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ひたきのつぶやき(8年ぶりの再開)

山野草、樹木、虫、鳥、魚 などなど 身近な自然についてのつぶやきです

巣の葉っぱ ヒメカンアオイ

2005-06-17 08:41:43 | 巣の葉っぱ
カンアオイの仲間では、カントウカンアオイとともによく植栽される種類ね。葉っぱの模様もバリエーションがあるけど、これは普通の地味なやつね。カントウカンアオイに比してちょっと小型。もちろん、花は地面に顔を埋めるようにしないとよく見えません。
サンヨウアオイ
カントウカンアオイ
も覗いてみてね。

巣の葉っぱ シクラメン ヘデリフォリウム

2005-06-10 10:58:45 | 巣の葉っぱ
ちょっとー、なんかウサギのうんちみたいで気持ち悪いじゃない。といわれそう。原種シクラメンのヘデリフォリウム(以下ヘデリと略)の5月の状態です。秋咲きのシクラメンですが、種が熟すのは5~6月頃。春咲きのクーム(コウムとかとも表記される)も同じ頃。花期は違っても、種ができる時期は一緒なのね。クロは種蒔きがとっても苦手なので、あきらめてほっておいてます。すると、バネの先の種が勝手に地面について、左側にあるように、小さな苗を増殖してくれます。気が向いたら、それをどっかに移植。(でも、移植する場がそろそろなくなってきた)
シクラメンは、花を観賞しますが、原種シクラメンもカンアオイほどではないにしても、様々な葉模様のものがあって、ちょっとした観葉植物扱いもされています。まー、コレクションするほどはまっていませんし、日本のじゃないから、最も普通のヘデリとクームぐらいあれば十分かな。
よく、園芸店にガーデンシクラメンという名で、小型のシクラメンが売っていますが、ガーデンでは育てならないのね。耐寒性、耐暑性が少しはあるものの、庭植えできるほどじゃないから。ちょっと詐欺っぽいネーミングね。ヘデリとクームは庭植えできます。でも、ちょっとは蒸し暑さと乾いた寒さを緩和する工夫をしてあげたほうが無難ね。

巣の葉っぱ 斑入り フキ

2005-06-08 15:29:07 | 巣の葉っぱ
なーんだ、病気の葉っぱ。そう、まさにそのとおりなんですが。なんとなーくお庭に1枚あってもいいかなと。フキは、子供の頃から庭にあって、よく茎を煮たのを食べましたが、はっきりいっておいしいと思わなかった。でも、年取ると不思議に食べたくなるのね。人家にも植えられるので、果たして野生なのか人為的なのか区別つかないですが、クロが目にするのは恐らく後者ね。最近、斑入植物が無理やりブーム作りみたいな感じになっていますが、何も自生の植物を抜き取ってこなくてもいいでしょうに。「斑入りの個体は、弱く自然界では生きられないので、抜いてきて人間が育てることは自然保護にも通じる。」なーんてのは、ほとんどウソね。例えば、シュンランなんて、普通の葉が出てきちゃうと、それを切って、斑入りの葉を出させるようにして斑の安定を図るんだもん。自然界では、斑入りは枯れるのではなくて、正常に戻ろうとするのね。
フキは、結構な確立で斑入りがみられるかなー。畑の片隅のを根伏せするとこんな感じ。でも、あんまりよく増えない。そういう意味ではやっぱり弱いのね。葉色も色々変化します。


