KU Outdoor Life

アウトドアおやじの日常冒険生活

秋のOS/FL祭り? 【有笠】

2013年10月13日 | フリー(関東)

日程:2013年10月12日(土)〜13日(日)
同行:M田師匠

一日目 天候:

 三連休の二日間、お初の有笠へ。
 関越道で少し渋滞に巻き込まれたが、無事に現地入り。

  

 フェアリーロックの人々

 まずは初級課題が多いという西口の「偏屈岩」へ行ってみるが、何となく暗く湿っぽい感じで、いまいち気が乗らず。
 (もっとイイ岩場があるのに、わざわざこんな所でやろうとするから「偏屈岩」と言うのだろうか?)
 一通り見てからそのまま東口へ移動し、トポと照合しながら各エリアを見て回る。とりあえず手頃な所からスタート。

【いっぷくエリア】
大福 5.9 私:MOS、師匠:FL。 
 upで。まぁ問題なし。

しお豆 5.10a 師匠:MOS、私:FL
 手順を間違えたのか師匠が少し手こずるが、粘ってクリア。

ぼたもち 5.11a 私:MOS、師匠:FL
 出だしで外すとちょい危ないので1B目プリクリでやる。よくオブザベした上で最初の左へのデッド、後は中間部の棚がうまく取れれば、その上はまったく簡単。
 晴れて自己外岩OSグレードを10c→11aに更新するが、体感的には10c/dなので気持ちはちょっとビミョー。一撃なんで、ま、いいか。

  いっぷくエリア

【アドベンチャーランド】
宝捜し 5.10c 私:MOS、師匠:FL
 被り気味の有笠にあって比較的傾斜の緩い課題。出だしのフレーク?スラブがちょいバランシー。途中から左壁に移り、最後は左ガバを持ってハイステップのスメアで上がる。
 人気度☆3つとなっているが、面白度としては☆2つか。

やもめの日々 5.10d 私:MOS、師匠:FL
 これも下から見ると簡単そうだが、意外と曲者。ルーファイと身体の切り返しがポイント。
 私はトポもよく確認せず上部へは左から抜けてしまったが(正規は右から?)、グレード的にはそう変わらず、かえって左の方がランナウト気味になるので絶対に落ちられない。
 なかなかテクニカルで二人とも予想以上に力が入ったが、満足の一本。人気度☆1つだが、面白度としては☆もう1つあげたい。

  
 (左)宝さがし5.10c                                              (右)やもめの日々5.10d 

【東の石門エリア】
?(名無しルート) 5.10c 師匠:MOS、私:FL
 エグれたハングが威圧的だが、ガバをうまく見つければ快適。「100岩場」では10cとなっているが、そんなには感じない。

有笠中央岩稜 5.8 師匠:MOS、私:FL
 本日のクールダウン。

   有笠中央岩稜 5.8

 このところ二人とも結果が出せない日々が続いたが、本日の初有笠ではお手軽グレードながら7課題×2人で怒涛の14連勝。
 一体どうしちゃったの?という感じだが、とにかく有笠はガバ豊富、足も滑りにくいので登り易い。
 明日も連勝記録を伸ばして、目指せ、楽天マーくん!

 林道入口のオート・キャンプ場は一区画4千円と言われたので却下し、トポにもある10kmほど離れた「中之条森林公園ふれあいの森」へ行くが、2013年現在、廃業している感じ。
 しかたなく、その場にテントを張って一夜を過ごすが、周辺には店も自販機も水道も明かりも(トイレも壊れて)無く、熊だけは出るというのでやめた方が無難でしょう。
 この日は周辺でビエンナーレとかいうイベントが開催中のため、ミョーな若者連中が集まって少し騒がしかったが。

  中之条森林公園ふれあいの森(2013年現在閉鎖中)


二日目 天候:

【東の石門エリア】
謎の女 5.10a 師匠:MOS、私:FL
 出だしがちょっと難しいが、左のエグれた部分はニー・バーが使えるらしい。
 師匠がやたら連勝記録を意識させるので余計に力が入ってしまうが、まぁソツなくクリア。

はし休め 5.10c 私:MOS、師匠:FL
 左端のリッジから上で右へトラバースしていく課題だが、先の10aより簡単。

大いなる山の日々 5.11a 私:MFL、師匠:FL
 先にやっていた二人がいて、ほんの少しだけチラ見してしまったのでFLとしたが、ホールドはほぼオブザベできていたのでOSでいいかなと思う。
 核心の水平ガバは遠いように見えるが、アンダーを右手で親指までしっかり掛けて、左手クロス気味に取りに行ったら意外と近かった。
 ここは薄被りでよく見えないので、あらかじめガバの位置を頭にインプットしておくといい。
 できてしまうとイレブンにしては簡単。でも、ボナッティ信者としては一撃できて嬉しい一本。

   
 (左)謎の女5.10a                  (中央)大いなる山の日々              (右)「大いなる〜」終了点の師匠

【ジ・アーチ】
右向いて左 5.10d 師匠:×
 林道を挟んで対岸のエリアにある。しかし、どこの岩場もそうだけど、よくこんな岩を見つけたものだ。偉大なる先人たちに感服する。
 師匠が一番左の「右向いて左」にトライするが上部でハマり、惜しくもフォール。二人して昨日からの連勝記録は20でストップとなった。
 ナイス・ファイト&お疲れさんでした。



