドリブルを入れたりとか、そこらへんを考えながら。
(ボランチのポジションは)今日の試合だけかもしれないし、イバン・アロンソが戻ってきたら右サイドに戻るのかもしれないけど、そういうのも全部に対応できるようにしたい。
――ポジションの変更は監督の指示で?
そうそう。(中盤で)ボールが回らないから。
――FKの場面はすっぽ抜けた?
そう。ファーに強いシュートを打とうと思ったけど、別に悔いはない。でも、そのほかの場面でもボールが短かったりして、ちょっと納得いかない。もっと(相手にとって)危ないボールを入れていかないと。
――フル出場したのはこれで3試合目だが、プレーしていてどう感じた?
0-3、0-4ってなったときにも集中してプレーしようと思っていた。どこのポジションであれ、まだシーズンは長いから、チームの一部として機能するようにプレーするしかない。
――第8節から5試合連続で勝ち星がないが、チームの改善点は?
それがこのチームの戦術なんだろうけど、サイドで開いて1対1のときにサイドバックが上がっていなかったりとか、そこが連動するともっとよくなると思う。
――アグエロやフォルランと実際に対戦してみた印象は?
ワンツーで抜けてしまうというのは速い証拠だし、そこじゃないですか。
――次節はラシン戦だが抱負は?
ホームだし勝ち点を重ねておかないと、この後、きつくなると思う。セリエAのときにそういうチームにいたからね。取りこぼしをしないようにしたい。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/spain/text/200911300003-spnavi.html
エスパニョルは29日、前節まで18位と降格圏内に低迷するアトレティコ・マドリーと対戦。中村俊輔は右サイドMFとしてリーグ戦では第8節のセビージャ戦以来の先発となった。
アトレティコのホーム、ビセンテ・カルデロンでは過去10戦で4勝4分け2敗と勝ち越しているエスパニョルだが、今節は終始アトレティコに押し込まれ、防戦一方の展開を強いられた。27分には、レジェスとのワンツーで右サイドを突破したアグエロのクロスにフォルランが合わせてゴールし、アトレティコに先制を許す。
エスパニョルのポチェッティーノ監督は中盤でボールをつなげない状況を打開するために、中盤右サイドで積極的なプレーを見せていた中村を35分過ぎから3ボランチの一角に据える。この策が功を奏し、ベルドゥと中村の連係でボールをキープできるようになったものの、決定機を作れないまま前半を終えた。
後半もアトレティコのペースで試合が進み、エスパニョルは攻め手を見いだせない。そして迎えた62分、中村の反則で与えたFKをアグエロが直接決めて、アトレティコが2点をリード。こうなるとアトレティコが誇る欧州屈指の攻撃陣の勢いは止まらず、同時にエスパニョルの集中力も切れ、85分と89分にも追加点を許してしまった。結局、エスパニョルは0-4で大敗し、リーグ戦3連敗、5試合連続勝ち星なしとなった。
自身が望んだ中盤のポジションに入った中村は積極的にボールに絡んだが、ゴール前で得たFKを大きくふかすなど好機を生かせずに試合終了を迎えた。
以下は、試合後の中村のコメント。
■チームの一部として機能するようにプレーするしかない
――今日は第5節シェレス戦以来のスタメンフル出場になったが感想は?
結果は残念ですけど、今日は結構、中のポジション(3ボランチの右)でいつもよりボールを触れたので、個人的にはいろいろ感じられたからよかったです。でも、0-4というのはやっぱり残念です。
――ボールに触ってリズムを作ろうとしていた?
中に入ったら中に入ったで、やっぱりそれは難しいからね。リズムを作ろうとしてサイドチェンジをしてもそこでプツンと切れてしまったりとか。そこで2回、3回、近い、近い、遠いっていうパス交換が続けばいいんですけど、なかなか。でも、やっぱり外で待っているよりは、中(のポジション)でいっぱいボールに触った方がいいかなっていうのはもちろんあります。今までで一番いろんなことが感じられたからよかったです」
――3ボランチの一角に入ってプレーしやすそうに見えたが?
あんまりやったことがないポジションだから、やっぱり空いているところ、空いているところにパスを出すだけで、(チーム全体を通した)意図があるっていう感じではないよね。だから、(マークが)空いたからってパスを出しても、その次の人が詰まって(ボールを)下げたりとか、そこらへんはまだ連動していないから、もしこの先、そういうところで使ってもらえるのであれば、パイプをどんどん作っていきたい。例えば、見ていない振りをしてコロミナスにサイドチェンジをするとか、あとは縦パスが出しづらいから、そこでもうちょっとドリブルを入れたりとか、そこらへんを考えながら。
(ボランチのポジションは)今日の試合だけかもしれないし、イバン・アロンソが戻ってきたら右サイドに戻るのかもしれないけど、そういうのも全部に対応できるようにしたい。
――ポジションの変更は監督の指示で?
そうそう。(中盤で)ボールが回らないから。
――FKの場面はすっぽ抜けた?
そう。ファーに強いシュートを打とうと思ったけど、別に悔いはない。でも、そのほかの場面でもボールが短かったりして、ちょっと納得いかない。もっと(相手にとって)危ないボールを入れていかないと。
――フル出場したのはこれで3試合目だが、プレーしていてどう感じた?
0-3、0-4ってなったときにも集中してプレーしようと思っていた。どこのポジションであれ、まだシーズンは長いから、チームの一部として機能するようにプレーするしかない。
――第8節から5試合連続で勝ち星がないが、チームの改善点は?
それがこのチームの戦術なんだろうけど、サイドで開いて1対1のときにサイドバックが上がっていなかったりとか、そこが連動するともっとよくなると思う。
――アグエロやフォルランと実際に対戦してみた印象は?
ワンツーで抜けてしまうというのは速い証拠だし、そこじゃないですか。
――次節はラシン戦だが抱負は?
ホームだし勝ち点を重ねておかないと、この後、きつくなると思う。セリエAのときにそういうチームにいたからね。取りこぼしをしないようにしたい。