中村俊茸

とあるサッカー選手の軌跡とコメント集

地元紙辛らつ!「俊輔は存在感なし」

2009年09月29日 | 記事 エスパニョル
2009年09月29日 地元紙辛らつ!「俊輔は存在感なし」
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/09/29/05.html
 エスパニョールが最下位に勝てなかったことで、28日付の地元紙の中村に対する評価も必然的に厳しかった。

 アスは「中村らゲームメーカーは存在感がなかった。サイドの選手が上がることもなく、中村も断続的だった」と連係不足を強調。スポルトは「前半、中村はピッチで自分のポジションを見いだせなかった。サイドでのプレーには向かないことを示した」と報じ、中央でのプレーに期待した。

第5節 エスパニョル 0-0 シェレス

2009年09月28日 | 記事 エスパニョル
2009年09月28日 第5節 エスパニョル 0-0 シェレス
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/spain/text/200909280001-spnavi.html
 勝ち点0、得点0、失点11で最下位に沈むシェレスをホームに迎えた第5節。3連勝を目指すエスパニョルのポチェッティーノ監督は、前節ベンチスタートだった中村俊輔を中盤の右サイド、イバン・アロンソをトップ下に入れて試合に臨んだ。

 試合は、前半からエスパニョルのペース。しかし、ゴール前に迫りながら、フィニッシュの精度の甘さとシェレスの守備陣の踏ん張りに阻まれ、得点できない。すると、次第にエスパニョルの選手に個人プレーとミスが目立ち始め、大味な内容になっていった。
 後半に入ると、前半、全くボールに触れられなかった中村が、しびれを切らしたように積極的にピッチ中央に顔を出し、攻撃に絡み始める。54分、ゴール前でボールを受け、ディフェンスラインの裏に抜けたイバン・アロンソに浮き球のパスを通したのを皮切りに、中村のプレーを起点にして何度か好機が生まれた。しかし、結局、最後までゴールが決まらず、0-0のまま試合終了。試合後、ポチェッティーノ監督はこの結果を「苦い引き分け」と評した。

■良いタイミングのときにこっちにボールが来なかった
――開幕戦以来の先発フル出場だったが、試合の感想は?

 勝ちたかった、やっぱり、押していただけに。ホームだし、相手はまだ勝ち点が取れていなったんで。

――右サイドでの先発だったが、途中から中央でプレーする場面もあった。あれは意識的だったのか?

 カジェホンが左に寄って、イバン・アロンソも左に寄って、前半、僕の方にボールが全く来なかったので。メンバーによったり、試合の展開によったり、その日によって、左からの攻撃がすごく多かったり、全く逆のときもある。そこらへんは仕方がない。そこは考えすぎずに。

――前半に比べて、後半はチャンスを作ったり、ボールに絡むシーンはあったが?

(ボールに)触ればやれるっていう感覚はある。あとは良いタイミングのときにこっちにボールが来なかったり、このタイミングでボールが来れば、次の次ぐらいまで考えてるっていうときに来なくて、全く考えていないときにいきなり預けられたり。そのへんが……。でも、やっていけば時間が解決することなので、焦らずに。

――マラガ戦後には「サイドに張って待つ」と言っていたが、それは監督の指示?

 いや、中に入ってもいいし、むしろ、そうしろって言われているんだけど、(中央に)行くとイバン・アロンソがいるんだよ。イバン・アロンソはあそこ(中央)でボールが欲しいから。難しいんだよね。ニコ(パレハ)が持ったときにポーンっと欲しいんだけど。
 セルティックっていうか、そこが4-4-2の強みなんだけど、本当はサイドバックが上がって、そういう連動があって初めて(マークを)外せるんだよね。今日も一度、(右サイドでボールを持ったときに、右サイドバックのチカを)2回見たけど、全く上がらなかった。上がるとぽっと道ができる。うその走りでもいいんだけど、そこらへんが難しいね。

