みなさん、ありがとう。でも、ごめんなさい、もう少し時間をください。更新気力がないので、以前書いた文書を載せますね。少し休みます。かわいい坊ちゃんと。
どこまでも続く白い砂。
スコーンと晴れた太陽は、澄み切った水の存在を無視したかのように海底に届いています。
一見、自然豊かに見えるこの海は、実は砂漠です。
水があまりにも澄んでいるのは栄養素が溶け込んでいないからで、おまけに暖かいので溶存酸素に乏しいのです。隠れ場所もないただの砂地では小魚は生きていけません。
そんな砂漠にもオアシスができました。新月に解き放たれた珊瑚の卵がかろうじて、砂から顔を出している岩に着生孵化したのです。
何年もかかって、体内の藻が光合成によって供給するエネルギーに助けられ、珊瑚はその骨格を大きくしていきました。
でも、そのオアシスもすぐに満員です。
珊瑚にとりついたイソギンチャクも実は光合成に助けれられているのでこんなに大きくなったのですが、そこには毒に少しずつ順化していったクマノミしか住めません。(蝶ほどは厳格でないにしろクマノミも種類によって毒を制することのできるイソギンチャクにはある程度決まりがあります。)
そんな特技のないハゼは、力があるわけでもなく、身を守る毒があるわけでもなく、遊泳能力に長けているわけでもなく、珊瑚の端っこの砂地におびえながら生活していました。ここには時々大型の魚が狩りにやってくるので唯一の取柄の目の良さでかろうじて難を逃れています。
エビも同じでした。愚鈍で目の悪いエビはせっせと穴を掘ってそこに潜んでいるのですが、穴の中の砂を外に出した途端にパクッとやられるので、うかうかできません。
ある日、ハゼがエビに言いました。
「エビ君、一緒に住まない?」
「えっ!僕そんな趣味はないんだけど。」
「変なことしないよ。君は僕たち2匹が住む穴を掘る。僕は入り口で危険がないかずっと見張ってるよ。だから、安心して穴を掘っていられるでしょ。」
こうして、2匹の共同生活が始まりました。他の魚たちは、「ハゼのやろうめ、うまいことやりやがったな。」と陰口を言いますが、そんな時ハゼは、「ヤドカリにオンブにダッコのイソギンチャクよりはずっと役に立っているだろ。」と反論します。
さて、どうでしょうか?イソギンチャクの反論がほしいところです。
どこまでも続く白い砂。
スコーンと晴れた太陽は、澄み切った水の存在を無視したかのように海底に届いています。
一見、自然豊かに見えるこの海は、実は砂漠です。
水があまりにも澄んでいるのは栄養素が溶け込んでいないからで、おまけに暖かいので溶存酸素に乏しいのです。隠れ場所もないただの砂地では小魚は生きていけません。
そんな砂漠にもオアシスができました。新月に解き放たれた珊瑚の卵がかろうじて、砂から顔を出している岩に着生孵化したのです。
何年もかかって、体内の藻が光合成によって供給するエネルギーに助けられ、珊瑚はその骨格を大きくしていきました。
でも、そのオアシスもすぐに満員です。
珊瑚にとりついたイソギンチャクも実は光合成に助けれられているのでこんなに大きくなったのですが、そこには毒に少しずつ順化していったクマノミしか住めません。(蝶ほどは厳格でないにしろクマノミも種類によって毒を制することのできるイソギンチャクにはある程度決まりがあります。)
そんな特技のないハゼは、力があるわけでもなく、身を守る毒があるわけでもなく、遊泳能力に長けているわけでもなく、珊瑚の端っこの砂地におびえながら生活していました。ここには時々大型の魚が狩りにやってくるので唯一の取柄の目の良さでかろうじて難を逃れています。
エビも同じでした。愚鈍で目の悪いエビはせっせと穴を掘ってそこに潜んでいるのですが、穴の中の砂を外に出した途端にパクッとやられるので、うかうかできません。
ある日、ハゼがエビに言いました。
「エビ君、一緒に住まない?」
「えっ!僕そんな趣味はないんだけど。」
「変なことしないよ。君は僕たち2匹が住む穴を掘る。僕は入り口で危険がないかずっと見張ってるよ。だから、安心して穴を掘っていられるでしょ。」
こうして、2匹の共同生活が始まりました。他の魚たちは、「ハゼのやろうめ、うまいことやりやがったな。」と陰口を言いますが、そんな時ハゼは、「ヤドカリにオンブにダッコのイソギンチャクよりはずっと役に立っているだろ。」と反論します。
さて、どうでしょうか?イソギンチャクの反論がほしいところです。