2009年11月12日 スペイン国王杯4回戦・第2戦 エスパニョル 1-1 ヘタフェ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/spain/text/200911120001-spnavi.html
スペイン国王杯ベスト16進出を懸けた4回戦の第2戦が11日に各地で行われ、エスパニョルはホームでヘタフェと対戦した。サブ組中心で臨んだアウエーでの第1戦を0-2で落としているエスパニョルのポチェッティーノ監督は、この日は大幅にメンバーを変更。主力をピッチに送り込み、中村俊輔も中盤の右サイドで公式戦3試合ぶりの先発出場を果たした。
勝ち抜くためには最低でも3ゴール以上が必要なエスパニョルだったが、それが重圧になったのか、試合開始から守備のミスが目立ち、立て続けにピンチを迎える。21分には、ヘタフェGKのパントキックをダイレクトで受けたソルダードにあっさりゴールを決められて、2戦合計0-3。この失点で、やっと目が覚めたエスパニョルが反撃を開始する。
そして迎えた37分、左サイドでボールを持った中村がDFの間を通して上げたクロスにイバン・アロンソが頭で合わせ、GKがはじいたところにもう一度詰めて、同点ゴール。その後もエスパニョルのペースだったが、追加点を奪えないままハーフタイムに突入した。
後半も前線の4人を中心にエスパニョルの攻勢が続いたが、58分にデ・ラ・ペーニャ、ルイス・ガルシアがピッチを退くと、チームのリズムが乱れ始める。75分に中村が交代すると、決定的なパスを出せる選手がデ・ラ・ペーニャの交代で入ったベルドゥだけになり、攻撃が単調化。結局、最後まで追加点が奪えず、試合は1-1のまま終了。この結果、2戦合計1-3でエスパニョルの国王杯敗退が決定した。
以下は、試合後の中村のコメント。
■自分のプレーとチームの戦い方をどう当てはめるのか
――今日の試合を振り返って
右と左で(ポジションを)移動して、左の方がボールがよく来るんで、それが何なのか。デ・ラ・ペーニャが左寄りにいるからなのか、左サイドバックのダビ・ガルシアがすぐにボールをくれるからなのか。右にいたらあまりボールが来なかったりするから、すごく偏りがあるじゃないですか。そのへんで、自分のプレーとチームの戦い方をどう当てはめるのかっていうことは、これからずっと課題になっていくと思う。
――左サイドのほうがプレーしやすかった?
今日はね。その時のチームの状態によるんだよね。結局、ディフェンスラインからロングボールが多かったり、監督の指示でサイドが開くから、今までの自分の特徴だったボールをいっぱい触って、組み立てつつ崩すところを探すっていうよりは、1本の矢を探す戦術だから。
ボールが来ないときにネガティブにならずに、来たときに必ず何かをやる。そういう自分の武器を持っている人ほど(試合に)出やすい。前に強い人、イバン・アロンソみたいにフィジカルに強い人とか、分かりやすい人がやっぱり(試合に)出るから、そういう何かを作る必要があるだろうし。今日、センタリングから(ゴールが)入ったけど、ああいうセンタリングを必ず上げて終わる、それだけでも武器になると思うし、また新しい自分の段階に来ているかなと。
――点につながるクロスについて
何もないで終わるよりは良かった。監督が開け開けって言うから、たまに中に行くっていう感じ。だからもう、ボールが来たら何かやる。カジェホンとかもそうだけど、ボールを持ったら1人でやっちゃう。そのサッカーが良いかどうかはさておき、チーム(の方向性)がそうだから、そういうプレーに徹して。個の力だよね、そこはちょうど自分にも必要なところだから。レッジーナの時もそうだけど、そうやって自分の長所じゃない、小さい引き出しをもっと大きくする良い機会だと思って、ポジティブにいくしかない。
――今日は前に前に行っていたが?