 どうぞ1対1をやってくださいっていう感じでしょ。中の人も、おれがボールが持ってもけっこう向こう(逆サイド)の方にいるから、結局、ボランチに斜めに下げるしかない。でも、それをあんまり嫌がらない方がいいんだよね、割り切って。こっち来いよって言っても、イバン・アロンソもカジェホンもコロ(コロミナス)の方(逆サイド)に流れている。でも、真ん中にルイス・ガルシアがくると、こっち(右サイド)に来るんだよね。それで、イバン・アロンソとタムードがいると、イバン・アロンソがこっち(右サイド)にくる。選手の配置によって、その選手が左に寄ったり右に寄ったりする。だから前半、あれで代えられてもおれはもう仕方がない。

■ボールが来たときはやれる自信はある
――右サイドから右足でクロスを上げる場面もあったが?

 ニアに誰もいないから、ファーにふわっと上げるしかない。でも、あんまり(味方が)いないから、「おれあんなの無理だよ」じゃなくて、だったらドリブルで1人突破すればいいわけだし、あんまりネガティブにとらえないで、もっと自分がこうやったらこうなったんじゃないかとか、でもそっちも考えすぎずに、追い詰めずに。
 これを続けていけば、どこかでアシストになったり、貢献していけると思う。スーパースターじゃないから、全部が全部できるわけじゃないから、やれることを少しずつやって、どこかで少しずつパイプができていけばっていう感じ。

――中央に入ったときに出したイバン・アロンソへの浮き球のパスは中村選手らしいプレーだったが?

(ボールが)来たときはやれる自信はあるんで、来るかどうか。

――後半、ドリブルで切れ込んでいって、ルイス・ガルシアにパスを出したシーンは?

 シュートしようと思ったんだけど、思った以上にDFがこっちにきていなかった。ディフェンダーがもっとシュートコースに入ると思ってたんだけど。あれは、やっぱりニアにシュート(するべき)だった。

――40分のミドルシュートは?

 あれはもっとサイドにいったなと思ったんだけど、真正面だった。決めたいですね。

――試合終了間際、チカのクロスに飛び込んだシーンなど、得点が近い気もするが?

 あんまり考え過ぎずに。どんどん入れたら入って。そうやって、いずれ(点が)取れればいい。やっぱり、点が入って、そこからパッと道が明るく見えたりとか、いろいろ起きるんで。でも、そればっかり追うと前半みたいに全くボールが来なかったりするし、あんまり、ネガティブに考えずにやろう、こういうの(状況)を楽しもうかなと。

――次節はチャンピオンズリーグでも戦ったビジャレアル戦だが、印象は?

 すごくグラウンドが小さくて、むこうはサイドバックがガンガン上がるんで、こっちにはないスタイル。アウエーで(ボールを)回される時間が多くなると思うけど、今日のシュートシーンみたいなのがあるときは狙っていきたいですね。


第4節 エスパニョル 2-1 マラガ

2009年09月24日 | 記事 エスパニョル
2009年9月24日 第4節 エスパニョル 2-1 マラガ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/spain/text/200909240002-spnavi.html
 第2節のレアル・マドリー戦で酷評されたコルネジャ・エルプラットの芝をすべて張り替え、エスパニョルは23日、公式戦ホーム初勝利を目指してマラガ戦を迎えた。ポチェッティーノ監督はこの日、前節のデポルティボ・ラ・コルーニャ戦に快勝した際の先発メンバーをそのままピッチに送り込んだ。

