『蒼き狼 地果て海尽きるまで』・・・反町隆史
モンゴル部族の厳しい生活と、多々ある部族が戦を経て一つにまとまり大帝国となっていく壮大な姿をわかりやすくみることができた
男の戦いにかける熱き魂、それと共に女の定めみたいものを感じて、当時の厳しい現実をまざまざと見せつけられたような気がした
モンゴルのどこまでも続く広い大地と澄み渡った青い空がとても広大で画面以上の広がりを感じさせた
空中を優雅に飛ぶタカのシーンが幾度かあり、心に広がりを感じた
思ったよりも戦いのシーン(←苦手)がなくて、見やすかった
予想よりも満足のいく作品(映像)だった
【内容】
モンゴルでは部族間の闘争が激化し、戦いに敗れれば女たちは奪われる。
敗北部族の男から略奪した妻…そして産まれたのがテムジン(チンギス・ハーン)である。
14歳でテムジンはボルテと婚約。父の死後、仲間からの迫害、結束を壊す義理の弟の抹殺…7年後にボルテと結婚。その2年後、ボルテが母の元夫の部族に攫われ、10カ月後ボルテを奪い返すが彼女は妊娠し臨月を迎えていた。ボルテが生んだ自分の子かどうかわからない息子ジュチ(「よそ者」の意)との関係に悩む。
そんなある日、残党兵士が女(クラン)だと知り、その勇気を買い部下に取り立てる。クランは戦利品ではなく人として扱うテムジンに惹かれ、同じ崇高な魂を持つ2人は強く深く愛し合うようになる。
やがて親友ジャムカと決戦しテムジンが勝利する。
小高い丘の上に大天幕が張られ、外国の賓客、1000人を超える親衛隊、多くの民が見守る中、即位が行われモンゴル王“チンギス・ハーン”が誕生した。
宿敵を討ため、息子ジュチと討伐へ試みるがジュチはその命令に従わない。ジュチが謀反を起こしたと激怒する。
輝く栄光を手にし、さらなる夢に向かうチンギス・ハーンは今、ひとりの父に帰ろうとしていた。