TPP譲歩案 全て撤回せよ
全国食健連が新署名始める
労組や農民、女性や医療などの団体でつくる「国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会」(全国食健連)は、TPP交渉からの即時脱退運動をしてきたが、新たな内容で国会請願署名を始めた
新署名は、7月末のTPPハワイ閣僚会合の結果をふまえたもので、国会決議に違反した農産物5項目の譲歩やISD(投資家と国家間の紛争処理)条項の導入を安倍内閣が提案しているとの報道があることから、「TPP交渉から即時脱退」と「TPP交渉の内容をすみやかに公表する」ことに加え、「日本政府が提示している譲歩案はすべて撤回すること」を強調している
ハワイ会合で決裂要因となった新薬のデータ保護期間延長、地域の公共事業にも外国企業を開放する譲歩、医療の営利化なども指摘し、「多国籍企業の利益のために、私たちの暮らしや命、健康だけでなく、地域を怖し、国の主権をも脅かすもの」とTPP交渉の危険性を訴えるものになっている
日米など12カ国によるTPP交渉の首席交渉官会合および閣僚会合が月末から開かれ、論点を詰める作業を行い大筋合意を目指すとしているとの報道が・・・
安倍内閣は、これまでの交渉でアメリカの無理難題の要求に譲歩するばかりで、国会決議を無視するなど民意を聞く姿勢などなく、わが国の食の安心・安全を壊そうとしている
このような交渉からは即時撤退すべきだ