ハンドメイドと日々

すてきな布で、ちくちく・ときどき書作・黒猫と草花。

ブリューゲル「バベルの塔」展 観にいきました

2017-10-08 08:33:48 | 日記


大阪 国立国際美術館で開催されている「バベルの塔」展を観に行きました。

16世紀のネーデルランドの彫刻は、細密で布や本の質感まで表現されていました。

当時の画家は、宗教画から、生活する人々の様子を描くようになりました。


続いて、現れた奇才、ヒエロニムス・ボスの絵画には圧倒されます。

奇想天外、怪奇な世界、とにかく、細かい、老眼では見えない。

拡大図でお~~~ !   何と「放浪者」はすごい。

この時代に生きた人が描かれ尽くしている。

ボスの絵を追随するように、ブリューゲルが登場。

ブリューゲルと言えば、中学校の美術の教科書に載っていたのは

農民の生活を描いたものでした。

バベルの塔の絵は知らず、今回、展覧会に行ったのは、NHK日曜美術館で紹介された

漫画家の大友克洋さんが描く「バベルの塔」に興味があったからです。


本物の「バベルの塔」   お~~~!  やっぱり、細かい。

老眼では見えない。


中世の人たちの生活や、頭の中を想像しながら時を過ごしました。

細密画は、板に油彩で制作されているのですが、

当時、どんな筆で描いていたのだろうと考えます。

筆と言うより、毛1本で描いたのではないかというくらい細かいのです。

現代のような照明もない時代に、こんな細密画を描けるのは

きっと、視力が現代人とは違ったものではないかとも思えます。

暗黒の時代と言われる中世。

絵画は、黒と赤と光を感じる白の使い方が印象的でした。




展覧会のマスコット、タラ夫くん。

すね毛が何とも言えませんね。

海洋堂プロデュースのリアルタラ夫も制作されたんですね。



『大きな魚は小さな魚を食う』

会期は10月15日(日)までです。



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