親会社のタクシー部門の乗務員が、また一人亡くなった。
57歳という若さだ。
出身は鹿児島県だった。
俺とは結構よく喋っていたが、そんなに体調が悪いようには見えなかった。
むしろ、人よりも頑丈に見えた。
ところが、入院していくらもしないうちに亡くなったという。
多臓器不全だったらしいから、要するに手の施しようがなかったという事だろう。
原因はガンだ。
ガンに限らず、タクシー乗務員はかなり過酷な仕事だから、
持病をもっていると悪化させるケースが多い。
時間が不規則で睡眠時間も不規則。
しかも、タクシー乗務員にはギャンブル好きや酒好きが多い。
ギャンブルや酒に使う金は惜しまないが、
健康管理や食事に使う金は惜しむのだ。
無論、預貯金なんて無縁の生活を送っている者がほとんどと言っていい。
だから、多少の体調の異変に気づいても病院代がなかったり、
あるいは最初から治療や療養など考えていないのだ。
「なるようになる」「なるようにしかならない」
そんなスタンスだから、病状が進んでしまい、
どうしても痛みや苦痛に耐えられないくらいになってから病院にいくことになる。
その時はもう手遅れにまでなってしまっているのだ。
俺がこの会社に入って、まだ6年だがこれまでに何人が亡くなったろうか?
多分、10人は数えると思う。
むろん高齢者の乗務員が多いせいもあるが、
やはり根本的にタクシー乗務員を取り巻く業務環境が苛酷なのだと思う。
東京は、すでにかなりの数のタクシーを減らしている。
限られた数の利用者よりも、圧倒的に多かったタクシーの絶対数を減らしているのだが
不景気の煽りを受けて低迷してしまった業界に、
浮揚の兆しはまだまったく見えてこないようだ。
先日鬼籍に入った彼の亡くなった原因が仕事にあるとは思っていないが、
まったく関係なくはなかっただろう・・・。
ともあれ、合掌・・・・。
57歳という若さだ。
出身は鹿児島県だった。
俺とは結構よく喋っていたが、そんなに体調が悪いようには見えなかった。
むしろ、人よりも頑丈に見えた。
ところが、入院していくらもしないうちに亡くなったという。
多臓器不全だったらしいから、要するに手の施しようがなかったという事だろう。
原因はガンだ。
ガンに限らず、タクシー乗務員はかなり過酷な仕事だから、
持病をもっていると悪化させるケースが多い。
時間が不規則で睡眠時間も不規則。
しかも、タクシー乗務員にはギャンブル好きや酒好きが多い。
ギャンブルや酒に使う金は惜しまないが、
健康管理や食事に使う金は惜しむのだ。
無論、預貯金なんて無縁の生活を送っている者がほとんどと言っていい。
だから、多少の体調の異変に気づいても病院代がなかったり、
あるいは最初から治療や療養など考えていないのだ。
「なるようになる」「なるようにしかならない」
そんなスタンスだから、病状が進んでしまい、
どうしても痛みや苦痛に耐えられないくらいになってから病院にいくことになる。
その時はもう手遅れにまでなってしまっているのだ。
俺がこの会社に入って、まだ6年だがこれまでに何人が亡くなったろうか?
多分、10人は数えると思う。
むろん高齢者の乗務員が多いせいもあるが、
やはり根本的にタクシー乗務員を取り巻く業務環境が苛酷なのだと思う。
東京は、すでにかなりの数のタクシーを減らしている。
限られた数の利用者よりも、圧倒的に多かったタクシーの絶対数を減らしているのだが
不景気の煽りを受けて低迷してしまった業界に、
浮揚の兆しはまだまったく見えてこないようだ。
先日鬼籍に入った彼の亡くなった原因が仕事にあるとは思っていないが、
まったく関係なくはなかっただろう・・・。
ともあれ、合掌・・・・。