 しかし、前半はアウエーのマラガペースとなった。28分には、マラガの右サイドMFフェルナンドのシュートがDFフォルリンに当たってゴールを許し、エスパニョルは劣勢に立たされる。
 後半もマラガのペースで進むのかと思われたが、55分、エスパニョルは右サイドMFコロミナスからのクロスにベン・サハルが頭できれいに合わせて同点に追いつく。すると、そこからリズムを取り戻し、81分には途中出場で右サイドMFに入った中村俊輔からのパスをゴール前で受けたイバン・アロンソが、体を入れ替えるようにして素早く相手DFをかわしてシュート。これがゴールの左隅に突き刺さり、エスパニョルが逆転に成功した。中村にとってはエスパニョル移籍後、初のアシストとなった。試合はこのまま2-1で終了し、エスパニョルが2連勝を飾った。

 実はこの日、エスパニョルの1ゴール目と2ゴール目の間に、8月に急逝したハルケの子どもが誕生した。試合後、ポチェッティーノ監督は「この勝利をハルケにささげる」とコメントしている。
 以下は試合後の中村のコメント。

■あれはアシストとは言わない。イバン・アロンソの技
――2連勝でチームの雰囲気は良くなった?

 そうじゃないかな。今日はいろんなことを感じられたから、有意義な時間だった。ベンチで見ていても「自分だったらここでパスしたんだけど」とか、「自分だったらこうトラップして、こういうふうにパスを出してた」っていうところでも、次の人がきつい状況だったりして、「じゃあ、コロ(コロミナス)のあのプレーは、後ろに戻したけど一番良かったんだな」とか。
 公式戦で外から(試合を)見たのは初めてだったから、コロのプレーうんぬんじゃなくて、全部の、エスパニョルのボールを回す感覚、無理するところはどこなのかとか、逆に、「もっとあそこに出せば良かったのに」とか、そのへんがベンチで見ていて分かった。

――右サイドに入ったときの監督の指示は?

「いっぱい仕事をしてくれ」って言われた。

――途中出場だったが、どういうことを考えてプレーした?

 あのときはちょうど1点入って、波に乗っている時間帯ぐらいの時に入ったから、それを止めないように。あと、自分のところで絶対に(ボールを)取られないように。あとは簡単にプレーをして、難しいことはしない。そうするときは、もうここぞっていうチャンスのとき。

――イバン・アロンソの逆転ゴールのアシストになったが

 あれはアシストとは言わないでしょ。パスしてワンツーしてもらおうとしたところ、ディフェンダーがカットしようとして(前に)出てきたから、彼が反転してシュートした。彼の技。

――足の状態は、違和感なくプレーできた?

 うん、次の試合の次ぐらいには(テーピングを)外せるようにしたいね。

――サイドバックがそこまで上がってくるタイプじゃないため、サイドでの1対1の突破などが求められると思うが

(右サイドバックのチカは)今日は上がってた方じゃない? このへん(中村のすぐ後ろ)まで上がってきてたし。無理やり突破するっていうのは、このチームには誰もいないからね。ここぞっていうときにはそうするけど、あんまりセルティックのときとその感覚は変わらない。あんまり無理に縦にいって(ボールを)取られてもね。だったら中に行って(パスコースを)探す。

――レアル・マドリー戦では、自分の役割にまだ悩みがあると言っていたが

 もう整理はついたから。今日じゃなくてね。そのへんは割り切ってやってみて、またどうなるかっていう感じ。開くところは開いて待っていて、あとは最終ラインから中に入って裏を狙うところと、中に入っていくところ。どのポジションにいても、ミスしなければ、ボールを取られなければ間違いないから、そこはあんまり考え過ぎずに。

 全然タイプとか違うけど、メッシなんかは中に入れば、右サイドバック(ダニエウ・アウベス)が右サイドハーフのところにずっといて、そうするとピケが右にいって、真ん中にプジョルがいて、左にアビダルでしょ。結局、右肩上がりの3バックみたいになっている。そこらへんは、どれが正解っていうのはないから、タイミングでうまいこと連動すれば。
 そのタイミングだけね、ふらふら中に行ってボールがこない、じゃなくて。点が入ったときとかは、外に開いていた方が良かったし。本当はもうちょっとサイドバックがガンガン上がるようなタイプだったらちょうど連動するんだけど、それはそのうちね。


