花の詩山の詩

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菅生沼の野焼き成功

2014年01月26日 15時23分12秒 | ボランティア

菅生沼(常総市菅生)のヨシ原に火が放たれ、紅蓮の炎を上げる
3年ぶりの野焼きに歓声が上がる。


26日茨城県自然博物館主催の菅生沼のヨシ刈りと野焼きに
つくば環境フォーラムの「筑波山ファンクラブ」も会の行事として
参加することになり、菅生大橋の下に集合したクラブ員
全体としては、毎年100名以上の参加者が集まる一大イベント


防火帯で4区画に分けられ、膝下の高さでヨシ刈りした2区画と、全く
ヨシ刈りしていない2区画の内、最初に膝下でヨシ刈りした区画に
バーナーで火がつけられました。




風であおられ一瞬で燃え上がる炎




消火隊は、水の入った袋を背負って飛び火に備えます
消火隊は行動力のある大学生、なかなか決まってますね


ヨシ刈りしていない区画にも火が放たれ、勢いよく燃え上がるヨシ
ヨシヨシなんて冗談も出るが、焼けかたにはムラがあり、焼け残りも
けっこう有った。
その焼け残りは、後で草刈り機で刈り倒し、残らず焼きました。




ヨシ刈りしていない区画では、ヨシ自体が長いので、風であおられると
10メートル以上も炎が上がります。ゴーゴーという音が響き渡り
参加者も思わず見入ってしまいます。


予定された区画が見事に野焼きされました。

ヨシやオギは放っておくと、枯れて地表にたまり、地表に日が当たらず
他の植物が生育しなくなります。
ヨシ刈りや野焼きをすることで、地表に日が当たるようになり、ここ菅生沼では
タチスミレ、ハナムグラ、トネハナヤスリなどの絶滅危惧種が生えてきます。

菅生沼に生える植物は5百種も有ると言われ、そのうち18種が絶滅危惧種だ
そうです。
そういった意義が有る野焼きですが、菅生沼の近在に暮らす市民にとっては
飛び火の危険や、煙やヨシの燃えかすの飛散に迷惑しているかも知れません

そういった地域の人たちの協力が有って、今年は3年ぶりに野焼きができたのです
私は主催者では有りませんが、そういった地域の方々にも感謝したいと思います





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