巣の葉っぱ コハマギク

2005-06-04 21:25:17 | 巣の葉っぱ
なんてことない葉っぱです。野生のコハマギクの種をいただき(いただいた方によるとピンクの花だそうです)ポットに蒔きました。種から育てるのが苦手なクロですが、コハマギクは丈夫なようで、苗が育っています。でも、花が咲くまで無事である保証はありません。んで、花も咲いてませんが、何株か葉っぱに斑が入ってました。大きくなっても残るっているか、綺麗な斑に進行するかは定かではありませんが、ちょっと楽しみ。
あさて、最近山野草の世界では、ちょっとした斑入り¥ブームではないでしょうか?もともと、オモトや富貴蘭など日本の古典植物は、斑入りを中心とした葉の鑑賞が多いですが、その再来というのともちょっと違うような気がします。
あれほど高価だったウチョウランやエビネの花の品種物は、人工交配でそれ以上に派手なものが比較的容易に作出されるので、あっという間に価格が下がりました。それ以来、あまり一大ブームを築くようなものは見当たりません。というのも、大量に生産できるものは、あっという間に価格が下がり、希少性も失われるので、コレクションする意欲がそがれるからではないでしょうか?そこで登場、斑入り植物。斑入りは実生しても同じ固体は生まれませんし、育て方の違いで模様も異なってきますし、同じ固体でも枝や葉によって変化するので、挿し芽等でも同一品種の大量生産は難しい。すなわち、需要があれば、高値維持が可能。後は、雑誌やお店が、趣味家を煽れば、お金になる商売の始まり始まり。ってのはかんぐり過ぎかな。皆さん、もし10何万なんて斑入り山野草が欲しいと思っちゃったら、買う前に「ホントに好きなのかこれが」「ちょっと高すぎないかー」と疑ってみては。クロの巣にあるものの中でも、明治時代には家1軒の値段したものとかありますよ。今は何百円。

巣の葉っぱ サンヨウアオイ

2005-06-03 14:14:43 | 巣の葉っぱ
名前のとおり山陽のご出身であらせられます。
比較的小さな芽を、植替え適期でないときにいただいたので(クロって貧乏だからもらってばっかし)うまく根付くかちょっと心配でしたが、ちゃーんと花までつけてくれました。
これはもちろん、古典園芸種の細辛(サイシン)ではありませんが、葉模様を細辛風に表現すれば「谷」(主脈に沿った白い筋)ということになります。それから、「襟合わせ 普通」(1枚の葉の襟元が重なる部分。一般的には重なる面積が多いほうがいい。)てな感じですか?細辛では、葉模様が、蝶、雲、亀甲等の表現で示されます。
地面に突き刺さるように生えた花は、掘り返して持ち上げないと見られないので、地植えで鑑賞はちょっと厳しいです。この仲間の花は、そのほとんどが地面スレスレや枯葉に埋もれて咲くもので、蝶や蜂のような昆虫がポリネーターになるのではなく、蟻などが花粉を運ぶものと考えられています。また、当然ながら種が移動する距離が極端に短いことも予想されます。そのためか、狭い日本で何十種類もの種分化を起こしており、分類途上の植物といえます。しかも、同じ種で同じ地域の個体でも、様々な葉模様を呈するので、葉模様での同定もできないため、大抵は花の構造等が決め手のようです。


巣の葉っぱ セリ

2005-06-02 20:37:59 | 巣の葉っぱ
ある方から、「よろしければお一つどうぞ。」といただいた斑入りのセリ。思わず「どうやって食べるんですか?」と聞いてしまったら、「鑑賞すんです。」といわれてしまった。はずかしー。
でも、その内食ってやるぞと思いつつまだ実行していない。一応、近所に普通のセリもあるし、とりあえずそっちからだな。
グランドカバーといえば聞こえがいいけど、ご覧のような有様。ユキノシタ(白すじの丸葉)、シラヤマギク(ハート型の大きなやつ)、ホトトギス(左上のピンボケ)、ミョウガ(左下に斜めになってる茎)、カタバミからクリスマスローズ(茶色の枯葉)までごちゃごちゃで、これを雑草園といわずして何と表現すべきでしょうか?

こっちは普通のね。ピンボケだけど。

巣の葉っぱ カントウカンアオイ

2005-05-31 15:26:04 | 巣の葉っぱ
新しいカテゴリーの登場です。 って誰もみてないか。
この葉を綺麗と見るか不気味と認識するかは、人それぞれ。クロは肯定派で、グランドカバーに増やしたいなと。
でも、これ、実はそんなレベルでない非常ーにマニアックな世界に通ずる植物です。
カントウカンアオイを中心とした青軸(葉柄が茶色に染まらず緑のもの)の中で、葉模様に特徴があるものをサイシンといって、昔からの伝統園芸分野の大きな柱。カントウカンアオイだけで、何十種類以上の様々な模様があります。ウーン、金と閑がいくらでもあればはまりそうな世界ですが、クロにとてもそんな余裕はありませんので、地植え地植え、放任放任、頑張って自分で勝手に増えてね。
ちなみに、渋ーい花はこんな感じ