俊輔、移籍後初の欠場も…左足首痛腫れひかず

2009年09月18日 | 記事 エスパニョル
2009年09月18日 俊輔、移籍後初の欠場も…左足首痛腫れひかず
http://www.sanspo.com/soccer/news/090918/scb0909180500000-n1.htm
 スペインリーグ・エスパニョールの日本代表MF中村俊輔は、17日の練習も別メニュー。約2時間を超音波、針、マッサージによる左足首痛の治療に充てた。まだ腫れが引かない状態で「中の方が痛い。緩やかに回復はしているけど、あした(遠征メンバーに入るか)はまだ分からない」と説明。今週はほとんどチームと練習をできておらず、19日のデポルティボ戦は移籍後初の欠場となる可能性が高くなってきた。

第2節 エスパニョル 0-3 レアル・マドリー

2009年09月14日 | 記事 エスパニョル
2009年09月14日 第2節 エスパニョル 0-3 レアル・マドリー
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/spain/text/200909140001-spnavi.html
“銀河系”レアル・マドリーを迎えたエスパニョルのホーム開幕戦は12日、3万9170人の観客を集め、ほぼ満員の中で行われた。初の公式戦開催となる新スタジアムのコルネジャ・エルプラットは、チームカラーの青と白に染まった。左足首を負傷している中村俊輔はリーガ初戦のアスレティック・ビルバオ戦(0-1で敗戦)に続き、中盤の右サイドで先発した。

 前半、エスパニョルはファンの声援に後押しされ、中村の2度のFK、ベルドゥ、モイセスのミドルシュートなどで何度もレアル・マドリーのゴールに迫る。しかし、フィニッシュの精度が甘く、GKカシージャスの壁を破ることができない。
 一方、レアル・マドリーは連係が悪く、中盤でボールを失う場面も目立ったが、前節と同じく「個」の力で閉塞した状況を打破した。39分、この日、クリスティアーノ・ロナウドに代わって先発し、好プレーを見せていたグラネロが、カカとの鮮やかなワンツーで抜け出してゴール。エスパニョルの奮闘虚しく、レアル・マドリーが1点をリードして前半を終えた。

 後半、エスパニョルのポチェッティーノ監督はイバン・アロンソ、中村に代えて、デ・ラ・ペーニャとコロミナスを投入するも、得点を奪えない。それに対し、レアル・マドリーは、65分すぎからC・ロナウド、ラウルを入れ、勢いを失い始めたエスパニョルにプレッシャー掛ける。そして77分、左サイドをドリブル突破したカカのクロスにグティが合わせて追加点。この時点でエスパニョルに反撃する気力は残ってこらず、ロスタイムにはC・ロナウドにもゴールを許し、0-3で試合終了。エスパニョルは開幕2連敗となった。
 以下は試合後の中村のコメント。

■フリーのときにボールが来なかったのが残念
――消化不良だった?

 しょうがない。足がけっこう痛いんで。前半、なぜか分からないんだけど、2回ぐらい、おれが走ったのに珍しくルイス・ガルシアから(ボールが)出てこなかったから、見えてなかったのかな? って。あそこで出てれば決定的なチャンスだったし、自分が(ボールを)もらえればチャンスだっていうところでもらえなくて、味方にチャンスを作っていたので、残念だね。

――足の痛みは?

 代表のときは柔らかいテープだったけど、もう柔らかいテープじゃだめだった。ホワイトテープっていう固いやつで足首が曲がらないようにしなくちゃいけなかった。

――チーム全体でポジティブなところはあった?

 うーん、どうだろう。気持ちは前向きだけど、0-3で前向きになるのは難しい。

――チーム全体として疲労はあった?

