米国で新型のBSE感染牛 TPPに影
米農務省は24日、米国で4例目となるBSE(牛海綿状脳症)に感染した牛1頭が確認
されたと発表した。
この牛は、西部カリフォルニア州で飼育された乳牛で、この牛の肉が市場に流通した
事実はないという。
同省のクリフォード主任獣医師は「食品供給や人の健康に害を及ぼす可能性はない」
と指摘。「今回の事態が、米国の貿易に影響を与えるべきではない」と強調している。
TPP交渉の参加問題などで議論が高まる中で、米国産牛肉の安全性に懸念が強まる
のは必至とみられる。
感染経路については不明のままで、主任獣医師によると、問題の感染牛は通常の
「典型的なBSE」とは異なる新型タイプの「非定型BSE]に陽性反応が出たという。
日本は米国産牛肉の輸入規制について現在の月齢「20カ月以下」に限定している。
今回の感染牛は月齢30カ月以上で、現状では日本への輸入対象にはならない。
米政府は、日本で規制している月齢制限自体の撤廃を求めている。
BSE検査は、日本では全頭監査を実施中だが、米国は検査率は0.1%未満と
いわれれている。
日本の安全基準に比べ、米国の安全基準は非常に甘い。
米農務省は24日、米国で4例目となるBSE(牛海綿状脳症)に感染した牛1頭が確認
されたと発表した。
この牛は、西部カリフォルニア州で飼育された乳牛で、この牛の肉が市場に流通した
事実はないという。
同省のクリフォード主任獣医師は「食品供給や人の健康に害を及ぼす可能性はない」
と指摘。「今回の事態が、米国の貿易に影響を与えるべきではない」と強調している。
TPP交渉の参加問題などで議論が高まる中で、米国産牛肉の安全性に懸念が強まる
のは必至とみられる。
感染経路については不明のままで、主任獣医師によると、問題の感染牛は通常の
「典型的なBSE」とは異なる新型タイプの「非定型BSE]に陽性反応が出たという。
日本は米国産牛肉の輸入規制について現在の月齢「20カ月以下」に限定している。
今回の感染牛は月齢30カ月以上で、現状では日本への輸入対象にはならない。
米政府は、日本で規制している月齢制限自体の撤廃を求めている。
BSE検査は、日本では全頭監査を実施中だが、米国は検査率は0.1%未満と
いわれれている。
日本の安全基準に比べ、米国の安全基準は非常に甘い。