中村俊茸

とあるサッカー選手の軌跡とコメント集

エスパ監督、俊輔酷評をかばう「頼みすぎ」

2009年11月05日 | 記事 エスパニョル
2009年11月05日 エスパ監督、俊輔酷評をかばう「頼みすぎ」
http://www.sanspo.com/soccer/news/091105/scb0911050505002-n1.htm
 1日のバリャドリード戦で出番なしに終わったエスパニョールの日本代表MF中村俊輔は4日、「出られない時間が多い分、練習に時間が割ける。そのうち結果も出る」と前向きに話した。4日付スペイン紙マルカは「スピードが足りない」「きら星のごとく注目されたが今はベンチ」と1ページを使って批判。しかし、ポチェッティーノ監督は会見で「中村に多くのことを頼みすぎだ。なるべく早く彼が慣れるように、チーム全体で助け、能力を引き出せるようにしたい」と訴えた。

俊輔ペットボトル投げつけた

2009年11月03日 | 記事 エスパニョル
2009年11月3日 俊輔ペットボトル投げつけた
http://www.nikkansports.com/soccer/world/news/p-sc-tp3-20091103-562320.html
<スペインリーグ:エスパニョール1-1バリャドリード>◇1日◇バルセロナ
 エスパニョールの日本代表MF中村俊輔(31)が、1日のバリャドリード戦でまたも出場機会を与えられなかった。10月の日本代表戦後は、公式戦4試合で出場はわずか2試合だけ。ロスタイムの失点で1-1のドローに終わった試合後、スタジアムで照明が落ちるまでランニングなどを繰り返した。セルティック時代にはない経験のいら立ちからか、水を飲んだ後、地面にペットボトルを投げつける場面もあった。

 試合後のピッチで、中村は1人でランニングを始めた。5周ほど走り、次はダッシュを繰り返した。照明が落ちるまで約30分、持て余した体にムチを入れた。日本人ファンから「壁を乗り越えろよ」と声が飛ぶも、下を向いて走り続けた。給水した際にはペットボトルを地面に投げつけ、いらだちをあらわにした。クラブ関係者にうながされ、ロッカールームへと消えた。

 中村 出なかった時とか、時間が短い時とかは、物足りないから体が動く。レジーナの時も試合に出られない時があったけど、そういう時間を有効に使えれば…。いろんな幅を広げられる時間だから、下を向いているのはもったいない。

 言葉の一つ一つを、自らに言い聞かせるように話した。昨季まで過ごしたセルティックでは、少々のケガでもプレーした。しかし今は体調がよくても出場できない苦しみにあえぐ。日本代表戦から戻り、4試合中2試合はベンチ。残り2試合も先発しても後半10分までに代えられた。中村には「迷い」が生じている。

 中村 自分の持っているものを消してどうこうというのはないけど、多くのことを望まず、どこかで…。センタリングなら、正確性だけ求めていったほうが結果につながる感じがする。我慢強く辛抱、忍耐力だと思う。どこかで中を向いてスルーパスを出し、1点でも誰かが決めてくれれば、パッと変わると思う。

 自分の実力を発揮できず、出場機会も次第に失われつつある。新天地と思い描いていた夢の地で、日本の大黒柱がもがいている。

第9節 エスパニョル 1-1 バジャドリー

2009年11月02日 | 記事 エスパニョル
2009年11月2日 第9節 エスパニョル 1-1 バジャドリー
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/spain/text/200911020003-spnavi.html
 エスパニョルは1日、ホームのコルネジャ・エルプラットにバジャドリーを迎えて1-1で引き分けた。エスパニョルのポチェッティーノ監督は、リーグ戦では初めてフェルナンド・マルケスを左サイドMFに先発起用。中村俊輔はベンチスタートとなった。

 試合開始早々から積極的に攻撃を展開したエスパニョルは両サイドを起点に何度か決定機を迎えたが、ゴール前での決定力に欠け、得点できずに前半を終える。
 しかし、後半に入るとすぐに試合が動いた。51分、フェルナンド・マルケスがディフェンスラインの裏のスペースに浮き球のパスを出すと、ゴール前でそのパスを受けたルイス・ガルシアがそのままゴール。待望の先制点を挙げる。
 勢いに乗ったエスパニョルはその後も攻勢をかけたが、追加点を奪えず。75分前後から徐々にバジャドリーのペースになっていき、80分以降になると、ひたすら自陣にこもって猛攻に耐える展開になる。
 迎えた後半ロスタイム、途中出場のメドゥニャニンにゴールを決められ、1-1で試合を終えた。エスパニョルはこの引き分けで、リーグ戦7試合負けなしとなったが、惜しくも白星を逃した。中村は出場機会がなかった。
 以下は試合後の中村のコメント。

■下を向いている時間なんてもったいない
――ベンチから見て、試合はどうだったか?

 サイドの選手がどういう感じかっていうのを再確認した感じ。やっぱりサイドバックとかストッパーからのボールが多いから、(ディフェンスの)裏、裏っていう動きが多いのと、サイドで(開いて)待っている。あとはアタッカーみたいな人が多い。

――その中で、今後、どうプレーしていくか?

 自分が持っているものをわざわざ消してどうこうっていうのはどうかと思うけど、あんまり多くのことを望まずに、センタリングだったら正確性だけを求めて一発を狙うとか、そういう方が結果につながるかなっていう感じがする。ルイス・ガルシアはあんまりボールを持たないけど、裏に飛び出る動きがすごい。右サイドバックが持ったときにボールを受けるふりをして裏に出る、そういう動きも必要になってくる。

――試合後、ピッチに残って走ったようだが

 この間も試合に出なかったときとか、アウエーで出場時間が短かったときとか、代表から帰ってきたばかりのときか、あんまり考えるっていうより、体が物足りないから走った。(以前所属していた)レッジーナのときにも一回、結構試合に出られない時間があった。もちろん試合に出た方がいいけど、そういうなかなか出られない時間を逆にうまいこと使えば、試合に出ないから選手としての評価はされないけど、選手としての幅は広がると思う。試合に出ていない時間があるときほど、いろんな幅を広げられる時間だから、有効に使っている。下を向いている時間なんてもったいないからね。だから次に向かって。

 でも、難しいサッカーしているからね。サイドがすごく広がるし、アタッカーが多いし、オーバーラップするわけでもないから、そこがネックだよね。まあ、我慢強く。こういうときは辛抱。忍耐力だと思う。どこかで中を向いて、スルーパスを出して、1点でも誰かが決めてくれれば、パッとまた変わってくる。そういう時を待つというよりは、自分でアクションを起こすように。こういう時間を有意義に使えば、(2年目の)レッジーナのときにも、シーズンで半分ぐらいしか出なかったけど、日本代表に戻ったときにはコンフェデ(コンフェデレーションズカップ)で良いプレーができたし、プラスにとらえたい。