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手垢のついたメモ帳

ヤクザが出家して、障害者福祉に従事。必死に歩いた過去の懺悔帳?

激震 2

2008年10月20日 | Weblog
断指の前の処分は、普通は「謹慎」となる。

謹慎は街に出たり、組織の行事(定例会・放免・葬式etc)、他組織との交流が禁じられる。

謹慎は一定期間が過ぎれば解けるし、仮に役職に就いていてもその役職から降格する事もなくおわる者もいる。

無論、降格もあるのだが・・・。

次が破門処分。 破門の場合は代紋を返上して組織から追放されることになる。

それまで所属していた組織から「破門状」が出され、

原則として全国の組織にその破門状は届けられる。

昔はどこかの組織を破門された人間は、他の組織には所属出来なかったし、

別組織がその人間を拾うことも出来なかった。

それがいつの間にか「別名」で他組織に所属したり、

他府県に移ってその地元の組織に加入したりするようになり、

最近は、堂々と他所を破門になった人間を拾う組織も出てきた。

任侠道の法律破りと言えないこともないが、これも時代だろうか?

あまり知られていないが、破門にも2種類ある。

「黒破門」と「赤破門」だ。

黒破門とは、破門状の文字が黒色で書かれた物で、

最初に「破門状」と書かれ、以下、本人の名前、住まい(例えば○○市在住)、

年齢、所属組織での地位(××組若中 等)を記し、

破門状を発送した組織の名前、処分を決めた人間の名前(凸凹組 組長とか、凸凹組執行部一同)と書き、

「以後、同人との交友、商談、客分等いかなる交誼もお断りします。

このような行為が有った場合、当組に対する敵対行為とみなし、しかるべき対処をさせて頂きます。」

と、書くのが普通だ。

この場合、一定の期間を経て誰かが組織と本人の間に入り、

復帰話をまとめて復帰を果たす事が大部分だが、

「赤状」の場合は復帰はできない。

「赤状」の場合は「所払い」が付くことが多く、

その土地、或いは隣接する地域なども含む「所払い」も少なくない。

そうなると堅気になるか、他所の土地に行ってどこかの組織に潜り込むかだが、

いずれにしても、ヤクザ稼業で生きるには選択肢は狭くなる。

それ以外に「除籍」があるが、

これは「罰処分」とは若干ニュアンスが異なるが、

「除籍」は、その組織ならば戻れる処置と言うことだ。

とはいえ、どの処分にしてもヤクザ稼業も難しくなっているのは事実だ。


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