 いや、代表(選手)はあまりいないしね。やっぱり、ミスが多い方が負ける。レアルはカカともう1人の中盤の選手(グラネロ)が全く(サイドに)開かないから、向こうは中(センター)勝負で、こっちは(サイドに)開いたりっていう感じだった。そういうときに、やっぱり向こうの方が動かずに技術でやるっていう感じだった。
 前半、けっこう良い形もあったんだけど、あれで入っているか、入っていないかで大違い。それは(日本)代表にも言えるけど。チャンスの数から言えばこっちの方が多かったし、僕も右サイドでフリーのときが2回ぐらいあったんだけど、あれで(ボールが)来なかったのが残念だった。

――前半での交代については?

 自分からは言わないよ。暗黙の了解というか。痛くてちょっと限界だったし。だから、次、治せるように。

――エスパニョルは前半の方が連動していたように見えたが?

 前半は良かったと思うけどね。おれ自身もそんなに無理せずに(プレーできた)。左で(ボールを)持ったときに中に行って、ワンツーする振りをしてモイセスがシュートを打ったシーンとか、ああいう感じでどんどん動いていかないと崩れないから。

 ベルドゥもそうだけど、あの役を本当はやりたい。だけど、自分がやりたいことを味方がやって、どっちかというとおれが労を惜しまないでぐいぐい走るみたいになっているから、ちょっとこの先、どうしようかなっていう感じだね。
 真ん中にベルドゥやデ・ラ・ペーニャがきたときに、つないでチャンスを作るってなると、この先もっとアタッカーの動きをした方が良いのか、そこらへんがちょっと難しいところ。キャラを変える必要はないけど、もっとラインギリギリで待ってたりとか。でも今日、それで右サイドが開いていたんだけど(ボールが)出なかったから、ちょっと自分のプレーとチームのプレーを、これからどうやってもっと良くしていくか。
 おれがボールを中で持ってもベルドゥはいっぱい(ボールを)触ってっていうタイプだから走るわけでもないし。レアル・マドリーは中に絞ってポンポンポンってやってもOKだけど、おれはやっぱり(外に)張っていないといけないシーンもあるような気がするから、そこらへんで何を取るか。本当に悩んだら監督のところに行くけど。

――周りの選手との確認は?

 去年(のチーム)はネネっていう選手がいて、3本の矢みたいになって、デ・ラ・ペーニャがポンポン(パスを)出しまくるような感じだった。それと同じにする必要はないけど、どれだけチャンスを多く作れるかって考えたら前半の方が良かったから、あんまりネガティブにならないで。だって、レアルだもん。そんなにうまくいかないでしょ。

――開幕2連敗になってしまったが?

 レッジーナの最初のときみたいで嫌な感じだけど、ボールは回せているから、やっぱり最後(フィニッシュ)だね。

俊輔は1点…地元紙は軒並み厳しい評価

2009年09月14日 | 記事 エスパニョル
2009年09月14日 俊輔は1点…地元紙は軒並み厳しい評価
http://www.sanspo.com/soccer/news/090914/scb0909140503001-n1.htm
 エスパニョールの日本代表MF中村俊輔(31)は12日、ホーム開幕のレアル・マドリード戦に右MFで先発したが、前半だけで交代。左足首の痛みに「限界だった」と唇をかんだ。0-3の惨敗で暫定最下位に沈む中、チーム内での自分の役割に迷いも打ち明けたが、確かな可能性は披露。次戦に意気込みを示した。

 13日付スペイン紙は俊輔に軒並み厳しい評価だった。アス、マルカ、ムンド・デポルティボは3点満点の1点。スポルトは10点満点で5点。アスは「中村は輪の外にいる」の見出しで、「プレーの質も高いし技術もあるが、批判の声も出てきている。ただ、批判はまだ早い。信頼を置かなければならない」と評した。

ガーナ戦後 選手コメント (1/2)

2009年09月09日 | 記事 日本代表
2009年09月09日 ガーナ戦後 選手コメント (1/2)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/text/comment/200909090010-spnavi.html
 ■中村俊輔(エスパニョル/スペイン)
「ガーナの個の力を普段から意識すること」