  右向いて左5.10d

【フェアリー・ロック】
パス・ファインダー 5.11b/c 私:×
 さすがに人気3つ☆!先にやっている人が何人もいたのでヌンチャクを借りて、(レッドブルも飲んで)初トライ。
 出だしの左ポッケ、さらにその上のカチガバも指に痛く、心が折れそうになるが何とか繋ぎ、上部核心へ。
 しかし、何も知らずにあのV字ガバに右手をまともに挟み込んでしまい(激痛!)、その上の抜け口もバランスがうまく取れず途中断念。
 やはり、そうそう甘くないか。最後に他の人のお手本をしっかり目に焼き付けておいたので、次回は必ず!

  
 (左)右向いて左5.10d               (右)パスファインダー5.11b/c


 というわけで、二日間の有笠は二人して20勝2敗。(そう考えると楽天マーくんの一人で24連勝はスゴイ!)
 このところ「チーム負け犬」といった感じ(?)だったので、今回の内容はなかなか満足。
 後で調べたところ、有笠はまだまだお買い得(?)の課題がいっぱいあるそうなので、また行きたいと思う。

 帰りは沢渡温泉共同浴場(シャンプーや石鹸は使用不可の昔ながらの源泉。小さい湯船が二つあり、一つは激熱っ!300円。)
 関越はプチ渋滞だったので途中の鶴ヶ島ICで降り、R16経由で。いつもの「かつや」でカツ丼食って〆。

  



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2 コメント

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Unknown (M田)
2013-10-24 00:46:02
M田です。

有笠お疲れさまでした、お初の岩でましてや今の自分の調子でこれだけの結果を残せたのは上出来、今年の打ち止め?でいいんじゃないか位楽しめました。監督さんは好調安定で10後半以降のMasterは全てお任せでありがとうございました。今までのパターンだとお初の岩で久しぶりの前傾はだいだいやられて帰るパターンでしたが、今回は20連勝!!10後半~11まで絡めてるので自分の中では十分価値があります、今後20連勝を超える時があるのか???

今回登ったルートの面白さの順位付けをすると「やもめ」(ルート名が少し残念ですが、これは面白い、Move/Hold/Edging多彩で最後は行け行けレイバックで核心抜け、で癒しの傾斜、Standard10d、監督さんOSお見事でした)★★→大いなる山(確かにUpに良さそうです)★☆→宝捜し(出だしのスラブがちょっと微妙で面白い、ジムクライマー返し、やや危ない)★☆→右向け左★(ジムナステック、テンポ良く登れるルート、持久系)という感じでしょうか。

今回、自分はパスファインダーは触れずでしたが、次行ける時があれば調子を上げてトライしたいです。他エリアも楽しめそうですね。

また宜しくお願いします。

P.S 初日の最後に登ったルートはトポを見ると「白雪」じゃなさそうです、でもGradeは8でしょうかねぇ。不惑を越えて初めて作家に間違われるとは監督さん共々初日の幕営ポイント「ビエンナーレ」は微妙に自分達がStaffの一員と思われても仕方のない立ち位置で少しだけばつが悪かったような、、、まあ花火も見れちゃったしこれはこれで楽しめました。しかし温泉の熱いのには参りました、セイウチ宜しく入浴客が湯船に浸かってないのは、、、熱いから、、、まあでもほのぼのとした雰囲気、素敵です。しかし自分の体重の重さにはびっくりというかある意味ショック、普通より5kgも重いとは、、、最近微妙に体全体がヒロシ君化してきているのは気のせいではなかった、突出してある部分に変化があるわけではないのですが、全体的に脂肪が付いてる感じです。この状態で今回の成果が残せたのは、やはり例のサプリですね、これしか要因がないです。久しぶりの連ちゃんだったので、Aminoサプリを摂取しましたが、体の回復が予想以上に早かったです。山梨もシーズン真っ只中、監督さん「スパイラル」決めたいですね。自分は「次」ですが、この手の密着プレイルート、ではなく垂壁以下のバランス粘着ルートが好みなので今シーズンこれを何とか。鋭意ランとストレッチで体動かしてますが、調子がグンと上昇というわけにはいきません、が上向いてはいます。ペタコがやってくる、、、満腹中枢との闘い、、、
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Unknown (現場監督)
2013-10-27 23:41:28
有笠お疲れさんでした。
何だか行くまではジ・アーチの印象が強くて、ちょっと自分には敷居が高いかなぁと心配していたのですが、ガバ豊富、フリクション・バチ効きでルートによっては何とも親しみやすい岩場でした。
それにしても今回は岩そのものよりも連勝記録にプレッシャーを感じました。今度から先に土をつけた方が帰りのラーメンおごるとか?・・・そういうのはやめましょう。
聞くところでは今回行かなかった南国エリアにもかなりお買い得のグレード疑惑ルートがあるとか。また行きましょう!

借りたDVDでパス・ファイ研究しましたが、核心もユージ兄さんは何事もないようにこなしていて、なかなかニクイです。
あれを見ると誰でもできそうに見えてしまいますが・・・うーん。
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