手垢のついたメモ帳

ヤクザが出家して、障害者福祉に従事。必死に歩いた過去の懺悔帳?

正義のものさし

2010年09月21日 | Weblog
以前にも書いたが、俺は時事ネタを書くのは好きではないが、

厚労省局長の無罪判決事件に関して、主任検事がフロッピーのデーターを書き換えた事件に

ついて少し触れたい。

この事件の根底には、検事は警察から送致されてきた被疑者は、すべて「有罪」という先入

観からきている。

さらに、証拠の捏造や送致された事案のすり替えを行った起訴・拘留などは昔からあった。

今回の報道をみて思い出した事がある。

俺がまだ少年の頃で、熊本の「人吉中等少年院」を仮退院してすぐだったと思うが、

何でもないような事件で逮捕された事がある。

事件内容は覚えていない位の事だから、些細な事件だったのだろう。

そのとき、どういう加減だったかも忘れたが俺が持っていた「切り出しナイフ」が銃刀法に

引っかかった。

その「切り出しナイフ」は、俺の部屋に有ったものだ。

部屋の中にあったのだから、当然「銃砲刀剣類等所持法違反」には当たらない。

 (通常の包丁や小刀やナイフの存在と同じ)

ところが、検事調べの時に色々と訊かれ、逮捕されたずっと前の時期に俺が熊本の知り合い

のところから、俺の地元までの列車移動の際にそれを所持していた事が調書になり、

結局それで起訴されてしまった。

これは、実は法律違反の起訴になることを、後になって知った。

俺が逮捕された事案とは別の事案であり、

しかも事実の認定は俺の供述調書だけだ。

俺が列車の中でその切り出しナイフを所持していたという、証拠もない。

逮捕された事案は起訴されずに、そのナイフの件だけで起訴されてしまったのだ。

これはまったくの違法な起訴だったが、当時の俺は無知だったから流されるままに罪を認め

て処罰された。

つまり、今回のような捏造された「村木元局長事件」の遣り口は、昔から検察にはあったのだ。

村木元局長が強い女性であり、しっかりとした信念を貫いたから無罪を勝ち取ることが出来たが、

これが普通の一般女性ならば、検察の威光の前に恐れ戦いて、

突きつけられた「証拠」に屈服して、やっても居ない事実を認めてしまい、

有罪、下獄となるだろう。

( 秋霜烈日徽章)               
         

「秋霜烈日」(しゅうそうれつじつと読む)を表した検察バッジの崇高な理念の裏側は

実はかなり人間臭い打算や、思惑が隠れているのだ。

ちなみに、秋霜烈日とは文字通り秋の霜、夏の強い日差しの厳しさを意味する言葉だ。

人の一生を左右する検察官に求めた「自他共に厳しく」はどこに行ったのか?

強きに媚び、弱きを虐げる検察であってはならない・・・。

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