いや、後半は(ボールを)つなごうとしちゃったからね。無理したくないって思うのかな。カジェホンとかって3回中、3回チャレンジするでしょ。それで2回は(ボールを)取られるんだけど、1回はチャンスになる。それでやっぱり印象が全然違うから、そこがちょっとほかのチームとも違うところだよね。
このチームは無理にいくなよ、じゃなくて、いけいけっていう感じだから。そこがちょっと自分のリズムと違うけど、個人でチャレンジする方がいいんだったら、(サイドのMFは)そういうポジションだし、そういうプレーに変える。これから1年通して小さい引き出しを大きくする作業をして、すぐに試合に使われるようになればいいし、シーズンが終わった時に1人の選手として大きくなれればいいかな。そういう道が見えてきた。割り切る必要があるから。
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スペイン国王杯ベスト16進出を懸けた4回戦の第2戦が11日に各地で行われ、エスパニョルはホームでヘタフェと対戦した。サブ組中心で臨んだアウエーでの第1戦を0-2で落としているエスパニョルのポチェッティーノ監督は、この日は大幅にメンバーを変更。主力をピッチに送り込み、中村俊輔も中盤の右サイドで公式戦3試合ぶりの先発出場を果たした。
勝ち抜くためには最低でも3ゴール以上が必要なエスパニョルだったが、それが重圧になったのか、試合開始から守備のミスが目立ち、立て続けにピンチを迎える。21分には、ヘタフェGKのパントキックをダイレクトで受けたソルダードにあっさりゴールを決められて、2戦合計0-3。この失点で、やっと目が覚めたエスパニョルが反撃を開始する。
そして迎えた37分、左サイドでボールを持った中村がDFの間を通して上げたクロスにイバン・アロンソが頭で合わせ、GKがはじいたところにもう一度詰めて、同点ゴール。その後もエスパニョルのペースだったが、追加点を奪えないままハーフタイムに突入した。
後半も前線の4人を中心にエスパニョルの攻勢が続いたが、58分にデ・ラ・ペーニャ、ルイス・ガルシアがピッチを退くと、チームのリズムが乱れ始める。75分に中村が交代すると、決定的なパスを出せる選手がデ・ラ・ペーニャの交代で入ったベルドゥだけになり、攻撃が単調化。結局、最後まで追加点が奪えず、試合は1-1のまま終了。この結果、2戦合計1-3でエスパニョルの国王杯敗退が決定した。
以下は、試合後の中村のコメント。
■自分のプレーとチームの戦い方をどう当てはめるのか
――今日の試合を振り返って
右と左で(ポジションを)移動して、左の方がボールがよく来るんで、それが何なのか。デ・ラ・ペーニャが左寄りにいるからなのか、左サイドバックのダビ・ガルシアがすぐにボールをくれるからなのか。右にいたらあまりボールが来なかったりするから、すごく偏りがあるじゃないですか。そのへんで、自分のプレーとチームの戦い方をどう当てはめるのかっていうことは、これからずっと課題になっていくと思う。
――左サイドのほうがプレーしやすかった?
今日はね。その時のチームの状態によるんだよね。結局、ディフェンスラインからロングボールが多かったり、監督の指示でサイドが開くから、今までの自分の特徴だったボールをいっぱい触って、組み立てつつ崩すところを探すっていうよりは、1本の矢を探す戦術だから。
ボールが来ないときにネガティブにならずに、来たときに必ず何かをやる。そういう自分の武器を持っている人ほど(試合に)出やすい。前に強い人、イバン・アロンソみたいにフィジカルに強い人とか、分かりやすい人がやっぱり(試合に)出るから、そういう何かを作る必要があるだろうし。今日、センタリングから(ゴールが)入ったけど、ああいうセンタリングを必ず上げて終わる、それだけでも武器になると思うし、また新しい自分の段階に来ているかなと。
――点につながるクロスについて
何もないで終わるよりは良かった。監督が開け開けって言うから、たまに中に行くっていう感じ。だからもう、ボールが来たら何かやる。カジェホンとかもそうだけど、ボールを持ったら1人でやっちゃう。そのサッカーが良いかどうかはさておき、チーム(の方向性)がそうだから、そういうプレーに徹して。個の力だよね、そこはちょうど自分にも必要なところだから。レッジーナの時もそうだけど、そうやって自分の長所じゃない、小さい引き出しをもっと大きくする良い機会だと思って、ポジティブにいくしかない。
――今日は前に前に行っていたが?
いや、後半は(ボールを)つなごうとしちゃったからね。無理したくないって思うのかな。カジェホンとかって3回中、3回チャレンジするでしょ。それで2回は(ボールを)取られるんだけど、1回はチャンスになる。それでやっぱり印象が全然違うから、そこがちょっとほかのチームとも違うところだよね。
このチームは無理にいくなよ、じゃなくて、いけいけっていう感じだから。そこがちょっと自分のリズムと違うけど、個人でチャレンジする方がいいんだったら、(サイドのMFは)そういうポジションだし、そういうプレーに変える。これから1年通して小さい引き出しを大きくする作業をして、すぐに試合に使われるようになればいいし、シーズンが終わった時に1人の選手として大きくなれればいいかな。そういう道が見えてきた。割り切る必要があるから。