(2トップについて)岡ちゃん(岡崎)もすごい良かったし、前ちゃん(前田)も、まず連動して走るということができて、それから個性というものがね。ポストプレーもできるし、気の利いたプレーもできるし。
(ガーナの個の力について)あれを普段から意識すること。岡ちゃんもけっこう滑っていたし、(相手との)すれ違いで前へ行かれたりしていた。ああいうところは「FWだからいいや」ではなくて、おれも体を入れてやっていたし、ヤット(遠藤)もやっていたし、そういうところは意識することでできると思う。『強いなあ』というのはシャワーを浴びながら話していたけど、ああいう感覚というのは何試合もできるわけではないから。(足は)まだ結構痛い。でも(リーグ戦に向けて)頑張ります。


本田、俊輔と話し合いは一切なし

2009年09月07日 | 記事 日本代表
2009年09月07日 本田、俊輔と話し合いは一切なし
http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20090907-540595.html
 日本代表のホープ・MF本田圭佑(23=VVV)は、信念を曲げない。FKを巡り中村俊と“言い合い”になったオランダ戦から一夜明けた6日、主力組とともに軽めの調整。前夜も中村俊との話し合いは一切なく、本田は「言いたいことがあるなら直接、言ってくれればいい」と主張した。岡田ジャパンは連動性やチームの輪を重要視するが、強烈な個性を曲げずにW杯本大会までにレギュラーを奪い取る覚悟だ。

 軽めの調整を終えた本田は、あえて冷静に語り出した。オランダ戦の後半18分に得たFKで、同じ左利きの中村俊に「オレに蹴らせてください」と懇願。自己主張の強さが、チームの輪を乱すムードを生んでしまった。それでも本田は約15分もかけ、報道陣に淡々と自分の考えを訴えた。

 本田 単純に自分が蹴りたかった。自信を持って「蹴らせてください」と言いましたよ。オレは(中村)俊さんをリスペクトしている部分もありますけど、VVVでも誰にも譲らない。(仲間を)シカトしてシュートを打つ時もある。もっと海外はえげつなく(自己主張して)やっている。

 「連動性」や「チームワーク」という名の下に、仲良し集団になりつつある日本代表に苦言を呈した。守備に難のある本田は、確かに失点の要因をつくった。それでも爆発的な突破力に魅力があるから、現地の評価は高い。

 本田 オレの守備のことばかり言うのが日本らしい。それよりオレがオランダ戦でシュートを1本も打っていないことを指摘してほしい。オレは結果を出すポジションなんだから。

 試合後も中村俊と話し合う時間はなかったという。中村俊は報道陣に対し「もっと連動性を持て」と暗に本田を批判するコメントをしており、本田は「言いたいことがあるなら、直接言ってくればいい。その方が代表は強くなる」と主張。しこりは残ったままだ。

 この日の練習後には、中村俊の乗る小型バスには乗らず、本田は1人で歩いて宿舎へ戻った。

オランダ戦後 選手コメント (1/2)

2009年09月06日 | 記事 日本代表
2009年09月06日 オランダ戦後 選手コメント (1/2)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/text/comment/200909060001-spnavi.html
 ■中村俊輔(エスパニョル/スペイン)
「すべてのゴールが明らかにJリーグではないこと」

 少しねんざしてしまった。結果は0-3だったけれど、すべてのゴールが明らかにJリーグではないことで、あれが(世界では)普通。例えば3点目のシーンとか、誰のせいという話ではなくて、ああいうのがJではないこと。縦(への突破)が怖いからああなった。前半はボランチが(プレスに)行けたけど、あそこ(の対応)をウッチー(内田)だけでは……。

