くろブロ

校長や職員が黒川小学校の出来事や雑感などを掲載します。

心ひとつに・・・

2007-11-15 | くろブロ
黒川小学校にまたひとつ感動のドラマが誕生しました。
昨日(14日)、市内音楽会の後、黒川町のイメージソングとなった「海と山と人と」の録音が引き続き市民会館でおこなわれました。市内音楽会に出演した小学生だけでなく、5年前「海と山と人と」の作詞に携わった青嶺中3年生(当時小学校4年生)も参加しておこなわれました。中学生が市民会館に到着するとさっそく練習です。

学校サポーターの羽柴さんの指導で練習が始まりました。中学生も何回か歌っていくうちに3年前に自分たちが音楽会で発表した記憶がよみがえってきたようです。
休憩のあと、いよいよ本番の録音です。1回目は少し声がそろわなかった部分や弱い部分があり撮りなおしとなり、2回目のなりました。会場の保護者の皆様の期待も伝わってきました。2回目は、1回目の反省を生かして見事に「海と山と人と」を歌ってくれました。小学生と中学生、いや黒川町が心一つになった瞬間です。終わった瞬間の会場からの拍手、本人たちの歓声、忘れることができません。感動をありがとう。一緒に歌ってくださった保護者の皆さん、先生方、歌詞ボードを持っていてくださったサポーターの皆さん、ありがとうございました。

ところが、感動はそれだけではありませんでした。中学生が帰って、小学生だけで「伊風堂々」の録音がありました。4・5・6年生は、音楽会を含めるともう何回も歌っており、疲れが目に見えてわかりました。録音の1回目、集中ができずに撮りなおしとなりました。体調をを崩し、歌の途中に座り込む子もいました。帰りのバスの時間が刻々と近づきます。会場にも緊張が走りました。ラスト一回。この一回しか録音できません。子どもたちはやってくれました。山下先生の指揮に「心ひとつ」にして見事に歌ってくれました。まさに、「伊風堂々」の歌詞に出てくる「心ひとつに ふるさと伊万里」を目の当たりにしました。OKの声に、ほとんどの子が座り込み、会場から歓喜と安堵の拍手が起こりました。子どもたちは、苦しい状況を乗り越えて、一歩成長したように見えました。感動をありがとう。