
「今年も土筆が顔を見せました!」
そんな季節のあいさつ文に、
「あいさつはどうでもええから、その土筆をいますぐ送らんかい!」
と、ツッコミを入れておられたという、X先生。土筆が大好物でいらっしゃるのです。今年も郷里の姪御さんに送ってもらったそうですが、味付けを甘くしすぎて、物足りなかったのだとか。
そんな先生のために、今年も丹波の農園の園長さんにお願いして、どっさり、土筆を摘んでもらってお送りました。今週はじめのことです。
私が行けたらいいのですが、いつ土筆が出るか、現地にいないとわかりません。園長さんも後期高齢者突入ですから、別の調達ルートも確保しましたが、買おうとするとお高いものですね。
大阪も、河川敷や緑地に行けばつくしは採れるのでしょうが、排気ガスやら犬のおしっこやら、よからぬものもたくさん浴びていそうです。
宇治十帖の「早蕨」で「蕨、つくづくし(土筆)、をかしき籠に入れて、「これは童べの供養じてはべる初穂なり」とてたてまつれり」と、山の阿闍梨から蕨と土筆が届けられる場面をなつかしく思い出しました。
と、書物を通じた知識があるだけで、実際に土筆を食べたのは、先生にお送りするようになってからです。
と、書物を通じた知識があるだけで、実際に土筆を食べたのは、先生にお送りするようになってからです。
わが家の食卓には、土筆は出たことがありませんでした。こんな調査結果を
見かけました。

この調査結果では、59パーセントの人が土筆を食べたことがあるそうで、先生とお会いしていなければ残りの41パーセントで終わるところでした。
天ぷらにしたらおいしそうですが、ハカマを取るのが地味に面倒です。だれかズボラなかわりに土筆を摘んで、下処理して、ついでに天ぷらも揚げて!
東日本は添付の図のとおり、食べたことがない人が過半数の所が多いですね。寒冷地だとつくしも育ちが悪いからかもしれませんが、それなら和歌山と徳島が少ないのは謎です。
一年前の記事にリンク。れんちゃんが紹介する土筆とスギナの自由研究は、学術論文のクオリティです。
ツクシとスギナ そしてラフレシアごきげんよう…れんです!今年は桜も、フキノトウもツクシも、3月の寒の戻りで4、5日も遅かったようです…ツクシについて調べるうちに、こんなすごい研究に出会いました…!スギナのふ......