 1点が入る前から(オランダが)何人か交代して、プレスがぜんぜん掛からなくなった。誰かが1人について追いかけていたんじゃ、それは(ボールを)回されてしまう。1人がつきつつ2人目が、というような守り方をすべきだった。そういう選手が1人いると、これくらいのレベルになると回されてしまって余計な体力を使ってしまう。(相手は)前半はそこまで怖いって感じではなかった。後半も途中までできていたし。だから後から入ってきた人も含めて、全員が連動していかないと。新しく入ってきた人は体力があるわけだから。それなのにズレてズレてとなっていたから、簡単に後ろの方まで行かれていたのが多かった。今までは前からの追い方が(チームの)生命線じゃなかった。相手はボカンと蹴ってきてたからそこまで分からなかった。でもこういう相手になってどんどん問題が出てきた。
(2001年の0-5で負けたフランス戦ほどの影響はあるか?)あの時よりはない。でも今日やってみて、誰が(入ると)どうなるとか、チームとしてはどうかというのは分かった。(プレスを90分間やり続けるしかないのか?)そう思う。だから後から入ってきた選手が重要になってくる。最初から出ていた選手よりもっと走って、気を利かせないと。「おれはこういう選手だから守備しない」と言っていたらこうなる。

 前半と後半の途中までは手応えはあった。課題もすごく大きく出たから、岡田さんもあまりピリピリしていなかった。道が見えたから、少し明るかったんじゃないか。手応えがあった時間帯に点を取ることが大事。向こうはみんながトップクラスで、個人の力もありつつ、組織で戦える。日本はそういう個の力がないから、それ以上の組織力で戦わないといけない。
 もう1試合(ガーナと)できるから。もう1回前からプレスに行くのを全員でやってみる。相手が違えばどうなるか分からないし、(プレスが)はまらない場面も出てくるかもしれない。日本代表としてこういう経験もいいこと。(0-3という結果は)プラスにとらえたい。反省すべきところはするけど、沈むことはない。

岡田ジャパン惨敗…前半互角も後半ボロボロ

2009年09月06日 | 記事 日本代表
2009年9月06日 岡田ジャパン惨敗…前半互角も後半ボロボロ
http://www.sanspo.com/soccer/news/090906/scc0909060403009-n2.htm
 その姿こそが、何よりの教材だった。前半7分、俊輔は相手選手に左足くるぶし付近を踏まれて転倒。しばらく立てないほどの痛みと格闘しながら、2分間の治療を経てピッチに戻った。

 「足は痛いけど、日本代表で集まれる時間はなかなかないし、相手はオランダだから頑張った。やっぱ、終わってから痛いけどね」

 まさに決意の90分フル出場だった。試合は前半こそ善戦したが、運動量の落ちた後半は防戦一方。個の能力を見せつけられた。

 しかし、俊輔は「結果は0-3だけど、スナイダーのシュートなんてJリーグでは絶対ないし。それぞれが何を感じるか。もちろん(敗戦は)良くないよ。でも、道が見えた」。結果には不満だが、世界ランク3位と激突し、肌で世界との「差」を感じたことに意味を見いだした。

 「最初のペースを90分、やり続けないと勝てない」と運動量を最後まで保つことを勝利の条件に掲げ、「オランダは個人がありつつ、組織で戦える。オレらは個人がないなら、それ以上の組織でやらないといけない」。さらに、後半から出場の本田らには「後から出てきた選手は、もっと走らないといけない」と手厳しかった。

 そんな俊輔が語気を強めるのが、それをどれだけ個人個人が自ら考えられるかだという点だ。

 「オレは親じゃないんだから、それは自分で感じてほしい」

 MFジダンらを擁し、98年仏W杯を制した世界最強軍団に01年、0-5で敗れた。その衝撃を各自が胸に刻み、努力することで02年日韓W杯の16強につなげた。

 「周りはどう思うか分からないけど、オレらはプラスにとらえる。沈むことはないよ。ちゃんと受け止めて、ポジティブにいかないと」。俊輔は、この第一歩が確実に糧となる日が来ることを信じている。